ギャップ ~ Shendi in Sudan ~ | 男38歳旅に出る ~世界一周無計画の旅~

男38歳旅に出る ~世界一周無計画の旅~

若い頃、海外に全く興味が無く、初海外が35歳。
バックパッカーという言葉を知ったのもその頃。
遅いデビューですが15年務めた会社を辞め世界へ旅立ちます。
2011年11月1日に新鍳真フェリーで上海へ向けて出発。
現在、既に41歳を過ぎ中央アジアへ!

サラマライクム

どーも!!
isoです。



いよいよ、大好きな街カリーマを去る時が来てしまった。

結局、気付いたらこのローカルな街に5日間も滞在してたよ!



最後の夜は、いつもと同じく友達の家の前に集まり

星空の下で、お喋りしながらお茶をして夕食をご馳走になる。

この日も10人以上集まった。



そして、僕の大好きなサラダ(スーダンでもサラダと言う)と

いつもより2品も多く出してくれた。

このサラダが格別に美味い。

トマトにきゅうり、人参などの野菜を細かく刻み、絶妙な

ドレッシングで和えてある。



子供達には、千代紙をプレゼントし、鶴と、忍者あいこりんに

教わった手裏剣を作ってあげた。

子供達と一緒に鶴を折ったんだけど、皆性格がバラバラで面白い。

一人は一生懸命真似て自分で作ろうとする。

一人は自分でやろうとするも、ひと折りひと折り直ぐに諦めてやってと言う。

一人は見ている方が楽しいのか、ただ眺めてるだけ。

まぁ、でもみんな喜んでくれたので、良しとしよう!

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翌日の朝もカボシュは、友達にバスの手配をお願いしてくれたり、

出掛ける前にメシを御馳走してくれたり、バスに乗り込むまで、

面倒をみてくれた。



最後の最後までカボシュにお世話になりっぱなしで、

僕からは何もしてあげられる事が無いのが、ホント情けない。

せめてもと思い、ベトナムのサパでモン族から購入したシルバーの

バングルを友情の証にプレゼントした。



大概、今まで自分の為に買ったお土産は、このような形で人にあげて

しまうから、自分の元には残らない。

でも、それでいいと思っている。

それ以上に、彼等が僕に与えてくれたものは、形のない大きなもの。

まさにプライスレス!!



カボシュ!

ホントにありがとう!!

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この様な出逢いは、一人旅じゃないと絶対に巡り逢えない。

やっぱり、僕は一人で自由きままに旅するのが好きなようだ。

こんな事を言うと、またかずやに申し訳ないな!

分かってるとは思うけど、コレはコレ!ソレはソレ!

って事でね!



カリーマの街に後ろ髪を引かれながら、次の街を目指す。

約3時間半かけてアトバラという街へ行き、バスを乗り換え

2時間半かけてシャンディへ。

こんな道が暫く続く。

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途中、休憩で立ち寄ったお茶屋さん。

この小屋の周りは何処までも砂漠が続く。

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到着したのは18時30分頃で空はまだ明るい。

バスターミナルで待ち受けていたのは、沢山のタクシーとトゥクトゥク。

久々に客取り合戦が始まった。

僕は、この街についても全く知識を持っていない。



取り敢えず、安宿があるかを尋ねるも、英語を喋れる人間がいない。

何とか伝えるも100ポンドとか50ポンドとか言ってくる。

こいつらは、信用出来ないな!



取り敢えず、10ポンドの宿があると言ってきた人にトゥクトゥクで

宿まで連れて行って貰う。

到着すると、宿の人間も英語が喋れる奴が誰もいない。

取り敢えず、宿の入口で待てと言う。

暫く待っても動きがない。

どーしたらイイんだ!!



30分以上待たされると、3人位集まって来てポリスへ行けと言ってきた。

パーミットが必要だという。

確かに以前ちょっとだけ調べた情報によると、街ごとにパーミットが

必要らしい。

カリーマは関係なかったけどね。



荷物を抱えたまま、またトゥクトゥクへ乗り込む。

ポリスオフィスに到着すると、一人のポリスがガサツにサブバックを

あさり始めた。

更に暫く待たされると、上司の様な人がやってきてパスポートを

見るとOKという様な事を言う。



結局、何もせず、そのままホテルに戻る。

トゥクトゥクのドライバーとまた金でモメたけど、周りに

集まって来た連中もドライバーの見方をし、押し切られてしまう。

まぁ、たかが10ポンドではあるけど。

実際は、5ポンドらしい。



まだ、部屋には入れて貰えず、イライラしてるとオーナーらしき人が

帰って来た。

彼は英語が出来て、なかなか話が分かりそうだ。

すると、やはりパーミットが必要で、もう一回車で連れていってくれるという。



さっき、行ったのは何だったんだ!!

結局、トゥクトゥク代を取られただけじゃないか!!



オーナーに経緯を話しすると、彼等はアラビックしか喋れないんだ!

と言って謝られた。



パスポートコピーとビザコピーを提出し、紙片に落書きしただけの

パーミットをホテルオーナーが受け取り、無事に終了。

金が掛かると思ってたけど、支払わずに済んだ。



部屋は屋外に簡易ベッドが並べてあるだけの場所が10ポンド。

鍵付きの部屋が値切って35ポンド。

僕は、ここの人間が信用ならないので、鍵付きの部屋にした。



すると、夜遅くになって泊まりに来た30歳位のスーダン人の

青年が英語が話せるので、彼といろいろと話す事に。



彼は、スーダンの南の都市に住んでいて、スーダンの小さな街

5ヶ所位を旅行するという。

なかなか聡明そうな青年で、大学や教育、言葉(英語やアラビック)

の重要性、スーダンや日本のこと、仕事のことなど、結局、夜中まで

2時間くらい話し込んでしまった。

なかなか興味深く楽しかった。



シャンディに到着してから、やっぱりスーダンも場所によって人も

全く違うのかなぁと、ギャップを感じてたけど、彼のお陰で

その差を埋める事が出来た。



そんな、ちょっと救われた出来事だったのでした。



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