今日は、雨に加えて台風の接近で、末娘の運動会は延期になってしまいました。
2年前の今日、初めてのブログ記事を書きました。
よく続いたものだと思いますが、年と共にどんどん記憶が薄れていくので、今のうちに自分の経験や感動したものについて書き留めておこうと思います。
当然、ボケ防止の意味合いも、大きいです。
「2周年」だから何か特別なものを!なんてことは全く考えていませんでしたが、思いつきで布施明についてのことを書こうと思います。
私にとっての初めての布施明は、1969年のドラマ「S・Hは恋のイニシャル」です。
石立鉄男と共演したライト・コメディは、小学生の私にとっても楽しいものでした。
もちろん、「霧の摩周湖」を歌っている歌手だということくらいは知っていましたが、このドラマのコメディ・タッチの演技で彼のファンになったのでした。
そして、中学生のブラスバンドで演奏した「積木の部屋」は、私がトランペットでメロディを吹くことになって死ぬほど練習しました。
3連のロッカ・バラードの曲は、中学生にとってはかなり難しいものでした。
この曲、今聴いても素晴らしいですねー。
昭和の香りがするグラビア・モデル、安めぐみちゃんのスライド・ショーを加えた動画を見つけました。
大好きなめぐみちゃんは私自身への「ごほうび」として、「積木の部屋」を聴いてください。
布施明 「積木の部屋」+安めぐみ
1975年リリースの「シクラメンのかほり」では、フォーク・ギターを練習していた私が作者の小椋佳へ向かうキッカケも作ってくれました。
もちろん、私もギターを弾きながら歌いましたが、布施さんの歌唱力を再認識するだけの悲しい結果になりました。
続く1976年の「落葉が雪に」もフォーク路線で、これも一所懸命練習しました。
結果は、同上。
その年の暮れに私の地元で行われた布施さんのコンサートには、当然のように行きました。
その時には、エッセー集を購入してサインもしてもらいました。
肝心のコンサートについては、ほとんど記憶にありません。残念ながら。
時は流れて1979年にリリースされたのが、日本のポップス史上私が最も好きな1曲「君は薔薇より美しい」です。
その前年に大ブレイクしたゴダイゴ(Godiego)とのコラボレーションということで、すぐにレコードを購入したのでした。
ミッキー吉野の作曲・アレンジで、演奏も当然ゴダイゴの4人です。
ミッキーのカラフルなアレンジは、完璧でしょう。
布施明 「君は薔薇より美しい」
門谷憲二氏の詞が素晴らしくて、こんなストレートなラヴ・ソングは他には見当たりません。
映画ファンだった私にとって大切な大切なジュリエットを、布施さんが「かっさらって」行ったのには衝撃を受けましたが。まぁ、それも良い想い出です。
「君は薔薇より美しい」は、作曲者のミッキー吉野氏が1998年の「Pop Art Music」でセルフ・カヴァーしています。
もちろん、布施さんの歌唱力に対抗しようなんて考えずに、ミッキーにぴったりのおしゃれなシャッフル・ヴァージョンにアレンジし直しています。
あ、これなら私にも歌えそう・・・?
布施さんの、思い入れの強すぎるシャンソン風の歌い方は、私は苦手です。
けれども、彼独特の良く伸びる高音を生かしたスケールの大きなヴォーカルは、日本では誰もマネできないでしょう。
布施さんは、まだ63歳。
これからも、良い楽曲と的確なプロデューサーさえ揃えば、まだまだ素晴らしい歌を届けてくれるはずです。
ということで、布施さんについてとりとめのないことを、書き連ねてしまいました。
こんな、個人的な思いを綴ることしかできませんが、これからも皆さま、ご贔屓に。
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