石の磨き方を教えろという問い合わせが多いのでこれで最後だぞ! | 天然石ジュエリーのCanecryのブログ

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ハンドメイド天然石ジュエリーの作家、ロミのブログです


やいやいやいやい!

ハンドメイダーの為のハンドメイド・ブログを志して早300年、いろいろとレシピをコーカイし、数々の読者やお客諸君から「作ってみました~」、とか「このレシピを教室でレクチャーしてもいいですか」、とかお便りを頂く。ロミ山ロミ太郎先生のレシピは著作権フリーっていうか著作権放棄だから売ろうが教えようが、好きにしていただいて構わないが、こと石コロに関してのお便りは質問と文句だけとはどーゆーこったい!

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「一時間も翡翠を磨いたのにピカピカになりません!」とか言われたって知らん!

まず、まずな、教えてやろう。一時間でペカペカにならなければ、二時間磨け。二時間でダメなら三時間やれ。それでもダメなら四時間だ。失敗したら最初からヤレ。失敗したブツを惜しまずに捨てノウハウを残すことによって、さらなる高みへ天国へと旅立つのだアーメン。モノは残らなくても創意は残るのだ。人のせいにすんな。工夫がたりないんじゃい。クフーが。

そもそも、わたしは誰からも教わったわけではない。いろんな方からのアドバイス(心の師匠よありがとう)と、自分なりの工夫でやっており、それをもののついでに公開しているだけである。お金ももらってはない・・・や、、、もらってな・・・くわない。もらってたオカネ。アフィリエイトでオカネもらってたわ。ごめんアリガトウ。

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まー、そんなわけで、石コロの研磨について最後にレクチャーしようと思う。次は無いぞ。つぎはー。

まぁ、ロミ子ちゃんステキ☆まるで天使!と思うだろう。今日からわたしのことはエンジェル・ロミ子と呼ぶが良い。キラッキラキラ

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そんでは、始めます。

こちらはコスモクロア輝石(マウシッシ)の原石とチューブワックス。
マウシッシ

なんだか知らないがロミ子んとこではコスモクロア輝石(マウシッシ)が人気らしく、なにかとお問い合わせを頂くのだが、御多分に漏れず、先日マウシッシのリング的なアレをご購入いただいただいた、まじょからオーダーを頂いた。
オーダー1
ん?

オーダー2
あ゛?

オーダー3
ペア・・・だと・・・?

まぁ、以前にマウシッシのリングをご購入頂いているので、彼氏用に18号のマウシッシをウッシッシしてほしい、と、そういうことらしい。グギギギ...リア充めが・・・んでも、だいたいペリドットってどんなのか知らんし、ペリドットだか、トッド・ラングレンだか、黒船ペリーだか、よく知らんアレをアレするよりはアレなので、マウシッシの18号を作ることにする。

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まづは、コスモクロア輝石(マウシッシ)を加工しよう。本エントリのテーマでもある。石の加工に迷っている子羊達はよーく読むが良い。

コスモクロア輝石(マウシッシ)は、ヒスイのナンカがナンカに置き換わった、翡翠の類似石である。そこらへんは説明したくない。Googleで調べれば誰でも解ることであるので、各自検索してみよう。アルミだかクロムだかなんだかの成分がヒスイとチガウだけの『輝石』という分類の石コロである。
コスモクロア

ちなみに『原石』なんてモンは、パッと見、駐車場に落ちている石コロと区別なんかつかない。人の手によって加工されてこそ、その姿が宝石になったり、天然石パワーストーンと呼ばれるナンカになるだけだ。パワーなんかないけどな!石コロに!

まー、そこらへんに落ちている石コロの研磨後の姿を想像したかったら、水に濡らしてみると良い。原石加工後は、だいたいそう謂った輝きになる。それは道端に落ちている石でもお店で売っている原石でも同じだ。

***

ますは、コスモクロア輝石(マウシッシ)を任意の大きさに切り出す。カッティング・ディスクの『刃』の部分で必要な分だけを切る。料理に使うキャベツと同じだ。今、食べる分だけ、必要な分だけ切る。
切り出し

お次はカッティング・ディスクの側面で好きな形に削り出す。写真は違う石だが、ディスクの平らな部分を使い、ラウンド・カボション等の形に大まかに形作ろう。
面出し
写真の石は翡翠。ごめん

ざっと、形状を整える。ここまでは時間がかからない。そんでもって、石がうまく磨けない、って方々はここからの作業に問題があるのだ。
カット

ここから、石を水研ぎしていくわけだが、最終的にルースが綺麗にならないって奴らは、わたしから言わせれば、石を磨く時間が足りない

わたしは最低でも2時間磨く。それで問題があれば、最初からやり直すのだ。

まずは、水ヤスリ240番。20分研磨。
240

若い番手は、艶を出す工程ではなく、全体の形を整える工程である。1000番までそういう意識で石コロの最終的な形状をイメージして、磨く。

以下の写真はライトアップしていない、蛍光灯の明かりの下で撮影している、そのまんまの研磨状況である。

400番を20分。
400

500番を20分。
500

600番を20分。
600

800番を20分。
800

1000番を20分。
1000

1200番を20分。
1200

1500番を20分。
1500

2000番を20分。
2000

2500番を20分。
2500

240番から2500番までのビフォーアフターはこうなる。
びふぉーあふたー

3000番で研いだのち、酸化セリウムの粉を水に溶き、指で研磨して仕上げる。
仕上げ

全部自分の指でやる。
完成はこんな感じ
キラッキラキラ

***

リングにするためWAXで原型を作成。
WAXリング1

石コロのサイズに合わせてキッチリとロウみたいなアレを掘り、カタチを合わせる。
WAXリング2

アレコレやって、サギョー終了。ピシッとしたね。
WAXリング3

***

さて、最初の石コロの姿を思い出してみよう。

石とリングの原型は最初はこんな姿。
最初の











これが完成形。
完成

んでもってキャストして石留め。
マウシッシ


こうやってエンジェル・ロミ子(←しつこい)のトコの商品は作られてるわけだね。

道に落ちている石コロでもなんでも作ろうと思えばジュエリー的なナンカにはなるのだよ。クフーしなさい皆のしゅう。自分で考えてオリジナルの方法を見つければ、自分のアレもオリジナルになるのだよ。

これにて、ロミ子の石コロ・レクチャーいじょう!

明日からのブログは好きな漫画とかアニメのハナシとかになるよぉ~~~。ゲラゲラホー♪ゲーラゲラホー♪


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