シャトー・ロシェ・ベルヴュー・フィジャック詳解 | ろくでなしチャンのブログ

シャトー・ロシェ・ベルヴュー・フィジャック詳解

ぶどう シャトー・ロシェ・ベルヴュー・フィジャック

      Chateau Rocher Bellevue Figeac

                                         格付外

                                         AOC  Saint Emilion Grand Cru

                                         Commune Saint Emilion  
                  ダウン

ぶどう シャトー・クロワ・フィジャック 名称変更(2006年ヴィンテージから)     
      Chateau Croix Figeac

               ダウン  

ぶどう シャトー・ピエール・プルミエ 名称変更(2013年ヴィンテージから)     
      Chateau Pierre 1er

 

セカンド       パヴィヨン・ド・ラ・クロワ・フィジャック

              Pavillon de la Croix Figeac  
               年間生産量 6,000本


畑 面 積       7.0ha
年間生産量      3.1万本

オーナー       ピエール&シャルロット・デュトリュイユ

              Pierre&Charlotte Dutruilh

作付割合       メルロー75% カベフラ25%

平均樹齢       34年

植栽密度        6,000本/ha

収   量        42hl/ha

発酵・マセレーション  21日から30日間

新 樽 率      70%~100%、 

樽 熟 成     15ケ月~20ケ月、澱にふれたまま

コラージュ       しない。

濾   過       しない。

 

飲み頃の続く期間/ 収穫後3年から10年

  
      

    

ピコピコハンマー  評 価 ボルドー第4版より 重要なヴィンテージ 補記

 

○ 1998年 PP88

 消費者に優しい作品で、コストパフォーマンスは魅力的だ。暗いプラム色をしており、カシス、キルシュ、甘草、燻煙、スパイス箱、なめし革を思わせるアロマがある。ミディアムからフルボディで、秀逸な豊潤さや、しなやかなタンニン、ビロードのようなフィニッシュを持つ。向こう8年で飲むこと。このヴィンテージの掘り出し物である。最終試飲2002年3月 予想される飲み頃 2010年まで ダウン


○ 1999年 PP87

 暗いプラム/ルビー色をしており、ミディアムボディで、たっぷりのジューシーな凝縮感のある果実味が感じられる、主流派で、理解しやすく、おいしい。最初の10年で飲むこと。最終試飲2002年3月 予想される飲み頃 2009年まで ダウン

 

○ 2000年 PP88

 非常に出来の良いワインだ。濃いルビー/紫色をしており、厚みのある、とても葡萄の完熟感のある黒系果実と混ざり合った森の下生え、甘草、いくらかのスモーキーな、香ばしいオークを思わせる。ミディアムからフルボディで、溢れんばかりだが甘いタンニンがある。1998年、2001年と並んで、長年のうちにこの場所の良いシャトーから姿を現した最も印象的なワインの1つだ。最終試飲2001年3月

 予想される飲み頃 2015年まで ダウン

 

○ 2001年 PP90

 私がこれまでに試飲したこのシャトーの最上のワインだ。このヴィンテージの掘り出し物でもある。光を通さない紫色と、溢れんばかりの量のブラックカラントの果実と織り混ぜられたミネラルや香ばしいオークを誇っている。くらくらしそうなほどの、早熟なスタイルで造られており、豪奢な性格、大量の果実味、肉付きの良い、リッチなフィニッシュが感じられる。10年から12年は美味しく飲めるはずである。

 予想される飲み頃 2014年まで ダウン

 

○ 2002年 PP87~88

 がっしりとしたつくりの、ふっくらした、暗いプラム/紫色をしたサン・テミリオン。この2002年は、乾燥ハーブの特徴と競い合う甘いブラックチェリーやカラントの果実を思わせる。ミディアムボディの、十分な素質のある、スパイシーなスタイルをしている。フィニッシュはほどほどにタニック。 予想される飲み頃 2015年まで ダウン

 

○ 2005年 PP89

○ 2008年 PP89~91

 

○ 2009年 PP89  Wine Advocate February 2012

 ‎ヴィンテージのもう一つの記念碑的ワイン、このワインは、黒い果物、いくつかの鉛鉛筆削り、香と果物のうどいを示す魅力的な、脂肪、肉質のスタイルで梅のソースと混ぜた活気に満ちた黒いチェリーリキュールノートを持っています。‎

 予想される飲み頃 2022年まで ダウン

 

○ 2011年 PP92 Wine Advocate April 2014

 ‎デコスター家が最近買収した約19エーカーから、2011年のクロワ・カーディナーレは美しいです。濃厚なルビーパープル色、28hl/haの低収量、ワインはメルロ-70%、カベルネフラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%がブレンドされ、15%近くのアルコールを達成しました。豪華でフルボディの口当たりと、ブラックカラントとブラックチェリーフルーツの負荷でしなやかで絹のような質感。‎
 予想される飲み頃 現在から2026年 sei 

 

○ 2012年 PP88 eRobert Parker com April 2015

 ‎柔らかく、ジューシーなブルーベリーとラズベリーフルーツ、チェリー、スパイス、地球のヒントはすべて、このミディアムボディ、しなやかな質感、肉質のワインスタイルに存在しますが、ひどく複雑ではありませんが、ミディアムボディ、ラウンド、多肉スタイルで快楽主義的な喜びを提供しています。ヴィンテージの記念碑的ワイン。‎

 予想される飲み頃 2023年まで ダウン

 

○ 2014年 PP89~PP91 ニール・マーティン Wine Advocate Apr 2015

 オークと巧みに統合された魅力的なブラックカラントブーケを持っています。口当たりは中程度の体の機知に満ちています粒状のタンニン、スタイルは少し素朴ですが、ポジティブな方法で、チャンキーですが、仕上げに果物と新鮮さをたっぷりと。これはボトルに一度喜びになるはずです。

 

○ 2016年 PP92 Wine Advocate

 ‎中程度のガーネットパープル色で、バラ、粉末シナモン、落ち葉の提案を持つキルシュ、レッドカラント、ブラックチェリーの香りを提供します。ミディアムからフルボディの口当たりは、ビロードのような食感と新鮮さのオードルを持つスパイシーなレッドベリーフレーバーの大きな強度を特徴とし、長く香り付け仕上げします。‎

 

○ 2018年 PP89~PP91 Barrel Sample Wine Advocate

 ‎深いガーネットパープル色、表現力豊かなブラックベリー、ブラックチェリー、暖かい梅の香りをクローブ、モカ、ソテーしたハーブのタッチで提供しています。ミディアムからフルボディ、それは風味豊かな仕上げでしっかりした、きめ細かい質感と魅力的な新鮮さを持っています。‎

 

○ 2020年 PP90~PP92 Barrel Sample Wine Advocate

 ‎深い紫色の黒い色、焼いたブラックベリー、煮込みブラックプラム、ミンチパイの大胆な香り、メントール、ブラックオリーブ、チャコールのヒントでガラスからバレルアウトします。ミディアムからフルボディの口当たりにはジューシーな黒い果物が詰め込まれ、細かく粒状のタンニンと新鮮さの袋に支えられ、長く重ねて仕上がっています。‎

 

イギリス  価 格   Chateau Croix Figeac

 2008年 £     2015年 £17

 2009年 £30   2016年 £19

 2010年 £21   2017年 £17

 2011年 £16   2018年 £17

 2012年 £23   2019年 £16

 2013年 £21   2020年 £13

 2014年 £25   2021年 £   WINE SEARCHER 2021.7.20記

 

     

 

 

ピコピコハンマー ここの畑はフィジャックとポムロールの境界近くの丘にあり、栽培されている葡萄はメルローの比率が非常に高い、そのため、生み出されるのはジューシーで、殆ど汁気の多い感じのする果実味のある、まろやかなワインで、早くから美味しく飲め、7年から8年で最高の飲み頃になる。私なら、それより古いものを買うことには慎重になるだろう。ここは、以前ラルマンドのワイン造りを担当していたマルク・ドウォルカンにより、急上昇しつつあるシャトーである。   ボルドー第4版          

 

  

 

キャミソール 一般的な評価

 

 ロシェ・ベルヴュー・フィジャックは常に優良なワインで、未だに極めてリーズナブルな価格で売られている。上等で、気取らない、豊かな果実味のあるサン・テミリオンを探し求めている消費者は、このワインを手に入れ、しかもケース買いすべきである。


              

 

ラーメン シャトー名は、シャトー・フィジャックとの商標権争いにより、2006年に名称変更を行いました。

 クロワ・フィジャックの商標権が失効していたため、クロワ・フィジャックを名乗ることにしたようで、これも意地なのでしょうか。シャトー・フィジャックもこれでは目的を達せなかったでしょう。

 輸出先によっては、シャトー・ロシェ・ベルヴュー・フィジャックのエチケットで販売しているようです。

 

 オーナーのジャン・デュトリュイル氏はスキー選手(モーグル)として活躍されたようで、全仏のチャンピオンを2回獲得し、オリンピック出場経験もあるとか。

    

 

        

 

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