子供はパットが上手いのか? | メタボリックがとまらない ver.7 東京出戻り編

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副題 : もう遠距離の異動は無いだろう

昔から「子供はパットが上手い」という意見がある。
私には子供ゴルファーの知り合いがいませんから、実際のところ子供はパットが上手いのかについて知るよしもありませんが、B・ワトソンの娘さんを見てると、上手いように見えてくる。




さて私が小学生の頃、家の近所にあった、親の知り合いの染物屋があったのですが、そこのご主人がゴルフ好きだったようで、奥行きのある工場(こうば)に、パターとボールが置いてあった。
工場の端には、鈴の付いたボールが当たるとチリンと鳴る的みたいなのが置いてあったのですが、親の話が長くて退屈だった私は、勝手にパターとボールを持ち出して、その的に向かってボールを打っていたのですが、結構な確率で的にボールを当ててまして、ご主人から「上手いなあ」と褒められた記憶がある。
では褒められた私が、どのように感じたのかと言えば、「真っ直ぐ構えてるんだから当然でしょ?」と、ご主人から馬鹿にされたように感じた訳で、そのように感じたからこそ、この時の事を覚えてたりするのだ。




その時の打ち方が、どのような打ち方だったのかは覚えていない。
その時の事や、B・ワトソンの娘さんのパットを見て、実際にゴルフをやるようになった今の私が考えた事は、「1つの事に集中してるなあ」という事であって、B・ワトソンの娘さんが打つ前に何を言われたのかは知りませんが、言われた事以外の事を考えてないように見える。
入る入らないとか、池まで転がるとかいった事は、まるで考えてないように見えますし、仮に池まで転がったとしても、この娘さんにとってはどうでも良い事で、「パパの言う通りに打ったら入った」という感想しか持ってないだろう。




昔テレビか何かで、西川きよしのゴルフについて、島田紳助が話していた事なんですけど、西川きよしが「入れます!」と宣言したパットは、一緒に回っていた人が引く程の確率で入ったのだそうな。
島田紳助いわく、そのように宣言したパットは全て決めたのだそうですが、ここから私が勝手な推測をしてみますと、打つ前にライン読みや力加減をバッチリ決めて、あとはパットに集中してたのではないだろうか?
機械のように余計な事を考えず、自分で決めた打ち方だけに集中してるからこそ、周囲が引くような成功率で、西川きよしは決めてるんだと思う。




実際のところ、本当に子供はパットが上手いのかについて、まともな資料は無いに等しい。
B・ワトソンの娘さんしかり、私の幼い頃の思い出しかりと、入ったとか成功したとかいった記憶は残っているし、それを見ていた大人達にも強烈な印象を残しているだろうけど、距離感暴発みたいな事も、本当は多いのではなかろうか?
ただ子供は邪念が少なく、1つの事だけに集中出来るとも言えるので、余計なミスを生み出す事は少ないように感じる。




カップインは結果であって、ゴルファーに出来る事は、どれだけ1つの事に集中して打てるかどうか。
結局のところ、そこに尽きるんだと思う。