![梨](https://stat.ameba.jp/user_images/20160913/23/rocknluck/b5/13/j/t02200165_1280096013747757910.jpg?caw=800)
全ての果物の中で、私が最も好きなもののひとつが、梨です。
比較的安いものでしたが、これは絶品でした。
![いちじく](https://stat.ameba.jp/user_images/20160913/23/rocknluck/ca/90/j/t02200165_0960072013747757912.jpg?caw=800)
こちらも、今が旬のイチジクです。
ちょっと小振りなので相場の半値くらいで、即買ってみました。
少し早すぎたせいもあって、独特の旨味がまだ出ていませんでした。残りは、もうちょっと寝かせておきましょう。きっと、もっとウマくなるはずです。
今回は、これからの季節にぴったりの作品をご紹介します。
鹿児島在住のアマチュア・バンド、「風街楽団」の最新CD、「あしたてんきになあれ」です。
![あしたてんきになあれ](https://stat.ameba.jp/user_images/20160913/23/rocknluck/89/86/j/t02200108_0640031413747757911.jpg?caw=800)
私の弟が出場したアマチュア・バンド・コンテストで知り合ったバンドらしいです。
弟の勧めで、CDを購入したのでした。
それから10日ほど、ほぼ毎日2回以上じっくりと聴いてみました。
「この気持ち良さは、いったい何なんだろう?」と思いながら、ついついリピートしてしまうのでした。
とりあえず、アルバムのダイジェストを聴いてみて下さい。
風街楽団:「あしたてんきになあれ」ダイジェスト
残念ながら、それぞれの曲が短すぎて、魅力が伝わりません。倍の長さで作り替えてもらいたいものです。
このバンドは、ギターとヴォーカルを担当している浜田浩一氏を中心にした5人編成です。ほとんどのナンバーの作詞・作曲も浜田氏が手掛けていますので、基本的に彼の世界を具現化するバンドだと言えます。
もうひとつのキモは、キーボードとヴォーカルを担当している椛山加織嬢(年齢は私は知りませんので、声の可愛らしさから、「嬢」!としておきます。)の存在です。
この二人に、ベースとパーカッション、ヴァイオリンを加えた編成です。
このバンドは、数年前から地元鹿児島だけに留まらず、九州一円で演奏活動を続けています。
地道な活動を続けている彼らの2枚目のアルバムが、インディーズながら全国発売になることになったのです。とりあえずは、目出たいっ!
私がじっくり聴いてみての、彼らの最大の魅力は、浜田氏の作り出す楽曲のクオリティの高さです。
プロの作品のような完成度を求めるのは酷ですが、いずれも魅力的なリフや気持ち良い展開を持っています。
バンドの名前から想像できるとおり、はっぴいえんどあたりの日本のシティ・サウンドがルーツになっているのは、よくわかります。
更に、70年代後半から80年代にかけてのAORの影響も、あちこちに感じられます。私たちの年代にはたまらないメジャー・セブンスを多用している曲もたくさんあって、結構親しみを感じます。
コーラスや演奏のアレンジをやっている人物のクレジットはありませんが、たぶん浜田氏のアイデアが中心になっていると想像できます。アレンジは結構細かいのですが、それを再現する演奏力がちょっと足りないのが、残念です。まぁ、アマチュアとしては、十分な実力なんですけどねー。
前述した椛山さんのヴォーカルは、リードを執ったりハーモニーに廻ったりしていて、縦横無尽の活躍です。
私が一番気に入ったのは、男女のヴォーカルのユニゾンです。
オクターブで全く同じメロディを男女で歌うことは、メロディの魅力を強力に打ち出すのに最適な方法だと思うのです。
一曲目の「星空の下」では、ずっとユニゾンで後半に入ってくる小学生のコーラスも、全くハモリなしのユニゾンです。この潔さは、強力です。素晴らしいっ!!
その他のナンバーでも、浜田氏がリードで椛山嬢がハモったり、その逆もあったりで、かなり凝ったつくりになっています。
そんな曲が並ぶ中で、椛山嬢が作って弾き語る「ばあむくーへん」というカワイイ小品が収められていたりして、アルバムとしての構成も随分考えられています。
一本調子になりがちなアマチュア・バンドの皆さんには、是非一度聴いて頂きたいアイデアの宝庫だと思います。
風街楽団は、その名前のとおり、古い昔ながらの商店街を爽やかに吹き抜ける風のような、ほっとする気持ちになれるサウンドを作っている気がします。
ヴォーカルをじっくり聴いているとわかるんですが、浜田氏のヴォーカルからは、彼のマジメな性格がにじみ出ています。見た目に惑わされてはいけません。
最新のライヴ映像を見て下さい。九州最大のアマチュア・バンドのフェスティバルの、今年の映像です。
風街楽団:ミヤジック2016
ナチュラルなステージングは、とっても素敵です。
そう言えば、このバンドで最も安定しているのは、ベースの本門伸寿氏のプレイのような気がします。ホントの「縁の下の力持ち」って感じです。
気になった方は、彼らのホームページもチェックしてみて下さい。
風街楽団公式HP
応援してまっせ!!
P.S. このCDの全国発売は、10月に入ってからのようです。要チェック。
あしたてんきになあれ/BigBearRichRecords
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