(前記事:『珍名さん⑦ 』)

 

 

さっそくですが、続きです。


次はスポーツ系珍名さんを。


【セカンドオカヤマ・牡5・千同武治厩舎】

2番ばんばん... セカンドんどんど... 岡山やまやま重男げおげおげお... 。

読んでいるあなたも脳内ウグイス嬢!

なお、岡山重男騎手は当年度デビューで、引退直前は千同武治厩舎に所属していました。

この馬の元ネタは「競馬場の草野球チームで二塁手(セカンド)を務めていた岡山騎手」だった…と想像してみましたが、意外に当たってたりして!?



【オウエンオー・牡5・千同武治厩舎】

「レギュラーになるよりも、スタンドの応援王におれはなる!」

某海賊系人気漫画の主人公に比べると、ちょっと志が低いような…。


【ハッピーヒロー・牡4・末廣八十夫厩舎】

ランナーズハイ的な、「疲れている、だがそれがいい」という命名だったのでしょうか?

ちなみに、当年度10戦中6戦がシンガリかブービーでした。

どう考えてもただの疲労残りです。


【ニユーマツハ・牡4・末廣八十夫厩舎】

棒を1本足せば、F1の皇帝シューマッハです。

まさかあのミハエル・シューマッハが、レースじゃなく余暇のスキーで生死の境をさまようことになるなんて。

可能な限りに回復できますように。


【カイザー・牡5・那俄性裕厩舎】

皇帝つながりで。

ちなみに、ソゼはいませんでした。



スポーツと対極にあるのは、やっぱりタバコですかね?


【ミスラーク・牝6・寺田孝厩舎】
【ハイライトニセイ・牝6・東森實厩舎】

“SPEAK LARK”のCM、懐かしいですね~。

私自身はタバコを全く吸わないですが(笑



名前を自由に区切れる系。


【マルササヤマ・牝6・桧山辰夫厩舎】
【ノボルピロ・牡5・千同武治厩舎】

「マルサの女」もノボの冠名も懐かしいですね。



牝馬にそれはかわいそうだろ系。


【フジゴンゴ・牝6・高畦治夫厩舎】
【マヤアスカ・牝4・東森實厩舎】

前者は何でしょうね…まんが日本昔話に出てくる「やまんば」みたいなイメージです。

後者は普通に見えて、実は当初の登録名がキングトラでした。

デビュー前に改名になって良かったネ…(*^o^*)ホッ



健康系。


【ヨーグルオー・牡5・楠見政徳厩舎】

お腹に優しいです。


【ドンドン・牝6・上原齊厩舎】

お母さんの名前がミスヤクルト。

どんどん飲んで、腸内環境を整えよう!


【ホーラツク・牝5・寺田寛厩舎】

それでもお通じが良くないときは、ピンクの小粒のこれを…って、それは「ホ」じゃなくて「コ」。



歴史の教科書系。


【フエートン・牡5・寺田孝厩舎】

私の場合、脳内ではどうしても“増えー豚”に変換されてしまうんですが、どうやら歴史の授業にも出てきた「フェートン号事件」から採った説が有力みたい。

なお、これに反して、フォルクスワーゲンの高級セダン「フェートン」の元ネタはこの馬であるという説を、私は唱えます!( ・`д・´)キリッ



メディア系。


【イツチ・牝5・部谷久司厩舎】

Eテレの「ピタゴラスイッチ」という番組に出てくる百科おじさんというキャラの本名が“百科一之進”で、おいっ子に“イッチ”と呼ばれていたんだそうです。

って、何のこっちゃ。

 

そんなどうでもいい話よりも、冒頭に登場した岡山重男騎手のデビュー戦(8頭立て5着)の相棒を務めたということの方が、まだマシな情報という…。



よく分からない系。


【ケニーヤツタヒカリ・牡5・高本修一厩舎】
【ミスビーアールエス・牝3・高畦治夫厩舎】

キクマサ産駒の前者、血統表には名前の由来のヒントがありません。

後者は「ブラック★ロックシューター 」の元ネタ…なわけない。



誉められて伸びる系。


【ベリグー・牡6・鋤田久厩舎】

個人的にはこの名前、けっこう好きです。



いかにも「昭和の地方競馬」系。


【マダムシヨウリ・牝5・上原俊夫厩舎】

何と『草競馬流浪記 』にも登場しています。

その記述によると、追い込み馬だったようです。


【ゼロセン・牡5・鋤田久厩舎】

ホーカーハリケーンとかスピットファイヤとかの戦闘機からの名付けと変わりはないはずなんですが、零戦になるとなぜか昭和チックなイメージが強調されます。


【スーパーホース・牡4・上原齊厩舎】

ちょっと名前負けな感じはありますが、カトレアオー×センマンキという、オールドファン感涙の血統の持ち主でした。


【チヨウトツキユウ・牡4・鋤田久厩舎】

生涯で当年度に挙げた1勝のみでしたので、こちらも名前負けだったかな?

それでも馬券絡みはときどきあったようですし、急行ぐらいの実力はあったということで。



史上初?系。


【ヤマトオシボリ・牝6・東森實厩舎】

オシボリ馬名はちょっと聞いたことがないというか、もしかして史上初どころか空前絶後?^^

そんな彼女は、当年度14開催を皆勤賞で走り切ったエラい子なのでした。



このほかには、これまでの珍名さんで登場した下記の馬も当年度の出走馬でした。


フーユンノー・牡3・寺田忠厩舎】

イガイガ・牝4・部谷久司厩舎】

テツハルオー・牡7・安部岩市厩舎】





とまあ、こんなところで。

長々と書き連ねた、くだらないネタへのお付き合いをありがとうございました。

珍名馬も当たり前になった昨今ですが、こうして調べてみると昔から珍名さんは大勢いたんだと分かり、ちょっと感動しました…というのは大げさかな(笑



それでは、昭和51年度のメインレース成績の続きに戻りたいと思います♪

 

 

 

…が、ちょっと更新滞りそうな最近の雰囲気であります^^;