緊急事態発生で、来週末からホームステイする予定だった生徒が急遽今週末からのホームステイに変更になった。


あいにく、来週末からホームステイ予定だったホストファミリーが今週はふさがっていて、別のホストファミリーを見つけることに。


1、2日でホームステイ先が見つかるものなのか・・・


“部屋があいていればいつでもどうぞ”状態のホストファミリーというのは、それで生計をたてている家が多い。ホームステイというより“B&B”や、長期滞在者用の“下宿屋さん”。

おばあちゃん一人とか、リタイアした老夫婦とか、シングルマザーで働いていてとりあえず部屋を貸して副収入を得ているとかいう人がほとんど。


特にロンドンはもうそんな家ばっかりで、ホームステイという何か温かみのある響きからは程遠い、ひっそりした暗くわびしい部屋だったりする。

名前を変えればいいのに・・・B&B&Dとか(ベッド&ブレックファースト&ディナー)とか。それならこちらもあまり期待せず、旅館のつもりで泊まれるのに。


今回緊急にKが見つけてくれた家もやっぱりそんな感じ。

“こんなところ、暗くなってから歩くのイヤ”っていう地域にあるけど、文句は言えない。なぜならKも近所に住んでいるらしいから。


おばちゃんと何だかわからないオトコの人(息子にしては年取ってるし、ご主人にしては若すぎる)が迎えてくれて、部屋を見せてもらったら8畳くらいの部屋に2段ベッドが2つおしこめられていた。着いたそうそう“あなた一人よ”といわれて意味がわからなかったけれど、4人でシェアすることもあるわけ~?!(ノ゚ο゚)ノ

知らないもの同士がだよ~!!


雑然としたキッチンダイニングで食事をとるらしい。


きわめつけは、“犬は大丈夫かしら?”と聞かれてリビングの扉を開けると、大型犬4匹が出てきてまとわりつかれた。“かんべんしてくれ~”。まったく。


4匹もいるんかい。“リビングに来ておしゃべりしてもいいわよ”といわれたけれど、犬4匹がいるところに入っていけるかあ??ヽ((◎д◎ ))ゝ


今回は緊急ということで我慢するけれど、この家だけは二度とごめんだわ。


おばちゃんは親切そうだったけれど、私が普段住んでいるところが、地方都市でのんびりしたイギリスらしさを残しているギルフォードの、そのまたのどかな近所を散歩したくなるような地域なので、殺伐とした地域にあるどうにもならないほどワーキングクラスの家に少々嫌悪感をいだきつつある私。


思えば私が普段接する人たちも、息子のお友達のお母さんとか、フランス語やビーズアクセサリーのクラスにいる少々金持ちの年配の方ばかりなので、ばりばりワーキングクラスの生活というのを見る機会はない。


でも、これが現実のイギリスなんだ。


ものすごい階級社会の、底辺にいるイギリス人や移民達。部屋を貸すことでしか収入を得られない人達。貸せればまだ良いほうで、普通は貸せないようなカウンセルフラットに住んでいる人がほとんどだけど。


だから、日本のメディアも、“豊かな国イギリス”とか、“お金がなくても心豊かに暮らす方法を見習おう”とか、日本人が誤解するような事言うのやめてね。そんな暮らしをしている人達ってごくわずかだからさあ。








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