「もりかわ」@赤坂(☆☆彡)
赤坂の地にある「京味」 出身の森さんの日本料理店。
旬の食材に爽やかな酢使いが印象に残る極上の和食店です。
一見お断りなので、伺う事はなかなか難しいかと思いきや、昼は一見でも蕎麦を食べる事が出来るそうです。
価格帯からするとなかなか訪れる事はできないので、そのうちそばを食べに再訪したく思います。
住所:港区赤坂3-21-6
電話:03-3583-3713
定休:日曜
営業:完全予約制
ダークグレイの石タイル張りのビルの1階と行った外観。
入り口は純和風。ガラガラと開ける扉に板の看板がかけられ、右に光る店名プレート。
中に入ると、意外にもそこは料亭の入り口のようで、和装の女将さんのいる玄関でした。
靴を脱ぎ、上がらせてもらい、通路を先に進もうとすると、仕切りの裏手はもう厨房に面した白木のカウンターでした。実は、かなり意表をつかれました。
カウンター上には四角い朱色のお盆。
14年11月12日夜の来訪。
本日は大沢親分の予約でこちらに。
19時前でカウンター右二席に先客、左2席にはこりんさんとわびすけさんが座っておられる。19時に親分が来て、ちょっと過ぎた頃に綾子さんが来ました。
すぐに出てくるのは玉露と思われる緑茶。旨味の濃いお茶で、それほど熱くはない温度で出されました。中華の飲杯を少し大きくしたようなおちょこで、描かれた装飾が綺麗。
コースはおまかせのみ。
最初は黄色い長四角皿にたっぷりと緑の松葉を盛り、その上に解禁されたばかりの香箱蟹。
殻を器にして、つぶつぶの内子を盛りつけ、脚の身をすべて綺麗に並べてもり、その上にぼくの大好きな赤い内子。ソースのようにかかっているのは中の白いとろとろの部分とカニ味噌です。
金沢出身ですので毎年のように香箱蟹は親戚から送ってもらって食べていますが、ここまで手をかけてくれているのは凄い。
それにおろし生姜の入る二杯酢。これがさっぱりとしていて、普段蟹酢をつけないぼくでも美味しくいただけるものでした。それにレモンが付いています。
飲み物はほうじ茶。まめに取り替えてくださいます。
面取りした大根の煮物。
上には柚子の皮。
置かれている和芥子がそれだけだと驚くほど辛くてびっくりしました。しかし、大根と合わせると素晴らしく合います。
つかっている汁も余さず飲み干しました。
刺身は膨らんだ雀を模した器に。
白身は…なんだっけ? 石鯛かな? 真鯛に比べるとその身はややボサッとした印象。何だったかみんな聞かなくちゃ…。
おろした山葵と菊の花が添えられていました。
炭火に銅製の鍋。
オープンにした土瓶蒸しみたいな感じで、この中にはざく切りにした松茸がこれでもかと入っています。先ほど、実家は椎茸農家といいながら大将が切っていたのは椎茸ならぬ松茸でした。
ここに薄切りにした鱧をしゃぶしゃぶしていただく。鱧がきゅっと丸くなった頃合いでいただきます。
ウヒョ~贅沢!! もちろん、その出汁も極ウマ♪
それだけで美味しいのだけれども、酢橘のポン酢みたなものにつけていただくのもまた良い。
琵琶湖のモロコ。串を打って炭火で焼いてあり、甘辛いタレで表面をパリッとさせています。
素晴らしい。モロコがこれほど美味しいというのはこちらで初めてわかりました。
手前にははじかみ。
それに蓼酢。酢が酢としてきつくはなく、癖のある蓼もジャパニーズハーブだと思える良い香り。モロコはそれだけで美味しいが、つけるとまた美味しい。
ズワイ蟹。こちらはオスになります。
蟹爪の身の詰まった部分は側面の殻を削ぎ落とし、太い脚は真ん中で割ってあります。
メスのときと同じようにきちんと中骨を抜いて処理してあるのが素敵。身の旨味もしっかりしています。
素晴らしいのは蟹酢。身はそれだけで美味しいのですが、この蟹酢をつけるとまた旨味が増すような感じがします。普段は邪魔でつかっていないのですが、この店のものは別格。
奥の松葉の上の小鉢には、脚の付け根のみを穿り出したものにかに味噌が混ぜ込まれたものです。
手前には浅漬けのキュウリとレモン。
海老芋の天ぷら。立田揚げかともう程に衣が薄く、パリッとしていて、爽やかな香りが。良く見江波、柚子の皮を削り、ふっているようです。中の海老芋は甘く極上の美味しさ。
それに素揚げした銀杏に塩。ほろ苦さを感じる良いものでした。
酢の物がわりの一品。
酢橘蕎麦です。
しっかり固めの手打ち蕎麦で、冷たいそばつゆには驚くほどのスダチの果汁。爽やかで最高に美味しい。
上には濃い旨味と甘みの生雲丹と、香りよい生海苔。
御飯です。細長い感じの土鍋で炊かれた白米はそれだけで美味。農薬を使わず、冷蔵庫で保管しないとならないお米。
味噌汁はなく、御飯と5皿のおかずとともにいただく。
左からあっさりした蕪の千枚漬け。
鱧の蒲焼きにエリンギの軸。
ちりめん山椒。
繊細な感じでお酒の香りを感じるいくら。
とろとろのこのわたの塩辛。
さらに卵かけご飯にちりめん山椒をのせて食べる食べ方も。ぼくは炭水化物減らしダイエット中なのでおかわりしませんでしたが、こりんさんは3杯食べていました(笑)
最後のデザートは黒い皿の上の柿の葉に羽二重餅のような柔か~なお餅。柿の葉と同じような感じの模様に焼き目がついています。
中には白あんとシャキッとしつつとろける部分のある柿も入っていました。
大将の森さんは「京味」の花板だった方。その味覚には絶対の自信があるようで、まずいお店では正直に毒を吐いてしまうらしく、奥さまにいつもたしなめられるのだそう(笑)
会計はさすがの金額。このコストに見合う内容ではあったが、このコストを払い続けられるかと言うと、ぼくには厳しい(笑)
味は間違いないが、評価が☆☆彡なのはそんなところの現れ。
赤坂の地にある「京味」 出身の森さんの日本料理店。
旬の食材に爽やかな酢使いが印象に残る極上の和食店です。
一見お断りなので、伺う事はなかなか難しいかと思いきや、昼は一見でも蕎麦を食べる事が出来るそうです。
価格帯からするとなかなか訪れる事はできないので、そのうちそばを食べに再訪したく思います。
住所:港区赤坂3-21-6
電話:03-3583-3713
定休:日曜
営業:完全予約制
![Morikawa01](https://stat.ameba.jp/user_images/20141120/07/roba-to/ed/6e/j/o0281037513134594158.jpg?caw=800)
ダークグレイの石タイル張りのビルの1階と行った外観。
入り口は純和風。ガラガラと開ける扉に板の看板がかけられ、右に光る店名プレート。
中に入ると、意外にもそこは料亭の入り口のようで、和装の女将さんのいる玄関でした。
靴を脱ぎ、上がらせてもらい、通路を先に進もうとすると、仕切りの裏手はもう厨房に面した白木のカウンターでした。実は、かなり意表をつかれました。
カウンター上には四角い朱色のお盆。
14年11月12日夜の来訪。
本日は大沢親分の予約でこちらに。
19時前でカウンター右二席に先客、左2席にはこりんさんとわびすけさんが座っておられる。19時に親分が来て、ちょっと過ぎた頃に綾子さんが来ました。
すぐに出てくるのは玉露と思われる緑茶。旨味の濃いお茶で、それほど熱くはない温度で出されました。中華の飲杯を少し大きくしたようなおちょこで、描かれた装飾が綺麗。
コースはおまかせのみ。
最初は黄色い長四角皿にたっぷりと緑の松葉を盛り、その上に解禁されたばかりの香箱蟹。
殻を器にして、つぶつぶの内子を盛りつけ、脚の身をすべて綺麗に並べてもり、その上にぼくの大好きな赤い内子。ソースのようにかかっているのは中の白いとろとろの部分とカニ味噌です。
金沢出身ですので毎年のように香箱蟹は親戚から送ってもらって食べていますが、ここまで手をかけてくれているのは凄い。
それにおろし生姜の入る二杯酢。これがさっぱりとしていて、普段蟹酢をつけないぼくでも美味しくいただけるものでした。それにレモンが付いています。
飲み物はほうじ茶。まめに取り替えてくださいます。
面取りした大根の煮物。
上には柚子の皮。
置かれている和芥子がそれだけだと驚くほど辛くてびっくりしました。しかし、大根と合わせると素晴らしく合います。
つかっている汁も余さず飲み干しました。
刺身は膨らんだ雀を模した器に。
白身は…なんだっけ? 石鯛かな? 真鯛に比べるとその身はややボサッとした印象。何だったかみんな聞かなくちゃ…。
おろした山葵と菊の花が添えられていました。
炭火に銅製の鍋。
オープンにした土瓶蒸しみたいな感じで、この中にはざく切りにした松茸がこれでもかと入っています。先ほど、実家は椎茸農家といいながら大将が切っていたのは椎茸ならぬ松茸でした。
ここに薄切りにした鱧をしゃぶしゃぶしていただく。鱧がきゅっと丸くなった頃合いでいただきます。
ウヒョ~贅沢!! もちろん、その出汁も極ウマ♪
それだけで美味しいのだけれども、酢橘のポン酢みたなものにつけていただくのもまた良い。
琵琶湖のモロコ。串を打って炭火で焼いてあり、甘辛いタレで表面をパリッとさせています。
素晴らしい。モロコがこれほど美味しいというのはこちらで初めてわかりました。
手前にははじかみ。
それに蓼酢。酢が酢としてきつくはなく、癖のある蓼もジャパニーズハーブだと思える良い香り。モロコはそれだけで美味しいが、つけるとまた美味しい。
ズワイ蟹。こちらはオスになります。
蟹爪の身の詰まった部分は側面の殻を削ぎ落とし、太い脚は真ん中で割ってあります。
メスのときと同じようにきちんと中骨を抜いて処理してあるのが素敵。身の旨味もしっかりしています。
素晴らしいのは蟹酢。身はそれだけで美味しいのですが、この蟹酢をつけるとまた旨味が増すような感じがします。普段は邪魔でつかっていないのですが、この店のものは別格。
奥の松葉の上の小鉢には、脚の付け根のみを穿り出したものにかに味噌が混ぜ込まれたものです。
手前には浅漬けのキュウリとレモン。
海老芋の天ぷら。立田揚げかともう程に衣が薄く、パリッとしていて、爽やかな香りが。良く見江波、柚子の皮を削り、ふっているようです。中の海老芋は甘く極上の美味しさ。
それに素揚げした銀杏に塩。ほろ苦さを感じる良いものでした。
酢の物がわりの一品。
酢橘蕎麦です。
しっかり固めの手打ち蕎麦で、冷たいそばつゆには驚くほどのスダチの果汁。爽やかで最高に美味しい。
上には濃い旨味と甘みの生雲丹と、香りよい生海苔。
御飯です。細長い感じの土鍋で炊かれた白米はそれだけで美味。農薬を使わず、冷蔵庫で保管しないとならないお米。
味噌汁はなく、御飯と5皿のおかずとともにいただく。
左からあっさりした蕪の千枚漬け。
鱧の蒲焼きにエリンギの軸。
ちりめん山椒。
繊細な感じでお酒の香りを感じるいくら。
とろとろのこのわたの塩辛。
さらに卵かけご飯にちりめん山椒をのせて食べる食べ方も。ぼくは炭水化物減らしダイエット中なのでおかわりしませんでしたが、こりんさんは3杯食べていました(笑)
最後のデザートは黒い皿の上の柿の葉に羽二重餅のような柔か~なお餅。柿の葉と同じような感じの模様に焼き目がついています。
中には白あんとシャキッとしつつとろける部分のある柿も入っていました。
大将の森さんは「京味」の花板だった方。その味覚には絶対の自信があるようで、まずいお店では正直に毒を吐いてしまうらしく、奥さまにいつもたしなめられるのだそう(笑)
会計はさすがの金額。このコストに見合う内容ではあったが、このコストを払い続けられるかと言うと、ぼくには厳しい(笑)
味は間違いないが、評価が☆☆彡なのはそんなところの現れ。