根付「茄子地雌雄秋虫鳴遊圖」の件5。 | 根付・帯留 鹿角細工工房「鹿正洞」ブログ

根付「茄子地雌雄秋虫鳴遊圖」の件5。

鹿正洞にて製作し、
「第28回 国民文化祭」内「ハンドクラフト展」
(11月5日~10日、中央市立玉穂総合会館で公開展示)
にて「国民文化祭実行委員会会長賞」を受賞した
根付「茄子地雌雄秋虫鳴遊圖」の件。
前回からの続き。



「染め付け」。


二日掛けて、慎重に染める。

根付・帯留  鹿角細工工房「鹿正洞」ブログ-染め付け1

細部の表現と、全体のバランス。
効かせ処と、抜き処。
自問自答が続く。
延々続く。

それでも或る時、観念。
いぼた蝋で磨く。












さて。

この細工は、単体では自立しない。
コンペでの審査や展示のことを考えると、
何かしらの「台座」が必要になる。

で、こんなの拵えた。

根付・帯留  鹿角細工工房「鹿正洞」ブログ-台座1

ウォルナット系のオイルステンで仕上げ。














んー.......。

思う処有り。
念の為に「横置きバージョンの台座」も作る。

根付・帯留  鹿角細工工房「鹿正洞」ブログ-台座2

こっちの方が、「転倒」とか「ひっ傾しがる」とかの
リスクは少ない。

今度はオーク系のオイスルテン。




次は「組み立て」から先。

続く。



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