「ブラッスリー ティーズ ミュゼ（BRASSERIE T's Musee）」（☆）
http://www.br-ts.com/
横浜美術館併設の大箱フレンチ。肝心の「ブラッスリーティーズ」自体がまだあるのかどうか記憶にはないくらいだけど、ここもそれほど褒められた店ではありません。
総評☆はつけ過ぎかも。使い方を十分考えないと…。それくらいだったら少し歩いて「葉山庵」に行った方がよいと思ってしまいました。
住所：横浜市西区みなとみらい３－４－１横浜美術館１Ｆ
電話：０４５－６６４－５６８６
定休：木曜
営業：１１時～２２時
横浜美術館の向かって左の棟にあります。フランス国旗を両側に掲げてアーチの入り口は確かにフランスっぽい。
中に入って進むと本当の入り口が。石作りの壁に木枠でガラス張りの前面。屋内ですが赤いひさしに白い文字で店名。
入ってすぐは待合。右にソファ席があります。
その奥のダイニングは広々。高い天井まで柱以外の外壁は替えアスで白いレースに臙脂色のカーテンが美しい。床は絨毯敷き。テーブルには赤いテーブルクロスと白い紙のクロス。
一角にはバーカウンターもありましたが、席は使われていませんでした。一人だからそっちでも良かったんだけどなぁ。
１０年１２月２９日昼の来訪。
映画「ヤマト」を見た後、電話で確認し、待つとは言われたが昼食は一人でここに。
１２時１５分に到着すると３，４０分待ち。そこで先に電話したことを告げたが、電話で受け付けはしてくれないのね。
デュク・ド・モンターニュ Duc de montagne ８００円
ノンアルコールのスパークリング。シャンパンのグラスに、金色で細かな泡が数筋。辛口で甘くない。雰囲気の飲み物ですね。口はさっぱりします。
本日のプリフィクスランチ ２０００円
前菜とメインを選択するランチ。デザートは５００円で別会計です。
最初に来るパンは熱いけど焼き立てっぽくはない。ねっちりした感じで口に入れるとやや重い。オリーブオイルでいただきます。
前菜）ニース風サラダ Salade Nicioise
８種類からの選択。そのうち一皿がプラス会計です。
食べたいと思うものはなかったけど、野菜を取らねばとこれを選びました。
レタス、エンダイブ、トレビスに茹でたインゲンとシャクシャクのあっさりしたキュウリ、トマト。酸味のあるドレッシングがかけられています。最初はそれほど感じなかったので途中で混ぜ合わせるとちょうど良い感じになりました。最初から混ぜておいてくれた方が美味しく感じるかも。
これに癖のないマグロのコンフィ。塩気もないのでジックリ噛んでいると味が出てきます。
玉子は自家製ゆで卵のピクルス。固茹での玉子はほんのり味がついていてなかなか良いかも。
メイン）牛ハラミのステーキ ＋５００円
８種類の中から選択。そのうち５種類はプラス会計がついています。
牛ハラミは結構ボリュームがあります。ソースは赤ワイン。ひとくち切って食べたときにかなりひく。肝臓臭い～！！そして野菜の茹で汁のような匂いもなぜかついている。う～む。少し慣れるまでつけあわせを。
カリフラワー…塩味がないそのままの茹でたもの。ブロッコリーも同じだなぁ。玉子を使ったキッシュはなかなかほんのり良い玉子の味。これにやはり塩気の薄いカポナータとキノコのマリネ。右の茹でた白菜とベーコンは美味しかった。
そうこうしているうちに肉の臭みはあまり気にならなくなった。
デザート）本日のブリュレ Creme brulee
栗のブリュレかラベンダー風味のブリュレとのことでラベンダーを選択。
薄い皿にクリーミーで甘いカスタードクリーム。上には砂糖をバーナーで焦がした飴で典型的か。作り置きみたいです。上にはリンゴやキウィ、ブルーベリーなどのフルーツ。さらに砂糖を振りかけてあります。
飲み物はコーヒーか紅茶なのでコーヒーを選択。
苦みのしっかりしたコーヒー。
立地にあぐらをかいている面が強く感じる店でした。電話対応でわかるが一人一人のお客を大切にしていない。大箱の店の悪い点が出ています。まずは受付にいる男性を再教育すべきでしょう。最初に接客が入る場所ですからね。隣のテーブルの女性二人も「案内してくれた受付の男性の感じが良くないね～」と言っているくらいでした。相手がどう望んでいるか、それを察して先にサービスとして提案するということがフレンチのお店には必要だと思います。今のままではファミレスとあまり変わりません。
ブラッスリー・ティーズ・ミュゼ
（フレンチ
/ みなとみらい駅
、新高島駅
、高島町駅
）
昼総合点★★★☆☆ 3.0