ニワカ山ガール (中年)

やりたいことは全部やる。無茶でもなんでも全部やる。以前のわたしは、つまらないことでウジウジしてて、仕事とかで失敗すると薄暗い部屋に閉じこもって体育座りして「もうヤダ・・・死にたい・・・」とかやってた、ザ・ネガティブ人間だったわけですが、夏のアウトドアを覚えて、外に出て運動するようになってからは、「よ～し！いっちょ死んでやるか！」くらいのポジティブさが身に付きました。前向きDeath！ロミ子Death！筋肉痛Ｄｅ死にそうDeath！

読者の皆様においては忘却の彼方でありましょうが、ロミ子は先月くらいに防災グッズという名の登山グッズを購入しました。

食べ物ばっかし・・・

そして先日、ついにトレッキングシューズも購入し・・・

行ってきました！

まぁ、ここんとこずーっと続いているレジャーのエントリーですね。どーもね、夏に天気がいいと家にじっとしていられません。ハンドメイダーは引きこもり勝ちの運動不足なので、夏くらい外にでよう(と、また自分を正当化)。

登山は以前に田上山にトパーズ探しに行ったとき以来。海派か山派かと問われれば、０．６ミリ秒で海派！と答えるくらい海が好きですが、やっぱり夏限定になってしまうので、その他の季節の運動不足を解消すべく、ニワカですが山派になってみよう、とか思い立ちました。あと、この歳になると、食事制限だけでは体形維持できないしね・・・。お山で痩せる、ダイエット。

そんなもんでエクササイズも兼て、リュックにカメラと三脚とお弁当とタオルと水つめて行ってきました吉祥山！

いえーい！ニワカ山ガール(中年)

ガイドブックによると『季節を選ばずファミリーで登れる山』と、ある。登山の入門編も入門編。ドラクエで言えばスライムみたいな相手である。普段からあちこちいってるロミ様だったらラクショーじゃん！とか思った。体力にはわりかし自信あるし？

が。

しょっぱなからキツイ！！！

海の浮力に頼ってレジャーしてたのに、重力(あと体重)がモロにオノレの肉体にのしかかる登山は思ったよりもずーーーっと難易度が高かった。５００メートル地点でほぼ死亡。わたしより全然年上のおじさまやおばさま達がスタスタと昇っていく中、みっともないことに全行程の１/４のポイントで３０分程休憩である・・・。情けない・・・。山を舐めてた・・・。

登山道にある鉄塔に『よいこはのぼらない』とか書いてあって、え？山に登っちゃダメなの？と混乱する。鉄塔に登っちゃダメなのね・・・。

素で３分くらい悩んだ

助かったのは、ずーーーっと山林を歩くので、日光が当たらず、比較的涼しいってこと。１００メートル歩いたら、立ち止まると、風がそよそよと吹いて汗が引いていく。

１７５０メートル地点。もう足がプルプルしてる。

それでも頑張って登っていくと・・・。

ふぉぉぉぉぉぉーーーーーー！！！

正直、登山なんか『なんで苦しいのにわざわざ山に登るの？』とか思ってちょいちょいバカにしてたんですが、これか。苦しんで苦しんで登って頂上の展望を目にすると、苦しさの全てが吹っ飛ぶこの達成感。苦痛の中に開ける展望。クセになる気持ちがちょいと分かった。

日陰のベンチに腰掛けて、お弁当を食べる。そこら中に虫がいるけど別に気にならない。