ストラップ根付「家路」の件4。

鹿正洞で進行中の、
ストラップ根付「家路」の件。
前回からの続き。



「象嵌」。

これから水中の諸々を
拵えて行く訳なのだけれども。

「金魚」を象嵌する前に、
まずその上の「空気」を表現してしまう。

この「空気」ってのは、
題材のリアリティに貢献するだけではない。
これが無ければ「金魚」は息が詰まってしまう。
呪具として、息の長いサポートを致さねば。




本体両パーツ内側面に、
「おむすび型の抉り」を入れる。



書きゃ簡単だけれども。
こういうネガ面を研磨するのは
物凄く難度の高い作業。

一旦封入してしまえば追加工は無理なので、
半端に妥協することも出来ない。

結局この工程だけで丸一日使ってしまった。



次は「金魚」部分を。

続く。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


根付【ネツケ】や帯留【オビドメ】、簪【カンザシ】なんかに
御興味をお持ちの皆様。

グルっぽ「和装細工品 ～根付/帯留/簪～」にどうぞ御参加を♪


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



根付・帯留・ペンダントヘッド等の御用命は鹿正洞まで。
御希望の予算と仕様に合わせてのお見繕いもOK。
詳しくはメールかメッセージにてお問い合わせを。