CH プティ・フォリー・ド・スータール詳解 | ろくでなしチャンのブログ

CH プティ・フォリー・ド・スータール詳解

ぶどう シャトー・プティ・フォリー・ド・スータール 

      Chateau Petit Faurie de Soutard

 

                               格付 2012年 Saint Emilion Grand Cru Classe 

                              格付 2022年 Saint Emilion Grand Cru Classe 

                                     AOC Saint Emilion Grand Cru

 

畑 面 積      8.0ha、1区画        

年間生産量     4.2万 

オーナー       ラ・モンディアル・グラン・クリュス(保険会社)2017年取得

            前 フランソワーズ・カプドムールラン

             Françoise Capdemourlin

作付割合      メルロー65% カベフラ30% カベソー 5%   

平均樹齢       30年

栽密度       5,500本/ha

収   量       44hl/ha  

仕 立 て     ドゥブル・ギュイヨー

発酵・マセレーション  ステンレス槽、3週間

新 樽 率      50%、50%1年落ち。  

樽 熟 成      15ケ月~18ケ月。樽内マロラクティック醗酵。

コラージュ       しない。

濾   過       す る。

ピコピコハンマー  飲み頃が続く期間/ 収穫後5年~10年

 

         

       

評 価 ボルドー第4版より 重要なヴィンテージ

 

○ 1999年 PP86

 暗いルビー色をしており、雑草のような、ブラックカラントの果実のアロマが感じられる、心地よい、バランスのとれた、魅力的な、フルーティなスタイルをしている。向こう5年で飲んで頂きたい。最終試飲2003年1月 予想される飲み頃 2008年まで ダウン

            

○ 2000年 PP87

 私が見たこのワインとしては最上のものである。光を通さない紫色をしており、大量のジャムにした様なブラックチェリーと絡み合った土壌、濡れた小石、新樽を思わせるアロマがある。ミディアムカラフルボディの力強いワインで、酸は弱く、溢れんばかりの凝縮感がある。上質な作品だ。 予想される飲み頃 2014年まで ダウン

 

○ 2008年 PP85~87 Wine Advocate April 2009

‎ この良い努力は競争に圧倒されます。ワインは深いルビー色、甘いチェリーとカラントフルーツ、地球とスパイスのヒント、そして丸くて魅力的な仕上がりをしています。‎

 

○ 2016年 PP92~PP94 Wine Advocate

 ‎黒いサクランボ、ラズベリークーリス、そしていくつかの素敵な鉛筆箱の香りを明らかにするためにグラスに広がるしっかりと巻かれた花束。口蓋はしなやかなタンニンでミディアムボディです。これは、細かいバランスを維持し、仕上げに向かって大きな深さがある豪華なサンテミリオンです。うまくいけば、これはボトルにその甘美さを保つだろう 。‎‎ ‎‎ ‎

 

○ 2020年 PP91~PP93 Wine Advocate 2021 Barrel Sample

 2020年のプチ・フォーリー・ド・スータールは、深いガーネットパープルの色と、ワイルドブルーベリー、Bingチェリー、ブラックラズベリー、ダークチョコレートの鮮やかな香りに加えて、クローブ、ひびの入った黒胡椒、クミンシードのヒントを表示します。ミディアムからフルボディの味わいは、フレッシュさと大胆で歯ごたえのある赤と黒のベリーの層の素晴らしいラインを提供し、しっかりとした粒子の粗いタンニンに支えられ、そのステップで陽気なスキップで長く仕上げます。

 

  

 

イギリス  価 格 表 Chateau Petit Faurie de Soutard

 2008年 £26   2015年 £24

 2009年 £39   2016年 £24

 2010年 £29   2017年 £

 2011年 £35   2018年 £

 2012年 £22   2019年 £

 2013年 £     2020年 £

 2014年 £     2021年 £    WINE SEARCHER 2021.6.6記

 

ピコピコハンマー 比較的生産量の少ない、過小評価されているサン・テミリオンのシャトーである。経営者のカプドムールラン家は、プティ・フォリー・ド・スータールのワインよりバレスタール・ラ・トネルの方を推薦することが多い。しかし、ここの畑はかって有名なスータールの領地の一部だった事も有り、石灰岩の丘の良い位置にある。ワインはふくよかさと果実味の豊かさが多いにあってバレスタールによく似ているが、タンニンの量が多いので、構造とグリップがより強いかも知れない。

  
       

 

 

キャミソール 一般的な評価

 

 カプドムールラン家が所有するシャトーの1つ。プティ・フォリー・ド・スータールは、よく造られたワインで、普段飲むワイン以上の出来である。

 

  

 

さくらんぼ 1850年創設のシャトーで、ク・カプドムールラン~Jacques Capdemourlinズ・Aberlen~Françoise Aberlen婚したことにより、シャトー・スータールの畑の一部が婚資としてもたらされました。

 

   

 

涙目 2006年格付けにおいて一旦格落ちとなり、訴訟の結果地位安泰を受けたシャトーの1つです。
 

                                           

 

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