ミ・アモーレ(その3・完) | 《豆と鳩》-珈琲と鳩時計の店 ロンドベル Blog-

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23年前の事件。

そして4年後にあっけなく再会した…

 

「カルキくさい」コーヒー豆。

 

→→(ミ・アモーレその1)こちら

→→(ミ・アモーレその2)こちら

 

やっぱりアレはコーヒー豆に問題があった、

そしておそらく

23年前の「某大手コーヒー会社」でも

原因はすぐに分かっていたはず…

 

 

《リオ臭 / Rio Fravor 

 

塩素やヨウ素のような

薬品臭の出るダメージコーヒー。

リオデジャネイロ周辺で収穫された豆から

よく出ることからそう呼ばれています。

 

原因については

(まだはっきりと解明はされていませんが)

ブラジル特有の土壌菌の影響??

高温多湿の条件下で

コーヒーチェリーの発酵が長く続いた時に

種子に異種が浸透する??

のではないかと言われています。

 

このリオ臭が厄介なのは

「見た目からは全く判別できない」

ということ。

 

虫食いや発酵、カビ等のいわゆる欠点豆

(当店でデラマズーイブレンドと呼ぶ豆)

は見た目で判別できるため

ハンドピックで対処が十分に可能です。

(目視・手作業で1粒1粒取り除くのは

 非常に面倒ではありますが…

 ホントウに面倒ですが…!)

 

しかしリオは

見た目からは全く分からないので

ハンドピックで取り除くのは不可能。

焙煎・抽出してみないと分からないのです。

 

見た目では全く分からないのに

淹れると凄まじい匂いが…。まさに

リオの豆はカーニバル!

 

焼いて、

焼かれるからカーニバル!

 

 

23年前の事件も

某大手に落ち度があった訳ではなく

どちらかと言うと

「運が悪かった」と言うべきもの。

 

ただ…こちらが「原因を教えてくれ」

としつこく聞いていたのだから、

せめて、そこはちゃんと

答えてくれてもよかったのでは?

とは思いますけどね。

 

アモーレー!アモーレー!