最悪のタイミングで最悪の選択 | メタボリックがとまらない ver.7 東京出戻り編

メタボリックがとまらない ver.7 東京出戻り編

副題 : もう遠距離の異動は無いだろう

https://jp.reuters.com/world/korea/6O5YH7WPQVOATJGDDLGJRGDCBY-2024-04-10/


韓国で行われた総選挙の結果、野党が過半数を占める結果になったのだそうな。

韓国の出来事とは言え、左派が過半数を占めたという結果を見て、相変わらず最悪のタイミングで最悪の選択をするなあと思った。





アメリカがトランプ政権だった頃から、米中対立が特に表面化してきましたけど、それに対する朴槿恵政権以降の韓国政府の姿勢は、アメリカからすれば親中と見られても仕方がない状態。

特に文在寅政権時代は、親中の度合いが非常に強くなりましたが、それを「安米経中(安保はアメリカ、経済は中国)」という言葉をもって、韓国国民にイメージを植えつけてきたというのが、韓国の左派勢力の基本的な国内戦略だと言える。

今の韓国の経済的苦境は、日本よりはるかに激しい輸出依存型の体質と、文政権下で行われた根拠の無い最低賃金引き上げや、住宅バブルを生み出した無意味な供給制限などが原因ですし、中国の経済バブルに乗っかる事にした経済政策が原因ですが、そのような舵取りをした左派勢力を韓国国民が選択したのだから、まさに最悪のタイミングで最悪の選択をしたと言えるだろう。




https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78470470U4A210C2FFJ000/


話は変わりますが、現代・起亜グループが、ハイブリッド車に力を注ぐと言い出したのだそうな。

環境問題から端を発した、内燃機関からEV車への路線変更騒ぎは、世界各国の政府や自動車業界を巻き込んだ騒ぎでしたけど、EV車自体が持つ弱点や各種インフラ整備の大変さ、そしてEV車購入補助金目当ての、中国EV車業界による大規模なヨーロッパへの参入などによって、その騒ぎが沈静化しつつある。

「一寸先は闇」とは言いますが、目先の儲け話に飛びついてしまった現代・起亜グループは、最悪のタイミングで「EV車全振り」という最悪の選択をした訳で、元々そこまでのハイブリッド技術を持たなかった現代・起亜グループが、ここからハイブリッドに方向転換したとしても、EV車に全振りしたダメージを回復する事は難しいだろう。





韓国の政治や報道を見てると、韓国国内に対する耳ざわりの良い宣伝に終始するばかりで、他国からどのように見られてるのかとか、自国の進むべき道を考えるという点について、全く考慮していないように感じる。

国内世論ばかりに目を向けて、他国からどのように見られているのかを考えようとしないから、他国からの評価を見せつけられた時には、「後頭部を殴られた」と不満を叫んだりする。

夜郎自大な考え方のまま、そのくせ一時的な世界の流行ばかり追いかけたり、そのような流行に乗っていると勘違いしているから、いつもトンチンカンな結果を生み出してしまう。





ユン政権のレームダック化は避けられないでしょうし、韓国の左派勢力は、中国に寄り添う事を強く求めるでしょうから、アメリカの韓国離れの流れは強くなるだろう。

中国に対して、地政学的に脅威を与えられるポジションとして、韓国の価値を認め続けるでしょうが、アメリカを中心としたグループの一員として価値を認める事は、今まで以上に少なくなるだろう。

端的に言えば、米韓安保は残し続けるけど、アメリカを中心とした安保グループの中に、韓国を含める事は二の次三の次になるでしょうし、アメリカを中心とした経済的グループの中に、韓国を含める事は二の次三の次になると思う。





そうなる可能性を考えようともせず、韓国総選挙で韓国国民自身が選んだのだから、こればっかりは仕方がない。

日本としては、自分達が痛くもない腹をさぐられる事を防ぐべく、韓国から距離を置く事が必要となるだろう。