シャトー・ラベゴルス・ゼデ詳解   | ろくでなしチャンのブログ

シャトー・ラベゴルス・ゼデ詳解  

ぶどう シャトー・ラベゴルス・ゼデ  

      Chateau Labegorce Zede

                                     2003年 Crus bourgeois exceptionnels

                                     AOC マルゴー  Commune スーサン

 

セカンド     ドメーヌ・セデ 

            Domaine Zede

 

畑 面 積    27ha  数区画  スーサン村、マルゴー村

年間生産量   7万本

オーナー     SCEAラベゴルス・ゼデ 

           ペロド家 Perrodo 

           前 リュック・ティエポン

作付割合    カベソー50% メルロー35% カベフラ10% プティヴ5%  

平均樹齢    45年

植栽密度    10,000本/ha

収  穫     手摘み
土  壌     深くきめの粗い砂利
酵   母     野性酵母

収   量    50hl/ha

収   穫   手 摘 

発酵・マセレーション コンクリートタンク、30℃、2~3週間 

新 樽 率   50%

樽 熟 成   18ケ月

コラージュ    卵 白。

濾   過    しない。

 

飲み頃の続く期間/ 収穫後5年から10年
      
      

 

       
 

               

○ 2000年 PP87 Wine Advocate Apr 2003

 ‎これはエレガントで、ややオーキーな努力ですが、木材のベニヤの下にはたくさんの物質があります。甘草のノーズ、ブラックカラント、キノコのヒントを持つ深いルビー/パープル、このスモーキーで複雑で魅惑的なワイン。‎

 予想される飲み頃 2013年まで ダウン


○ 2004年 PP85 Wine Advocate # 171 Jun 2007

 率直で、エレガントで、いくぶん表面的な作品である2004年のラベゴルス・ゼデは、暗いルビー/紫色が混ざった色をしており、燻煙、ハーブの特徴に加えて、チェリーと土のニュアンスを持つ。

 予想される飲み頃 現在から2013年 ダウン

 

○ 2005年 PP87~89 Wine Advocate ♯164 Apr 2006


○ 2006年 PP88 Wine Advocate February 2009

 53%のカベルネ・ソーヴィニヨン、40%メルロ、残りのカベルネ・フランとプチ・ヴェルドーのブレンドはヴィンテージのスリーパーです。いくつかのローストハーブ、甘草、および背景オークと混ぜた甘いブラックカラントフルーツは、優れた濃度、新鮮な酸、熟した甘いタンニンを持つミディアムボディワインが続きます。‎

 予想される飲み頃 現在から2021年 sei

 

○ 2007年 PP85~87 Wine Advocate #176 April 2008

 花束は、カシス、チェリー、ブラックベリー、鉛筆、バニラ、モカ、タバコ、革、杉、ミント、パプリカ、サンザシ、バイオレットのゴージャスな香りを示しています。味わい、ビロードのような繊細なスパイシーなフルーツたっぷりのフルボディ、オーク、フルーティ、非常にエレガントで繊細な香り途方もなく長い余韻を示します。

 

○ 2008年 PP81~83 Wine Advocate April 2009

‎これは、ワインの構造をバランスを取るのに十分な濃度と強度を持たずに、厳格で角張った、無駄のないです。‎

 

キャミソール 一般的な評価

 1995年以降のラゴルス・ゼデは感動的とは言い難いが、健全な造りで、その格付けに相当する品質である。今日の市場では、お買い得のワインだと言えよう。

    
     
     

イギリス  価 格  Chateau Labegorce Zede

 2006年 £24   

 2007年 £25   

 2008年 £24     WINE SEARCHER 2021.9.24記

 

ピコピコハンマー ラベゴルス・ゼデを所有・運営しているのはベルギーのティアンポン家(ばいきんまん売却済)で、ポムロールの有名シャトー、ヴィユー・シャトー・セルタンと同様、伝統的な製法で造られている。1979年に若いリュック・ティアンポンがシャトーを引き継いでから、品質は向上した。スーサンとマルゴーの両コミューンに地味でどうという事はない農家を所有するこのシャトーのワインは、通常飲み頃になるまでに5年から6年を要するが、最高のヴィンテージのものは果実味や調和を5年から10年間は保つことが出来る。私は個人的にはラゴルスのワインよりラゴルス・ゼデのほうが好きだ。後者の方が香りと豊かさがあることが多いからである。


   
 
 
さくらんぼ 1984年からセカンドワインをリリースし、当初シャトー・ドゥ・ラルミラルとしていましたが、シャトー・ベイシュヴェルのセカンドワインとの表記問題により、ドメーヌ・ゼデと変更されたようです。


ぶどう ドメーヌ・ゼデ

      Domaine Zede  

                                                 AOC マルゴー  
年間生産量   10万本

 

    

ぶどう シャトー・ドゥ・ラルミラル

     Chateau de L´Amiral 

                                                   AOC マルゴー 

  

さくらんぼ 1332年には、ゴルスGorce(またはGorsse)家がマルゴーのコミューンの北に大きな地所を所有していたようです。ゴルス家は当初商人でしたが社会的地位を徐々に得ていったようです。18世紀においても所有していましたが、葡萄栽培だけでなく、小麦も栽培し、牧草地も所持していました。ゴルスの畑を後に取得したゴルス家の一人でもある人物が司祭(ラベ)をしていたため、シャトー名は、ラベゴルスとなったと言われています。

 

 1728年ドゥ・モン家の名前が判っておりますが、ラベゴルス領主となっているようです。

 フランス革命時に、Labegorceは3つのシャトー分割、売却され、シャトー・ラベゴルス~Chateau Labegorce、シャトー・ラベゴルス・ズデ~Labegorce Ze de、妙な名を付けられたラベゴルス・デ・ゴルス~L'Abbe Gorsse de Gorsse となります。

 

 シャトー・ラベゴルス・ゼデは、1795年にバミ・ブノア氏~Barthélémy Benoist が所有していましたが、娘がジーン・エミール・ゼデ~Jean Emile ZEDE と結婚した時の婚資としてもたらされ、シャトー・ラベゴルス・ゼデの名を得ることとなります。
 同氏の子孫は1931年にピエール・ヒューバート・Eyrin に売却され、数度の変遷を受け、1961年にはジーン・バッティス~Jean Battesti が取得します。1979年バッティスタはリュック・ティアンポン~Luc Thienpont に売却します。
 敷地は45haまで広げられ、葡萄畑は36haとなります。しかし、2005年ヒューバート・Perrodo(石油化学大物)に売却されます。しかし、同氏は2006年に休暇中のスキー事故で亡くなっており、現在、娘のナー~Nathalie Perrodが引き継ぎ、ラベゴルス・ゼデは2009年ヴィンテージを最後にリリースを終え、シャトー・ラベゴルス1本に統合のようです。
 シャトー・ラベゴルス、ラベゴルス・デ・ゴルスも同一所有ですので、シャトーはシャトー・ラベゴルス一本となり、フランス革命により分割されたシャトーの再統合がなされたようです。

 
   シャトー・ラベゴルス 詳解はこちら

 

ぶどう バンジャマン・ド・シャトー・ラベゴルス・ゼデ

     Benjamin de Chateau Labegorce Zede

                                              AOC マルゴー       

   
 Benjamin de Chateau Labegorce Zede

       Wine Searcher Average $24. 2015.06

 

ぶどう ル・オー・メドック・ラベゴルス・ゼデ

     Le Haut Medoc Labegorce Zede

                                               AOC Haut Medoc
     

 

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