根付「野晒し・髑髏に蛙」の件7。 | 根付・帯留 鹿角細工工房「鹿正洞」ブログ

根付「野晒し・髑髏に蛙」の件7。

鹿正洞で進行中の、
根付「野晒し・髑髏に蛙」の件。
前回からの続き。


「目玉作り」。

「蛙」に入れる目玉を用意。




「本彫り」の段階で、
本体に「座グリ」は入れてある。

根付・帯留  鹿角細工工房「鹿正洞」ブログ-目玉1

ここに目玉が入る寸法。













先ずは白目部分から。
バタースコッチ色の牛角で、
楊枝を拵える。

根付・帯留  鹿角細工工房「鹿正洞」ブログ-目玉2

径は「座グリ」に合わせて。














楊枝両端に楕円の孔を穿ち。

根付・帯留  鹿角細工工房「鹿正洞」ブログ-目玉3
根付・帯留  鹿角細工工房「鹿正洞」ブログ-目玉4

水牛角の細楊枝を突っ込んで、接着。
この水牛角が黒目になる。
















余分な水牛角をカット。

根付・帯留  鹿角細工工房「鹿正洞」ブログ-目玉5

楊枝両端にRを掛けて、研磨。
ん、瞳クッキリ。

今回は目玉の露出面が多いので、
若干先端を「コケシ状」に成形してみた。















楊枝両端をカットして、目玉完成。

根付・帯留  鹿角細工工房「鹿正洞」ブログ-目玉6

蛙特有の、ちょっと眠たげな目。
大きさは胡麻粒の半分くらい。












仮組みしてみる。

根付・帯留  鹿角細工工房「鹿正洞」ブログ-目玉7

お、可愛い。
細工が途端に生気を帯びる。

そう。
雨蛙の瞳孔は、横長楕円。
縦スリットの猫や蛇とは違う。



次は「面張り」。

続く。


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