スーダン人としてのプライド ~ Kareemah in Sudan ~ | 男38歳旅に出る ~世界一周無計画の旅~

男38歳旅に出る ~世界一周無計画の旅~

若い頃、海外に全く興味が無く、初海外が35歳。
バックパッカーという言葉を知ったのもその頃。
遅いデビューですが15年務めた会社を辞め世界へ旅立ちます。
2011年11月1日に新鍳真フェリーで上海へ向けて出発。
現在、既に41歳を過ぎ中央アジアへ!

サラマライクム

どーも!!
isoです。



もし、今度スーダンを旅してきた旅人が

『スーダンって見所無いですよね!』

なんて事を言ってきたら、是非とも言い返してやりたいね!

『スーダンは見所がないって!?

 君はいったいスーダンで何を見てきたんだ!!』

と。。。



直ぐに首都カルトゥームへ行ってしまうのは、ホント勿体無い。

かずやには、悪いんだけどね!



ここカリーマで宿泊した宿は、現地労働者ばかりが泊まってる

様な平屋の汚いローカルホテル。

ドミトリーというか、簡易ベッドが屋外と屋内に乱雑に並べて

あるだけのホテルです。

一応、鍵付きの3ベットルームもあるけど、そこに宿泊してる

者は誰もいない。

$男38歳旅に出る ~地球放浪記 世界一周無計画の旅~

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シャワーはまだマシだけど、夜になるとトイレにはゴキブリいっぱいだし、

部屋も外と筒抜けで、蚊がいっぱい。

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ドミトリーが1泊7ポンド(約110円)で、3ベッドルームが

1泊35ポンド(約550円)。



一応、荷物もあるし、3ベットルームに泊まろうか悩んでいると

ホテルのスタッフにドミトリーを勧められる。



『でも、荷物がねぇ~』



なんて話していると、更にスタッフが、こう返した。



『この街には、そんな事する人間は誰もいないよ!

 心配するな!!』



と。。。



彼は、自信ありげに言い切った。



取り敢えず、現地労働者とも交流をはかるため、ドミトリーに宿泊。

一応、ロープ状の鍵でパイプベッドに荷物を縛り付け、最低限の

防衛策はしておく。



夜寝る時の蚊の対策としては、以前、タイで購入した蚊避けの

クリームを手と足と顔に塗り、長ズボンにパーカーで靴下も履き、

パーカーのフードを被ってフードの紐を縛り、肌の露出部分を

最低限にする。



寝る時も、蚊がウジャウジャいるにも拘らず、案外これで

しのぐことが出来た。



現地労働者もみんな気さくで、笑顔で挨拶してくる。

金持ちの日本人の道楽者が来たっていう偏見の目で見る訳でもなく、

どちらかというと歓迎ムード!!



きっと、この街に観光客が来たとしても、絶対にこんな宿には

普通泊まらないと思う。

他にも、幾つかホテルはあるようだし。

でも、逆にそれが良かったのかも知れない。

スタッフもウェルカムムードだし。。。



まだ、首都のカルトゥームにも行ってないし、

他のアフリカ諸国にも行ってないから分からないけど、

僕は、スーダンはアフリカで一番安全な国の様に思う。

というより、全世界でも希な安全な国のひとつなんじゃないかなと。。。

調べてみると、確かにチャドの国境付近や、2011年に独立した

南スーダン国境付近では非アラブ系との紛争があるみたいだけど。。。



カリーマで仲良くなったカボシュが言ってた。

『スーダン人は皆エジプシャンが嫌いなんだよ!

 彼等は、金に汚いし卑怯だし危険だし悪い奴らが多い。

 エチオピアは、人がイイけどね!』

なるほど・・・よーく分かる!!



彼については、後に詳しく紹介するとして、確かに

今、カイロは治安最悪で危険だし、アスワンにいた時も、

かずやがフレンドリーに話しかけられたエジプシャンに

バッグのチャックを開けられた事があった。

まぁ、そんな奴ばかりでは無いとは思うけど、

多い事には間違いない。



スーダンとエジプトは、その昔ひとつの国だったという。

そして、ファラオは元々スーダン側の人間だったらしい。

スフィンクスの鼻が削られた理由は、いろいろと説があるようだが、

彼曰く、鼻が高いスーダン人を羨んだ鼻の低いエジプシャンの仕業だと言う。



カボシュをはじめ、沢山のスーダン人に会って話したけど、

何かエジプシャンの様にはなりたく無いというか

きっと純粋なイスラム教徒が多いんだと思う。

戒律はアラブ半島付近の国々に比べると決して厳しい訳では

ないけど、普通にお酒は飲まないしね!



スーダンの観光客があまり立ち寄らない様なローカルの街で、

街の人達がみんな親切にしてくれ、こんな旅人でも歓迎してくれる。

これって、彼等としては当たり前の振る舞いだったりするんだろうけど、

内に秘めたプライドというかスーダン人としての誇りが

そのようにさせてるのかなぁ~と思ってしまったのは、

ワタクシだけでしょうか!?



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