日本のクリスマスはさぞにぎやかなんでしょうね。
イギリスでのクリスマスは、家族、親戚で集まって過ごしますので家の中はにぎやかですが、街はひっそりして
います。お店は全部閉まり、電車も全便運休です。
私がイギリスにやってきた10年ほど前は、翌日の26日(ボクシングデー)も同じ状態でしたが、最近は商業主
義になり、今年は26日から大セールがスタートします。
近い将来、25日でもお店がやっているという、日本のお正月状態になってしまうのでは・・・。
うちには子供が2人いますので、クリスマスイブに子供たちが寝てしまったあと、クリスマスツリーの下にプレゼン
トをつみあげます。一人にひとつづつではなく、一人につき最低4,5個は用意します。
また、大きなソックスに、小物(チョコレートやみかん、カードなどのおもちゃ)をいれます。
それから、サンタさんとトナカイのために、お水、にんじん、クッキーなども用意しておきます。
夫はご丁寧に、クッキーを半分かじったり、トナカイが来た形跡を残そうと葉っぱなどをばらまいています。
翌朝、子供たちはまずソックスをあけ、親がそろったところで大きなプレゼントを開けていきます。
今日は二人とももらったおもちゃで一日中遊んでいました。
大人同士はあまりたいしたプレゼントを贈りあわないのですが、今年は夫からカメラを、義母からブレスレットを
いただきました。
イギリス人家庭の場合、大人でもかなりプレゼントを贈り合います。家庭によりますが、夫婦間では有る程度高
価なものを、親戚、友人間ではチョコレートやちょっとしたものなどです。
ものすごーくくだらないものを贈り合って、プレゼントを開けるたびにキャーキャー言い合うのが楽しいのかも。
イギリス人と結婚している友人達は、まったく趣味にあわないものを義父母からもらっても一応喜ばないといけな
いので苦痛なんだとか。“もーこんなもんいらーん”と思っても、笑顔で“サンキュー”というらしいです。
うちはオランダ人なので、超現実的に、プレゼントは現金だったりします。
友人達は、そっちのほうがいい、と言いますが、なんか夢がないような・・・
結婚する前の始めてのクリスマスで、義母からもらったのが、暖かい下着。
寒い中通勤していたのでうれしいのですが、まだ良く知らない相手から下着(というかシャツ)をもらったので、ち
ょっとびっくりしました。
ある年は、クリスマスのクラッカーから現金が出てきたときもあり、これも超現実的オランダ人ならではでしょう。
うちは義母以外に親戚がイギリスには誰もいないので、毎年私がクリスマスディナーをつくり、義母が食事に来
ます。
ターキーとローストポテトという伝統的なイギリス料理を作るのですが、数年前に料理研究家のジェイミーオリ
バーが、クリスマス料理の作り方のDVDを出しました。これを見て以来、毎年彼のレシピで作っています。
野菜にはバターとハーブをふんだんにとりいれ、詰め物はポークに栗、自家製グレービーソースです。
毎年作っているので、今年は結構簡単に作る事ができました。
といっても、ターキーを焼いたり、野菜やポテトをつくったりで半日がかりなのですが。
クリスマス料理っておいしいのですが、どうもパブランチを思い出させます。
“なんか、パブランチみたいだね”
といっても、一応家族は気を使って、“いや、パブランチよりおいしいよ”と言ってくれるのですが。
デザートはチョコレートファウンテン。チョコレートが噴水のように出てくる機械があり、そこにイチゴや果物をつけ
ていただきます。
大人も子供もチョコレートだらけ。
でも、とっても満足しました。
今年も無事にクリスマスが終了。クリスマスが大変なぶん、お正月は特に手の込んだお料理はつくらず、シャン
ペン片手にテレビを見ながら年越ししています。
今年も残りわずかですね。
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