「中国小菜 龍圓」@浅草(☆☆)
http://www.ryuen1993.com/
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 浅草に創作中華で評価別れるお店。
 シェフの栖原一之さんは1964年生まれ、東京都出身。1985年から料理人の修行を開始。5年間の間、上野「栄来軒」で本格的な上海料理を学び料理の基礎を築き、都内の有名店でも技術の研鑽に励み、1993年に「中国小菜 龍圓」を浅草にオープンさせています。
 ヌーベルシノワとはまた違った、素材に目を向け、アイディアある中華をいただけます。

住所:台東区西浅草3-1-9
電話:03-3844-2581
定休:月曜(祝日は翌日)
営業:12時~14時/17時半~21時LO(日祝日~20時)
 
 白ベースのタイルと塗りの壁に赤い文字の店名のお店。
 中華街のにぎやかな外装のそれに比べると、シンプルなだけに好感が持てる造り。
 中に入るとやはり奥行きがありますが、意外にも席数はそれほど多くない店内です。
 
14年11月15日夜の来訪。
 本日はマリス姐さん主催の食事会です。
 
台湾高山烏龍茶 750円
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 ウォーマーにかけたポットに台湾高山茶。無焙煎の青茶で、香りよいもの。ただし、途中で煮たって苦みが強く出てしまいます。
 
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 最初は上海蟹のビスク。オマールのそれとは違う比較的優しい感じのカニ味。
 
ピータン豆腐
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 従来のピータン豆腐をひっくり返してカクテルグラスに入れて出すと言うこのお店のスペシャリテな逸品。
 上にある不和不和な白いムースは豆腐のエスプーマ。口に入れると、豆乳と思う濃厚な大豆の香り。
 その下には刻んだ皮蛋です。その深い味わいが豆腐の甘さと混ざり合います。

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 サワラとヒラマサ。店主自身が釣ってきたものだそうです。寝かせてあり、マリネされているような感じ。
 下には刻んだ水菜とほうれん草でドレッシングがかかっています。
 
よだれ鶏
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鶏の胸肉に下味をつけてから真空パックし、湯煎で低温調理した鶏肉。
 切ったというよりも削ぐような感じでカットしてあり、その食感はとてもレア。
 痛快な辛味ダレが良く合います。
 
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 穴子の春巻。
 中はふんわりした穴子。
 
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 白トリュフのかに玉。
 通常メニューはトリュフ塩のかに玉なのですが、この日はスペシャルに、上には削りおろした香り高い白トリュフです。
 かに玉はずわい蟹の分量が少なく、スクランブルエッグに近いもの。米粉でふんわり炒めてあります。
 
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 那須和牛と根菜の炒め物。この茄子牛の肉質がとても良いので感心したが、肩の中の方のお肉なのだそうです。
 それに生キクラゲ、白と緑と紫の大根、そして、驚きの松茸です。結構濃いめの味付けなのに、その香りと味わいは輝きを失っていません。
 
 大将が持ってきたのは大きなル・クルーゼの鍋。
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 開けると、鱈の白子と庄内米生え抜きの新米の御飯です♪ 時期にはちょっと早いと言いますが、この一面の白子は壮観。
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 塩をあえてふらず、白子の甘さだけで御飯を先ずは少量食べる趣向。
 そして、ここからが本番です。
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 この白子御飯の上にメスの上海蟹の玉子をたっぷりと盛りつけたスペシャルな御飯です。贅沢極まれリの味。

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 デザートは杏仁豆腐にイチゴとミントの葉。
 生クリームのコクを加えた杏仁豆腐は軽い口あたりでクリーミー。カットしたイチゴを添えています。
 

龍圓中華料理 / 浅草駅(つくばEXP)田原町駅浅草駅(東武・都営・メトロ)
夜総合点★★★★ 4.0