阪神タイガースがM1になり、ついに18年ぶりの優勝を決めそうであります。今年の阪神は本当に強い。

 

おめでとうございます。大変感慨深いです。

 

というのもわしは2003年と2005年の阪神優勝の際にはこの優勝相場に参加していました。まさに天国と地獄の対照的な結果になったので紹介したいです。

 

2003年は1985年以来18年ぶりということでそれはそれはえらい騒ぎでした、戎橋から道頓堀川に飛び込んだ人の数は5600人に及び経済効果は1300億円というまさに狂乱という言葉がふさわしいほどの勢いでした。

 

わしはアノマリー通り逆張りで優勝ムードでみるみる上昇した阪神百貨店の株式を優勝数日前から空売りしていきました。当時1300円ほどに伸び切った株価は優勝翌日から下げ始め2週間ほどで800円を割り込み大勝利を収めることが出来ました。

 

そして2005年再び阪神が優勝しそうになる時が来ました、既に阪神百貨店は阪神電鉄にTOBされ非上場となってましたから空売り標的としては阪神電鉄ということになります。阪神電鉄株は優勝に向けて順調に株価を上げていました、500円台後半から売り進んだわしは優勝を決めた次の日から当然下落するものだと思っていました。

 

 

しかし寝耳に水のとんでもないことが起こります。

 

 

優勝する2日前の9月27日になんと村上ファンドが阪神株式の46.82%を買い占めさらに経営陣に対して1000円でTOBするというニュースが駆け巡りました。

 

わしはすでに40000株ほどを空売り済みで次の日から成り行きで買い戻しにかかります、ストップ高買い気配で値段は付きません、一株も買い戻せないまま今度は10倍措置で80円もの逆日歩を払わされる羽目になりました。

 

結局寄り付いたのは3営業日目の1053円かなんかで売った値段の倍価格で買い戻すことになり損失2400万円の大敗北に終わりました。

 

この村上ファンド当時400円台と700円台の転換社債が上場していたのですがそれらをすべて買い占め株に転換して大量保有を一気に発表したのです。今度は優勝アノマリーで売り込んだ個人投資家の空売りを梃に株価を放り上げ実際に株価を吊り上げることに成功したのです、わしは敗北したもののなかなかしたたかな戦略だなあ、と感心したものでした。

 

こういった苦い記憶がふつふつと甦ってきたのが今回18年ぶりに優勝を迎えるという阪神タイガースです。阪神が優勝すると景気が高揚すると言われ1985年にはその後バブル景気2005年から後は不動産価格が上昇するプチバブルが起きました。今回も2027年ころにバブルが来るのかもしれません。阪神優勝は日本景気に好影響を与えるのは間違いないようです。

 

ということで今回も性懲りもなく18年ぶりに優勝関連株である上新電機と阪急阪神HDを空売りしました、やっぱりお祭りだもんね、踊らなやそんそんでしょ。

 

 

ちなみにわしは巨人ファンですねん。