『シャトー・ラウール詳解』

シャトー・ラウール　

　　　　　Chateau Rahoul

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　AOC Graves

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Commune Portets

～旧所有者名に由来

セカンド　　　　　シャトー・ラ・ギャランス　

　　　　　　　　　　　　　Chateau La Garance

　　　　　　　　　　ロランジェリー・ド・ラウール　　
　　　　　　　　　　　　　L’Orangerie de Rahoul

畑　面　積　　　赤　３８．５ha　　白　３．５ha

年間生産量　　　１０万本　　白８，０００本

オーナー　　　　アラン・ティエノ　Alain Thienot

　　　　　　　　　　　　ネゴシアンCVGB　管理運営　　　

作付割合　　　　カベソー２７％メルロー７０％　プティ・ヴェ　３％

平均樹齢　　　　２４年

植栽密度　　　５，６００本/ha、６，９４０本/ha

収　　　量　　　　４８hl/ha

発酵・マセレーション　　ステンレス槽　２０日間　

新　樽　率　　　２５％

樽　熟　成　　　１２ケ月

コラージュ　　　す　る。

濾　　　過　　　す　る。

セパージュ

　２００７年　メルロー８０％　カベソー１８％　カベフラ　２％　
　２００８年　メルロー８０％　カベソー１８％　カベフラ　２％　

　２００９年　メルロー７０％　カベソー２７％　プティ・ヴェ　３％　

　２０１０年　メルロー８０％　カベソー１８％　プティ・ヴェ　２％　

　２０１１年　メルロー７０％　カベソー２８％　プティ・ヴェ　２％　

　２０１２年　メルロー６５％　カベソー３５％　

　２０１３年　メルロー６０％　カベソー４０％　

　２０１４年　メルロー７８％　カベソー２２％　

　２０１５年　メルロー６２％　カベソー３６％　プティ・ヴェ　２％

　２０１６年　メルロー６２％　カベソー３６％　プティ・ヴェ　２％

　２０１７年　メルロー６１％　カベソー３７％　プティ・ヴェ　２％

　２０１８年　メルロー６０％　カベソー３８％　プティ・ヴェ　２％
　２０１９年　メルロー６２％　カベソー３５％　プティ・ヴェ　３％

　２０２０年　メルロー６２％　カベソー３２％　プティ・ヴェ　６％　

飲み頃の続く期間/　収穫後５年から１４年～ボルドー第４版

　飲む時期、予想される成熟度、デカンティング‎‎時間

‎　シャトー・ラウールは１時間程のデカンティングで若いうちから楽しめます。これにより、ワインは香料を柔らかく開きます。古いヴィンテージは、堆積物を取り除くのに十分なデカンティングをほとんど必要としないでしょう。‎

　‎シャトー・ラウールは、通常、少なくとも３年から４年のセラーリングをお勧めします。もちろん、それはヴィンテージのキャラクターによって少し異なる場合があります。

　予想される飲みごろ　ヴィンテージ年を基準として４年後から９年後。‎

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　The Wine Cellar Insider　転載

○　２００６年　PP７４

○　２００８年　PP８５～ＰＰ８７　Wine Advocate June 2009

　‎柔らかく、美味しく、おいしいが、このワインはあまり濃縮されていない。‎

　予想される飲み頃　２０１３年まで　

○　２００９年　PP９０～ＰＰ９２ Wine Advocate Aprir 2010

　野生の生け垣とビルベリーのタッチで丸みを帯びた梅の香りのノーズ。非常に清潔で純粋で、おそらく現時点では少し複雑さが欠けています。口当たりは非常に厳格で深刻な、しっかりしたバックボーン、非常に直線的で厳格ですが、保守的な仕上げであれば、新鮮に向かっていくつかの素朴な黒い果物でうまく拡大しています。おそらく後でまでより多くを保存しますか?非常に細かい。２０１０年４月に味わいました。‎

○　２０１０年　PP８７　Wine Advocate Feb 2013

　削りたての鉛筆の芯筆、湿った地球、スパイスボックス、赤と黒のカラントの複雑なノートは、このミディアムボディ、しっかりと作られたワインを特徴付けます。‎

　予想される飲み頃　現在から２０２３年　

○　２０１１年　PP８３～ＰＰ８５

○　２０１２年　PP８４　Wine Advocate
　深いルビー/パープルカラー、タバコの葉、スパイスボックスを持つ簡単でやや達成されていないワインです。‎

○　２０１３年　PP８２～ＰＰ８５　Wine Advocate

　‎深いルビー/パープルの色に続いて、熟した果実、中身、新鮮な酸を含むワインが続きます。‎

　一般的評価

　ボルテ村の近くにあるこのシャトーは、ある狭い仲間内では高く評価されているが、これまでのところ、ワインは圧倒的なまでにオークっぽく、いささかバランスに欠けている様に思う。畑はまだ若いので、成熟すれば、果実の凝縮感が、樽に負けないくらいになるだろう。樽香の強いスタイルのワインをお好みの方なら、もっと良い点を付けるだろう。１９９１年にラウールはシャンパーニュの富裕なシャンパン・ハウスの所有者、アラン・ティエノに買い取られた。