どーも！！
isoです。
コロンボからバスで北へ約１１時間、ジャフナの街へと
やって来ました。
ここは、スリランカ最北部ペニンシュラ半島にある最大の街です。
僕がなぜここを訪れたかったかを話す前に、この地域の歴史を
伝えなければなりません。
スリランカの民族構成は、仏教徒の多いシンハラ人が約７割、
ヒンドゥー教が絶対多数を占めるタミル人が約２割となっています。
そして、そのタミル人の多くが北部や東部に住んでいます。
紀元前の昔から南インドからタミル人がペニンシュラへ渡って来て
前住者のシンハラ人と戦いを繰り返してきたそうです。
また、スリランカが独立した１９４８年以降、政治はシンハラ人政党に
よって行われた事により、タミル人からの抵抗運動（タミル国家分立運動）
を受け、時にはテロにまで発展したそうです。
更には、１９７８年の大学改革により、それまでセイロン大学１校
だけだったのが、ペーラーデニヤ、コロンボ、ジャフナの３校に
分けられ、入学定員割り当てなどをめぐり紛争が起こり、テロや
ゲリラ組織化も進んで、２００９年５月の紛争終結まで民族問題を
抱える事となりました。
それ以前は、ジャフナはコロンボに次ぐ第二の都市だったそうです。
僕が持ってるガイドブックは昨年度版ですが、２０１１年５月時点で
外務省の危険情報が発出されています。
紛争は終結したけど、まだまだ緊張状態が続いているとのこと。
北部への立ち入りはパーミッションが必要だったり、ジャフナ・フォート
と呼ばれる砦も軍に管理され立ち入り禁止だったりと。。。
しかし、現地の人からの情報によると今は全く問題ないとの
話を聞き、実際に現地で何が起こったのかを自分の目で確かめる
と共に、このような現実がつい最近まであった事を伝えたいと
思った次第です。
今回は、２回に分けて書きたいと思います。
第１回目は軽く街の御紹介。
街の中心地には、２本のメインの通りがあって様々なお店が並び
賑わっています。
街を散策していると、１枚の紙を握りしめて人が集まっている。
実はこれ、トゥクトゥクとバイクの教習所なんです。
詳細は分からないけど、きっと安い金額で簡単に取得出来る
んでしょう！？
意外だったのが、あちこちに教会が見られる。
街の大きくて立派な図書館。
小説や図鑑、専門書、地図、過去の新聞など、かなり充実している。
ここも以前、テロの標的となったらしく、沢山の寄付により
再建されたそうです。
街の中心地から少し外れると、ここは海になるのかな！？
街の詳細の地図を持ってないから分からないけど、この海の
中を一本の道が続いている。
実は、コロンボからジャフナに来る道中でも、海とは言わないけど
湿地の様な、池の様な場所が沢山あり、しかも水面が道路面から
僅かな所が至る所にありました。
最初は、集中豪雨によって辺り一面水没したのかなぁ～と
思っていたんだけど、真相は定かではありません。
次回は、過去の傷跡と現在について報告したいと思います。
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