「Roy's Restaurant(ロイズ・レストラン) Honolulu(Hawaii Kai)」(☆☆)
http://www.roysrestaurant.com/
ハレアイナ賞2007年レストラン・オブ・ザ・イヤー銀賞2004年金賞。
1988年開業。ロイ・ヤマグチ氏がオープンしたパシフィック・リム・キュイジーヌの元祖。
六本木
にもあり世界に展開するロイズ、こここそがその本店です。
住所:6600 Kalanianaole Highway Honolulu, HI 96825
電話:808-396-7697
定休:元旦、独立記念日、サンクス・ギビング、クリスマス
営業:17時半~21時(金曜~21時半・土曜17時~21時半・日曜17時~)
ハワイカイのきれいな海に面した海岸通りの道に面する金色のヒトデのマークがついた2階建ての白い建物にあります。
芝生と植え込みの中に青いパラソルのテーブル席。掲げられた松明には炎が灯っています。
玄関はコオリナ
のゴルフ場と同じく、とてもシンプルなガラス扉に描かれたROY’Sの文字だけ。
中に入るとレセプションです。レセプションの後ろには鯉のいる池。2階に上がる階段もそこに。
右を見ればバースペースがあり、テラス席と開放された窓でつながっている1階のダイニングに続いています。
階段を上がって右がオープンキッチンの厨房に面した2階のダイニング。左にも部屋がありましたが、こちらは結婚式などの会場のようで、この日は使われていませんでした。
さて、申し込みはサンセットディナーです。太陽がまぶしい間は網のかかるカーテンを下ろしています。雲に隠れたところでカーテンが開けられました。
喧騒とはかけ離れたハワイカイの海の景色は色のよさもあってきれいですね~。
テーブルの上には本日のメニューが名前入りで置かれていました。こういうところはさすが一流店、抜かりありません。
料理はオプショナルツアーですでに決まっているサンセットディナー。実際の価格ははっきりしませんが、料理6品50ドルと事前に調べてあったのでもっと安いと思います。
メニューはメインがプリフィックスの4皿構成。
飲み物は別会計です。
最初に付きだしでなんと枝豆です。ピリ辛で胡麻油が香るガーリック風味の枝豆。
ついついこれを食べてしまうために娘はメインの料理を食べられなくなったという事実。
パンが美味い。グアムでもそうだったけど、外はパリッとしていて中はムッチリ。バターを添えています。
Dim Sum Style Appetizer Plate)Wood Grilled Mongolian Spiced Baby Back Pork Rib, Cold Poached White Shrimp, Roy's Original Blackened Ahi, Chicken Spiring Roll
ロイズ自慢の前菜4品盛り合わせ。
左上からエビの剥き身の冷製。エビ自体に塩気はついておりませんが、ハワイのエビは美味しいというとおり悪くありません。黒ゴマを振ってあります。下にマヨネーズベースのオレンジ色のソース。
右上は春巻です。中にはチキンなどが細かく。中身も中華というよりも東南アジア系の具で、同じ系統のチリソースでいただく。
真ん中はマグロ赤身です。表面に火を通してあります。下には緑色のオイル。たんなるオリーブオイルではなく山葵が入っているのか辛いのです。それにバター醤油のソース。この取り合わせが良いらしい。海草とニンジンの小さな添えものがしてありました。
手前は骨付きのポークリブ。柔らかくて表面はカリッと焼かれ、漬け込んだタレも甘すぎず良い味です。ソースは甘いものでしたけど。
お絞りは白いメダリオンにお湯をかけてニョキニョキと膨らむあれ。レモンが添えてあります。
Fresh Salad)Roy's Style Ceasar Salad
実はこの日一番気に入ったのはこのシーザーサラダ。サラダの食材はただひとつロメインレタス。
テーブルの上で黒胡椒を振りかけてくれます。水分が少なめでシャクシャクと個気味よいロメインレタスは過去最高の美味さ。チーズのドレッシングもでしゃばらずに美味しく食べさせてくれます。これに刻んだパルミジャーノでしょうか。
上には揚げたパン。表面には芥子の実かな。プチトマトもついていました。
Your Choice of Entree)
Pan Roasted Shrimp Linguine
家内の注文は串焼きのエビ付きのリングイネ。リングイネのソースはバジルと松の実でしょうか。酸味と旨味のあるセミドライなトマトも入っていました。周辺には刻んだ大葉。
茹で上げたリングイネにソースを絡めてあるのですが、アメリカ人の健康志向のためかオイルがないためややボソボソした印象を受けました。仕上げのオリーブオイルもないし、パスタはお互いくっついています(笑)
Pan Seared Hudson Vally Duck Breast
ぼくは鴨肉のロースト。火の入りはだいぶ入ってウェルダン。皮もついているので美味しくいただけます。特に娘は気に入ったよう。
ビッグアイランドのスターフルーツのシロップを使っているとのこと。前菜のときと同じだと思われるソースの競演。チリソースにバター醤油に山葵のソースと賑やか。味は濃い目で面白いのですがややとっちらかった印象も受けました。
下にあるのはバターをたっぷり使った紫イモのマッシュポテト。
小さく丸い黄色いズッキーニや小ぶりなズッキーニ、ニンジン、野生種のようなブロッコリーなども添えられていました。素材はしっかりしています。
Dessert)Coconut Haupia Turnover with Tropical Coulis
結婚10周年記念の旅行であると伝えたところお祝いメッセージを書いてもらえました。名前の最後になぜか「n」がついていますが(笑)。さっくりのベニエにやや重いクリーム。刻んだパイナップルが添えられ、パイナップルとベリーのソースにベリーのジャムがしかれていました。
Beverage)Fresh Roasted Lappert's Coffee or Hot Tazo Teas
ぼくは紅茶を注文。なんとティーバッグをさした白いカップとレモンを置いたお湯の提供。
アールグレイで香りはよいのですが、ティーパックだと気持ちはやや萎えます。スターバックスでも飲めるのがこれなのですね。
家内はコーヒーです。娘が砂糖を入れる実験をした後に味見をしたので甘くてミルクたっぷりでした味を知りません(笑)。
Roy's Hawaii Kai Keiki Menu
こちらは娘のためのメニュー。子供のメニューの裏は塗り絵で、クーピーのような筆記用具がついてきます。
Appetizer Course)Quesadilla Cheeze Triangles
薄焼きのピッツァ生地の間にチーズがはさんでありました。
Fruit and Vegetable Course)Carrot Stick & Sliced Apple with Ranch Dipping Saice
セロリとニンジンのスティックに葡萄です。アイオリソースがついてきました。
ニンジン葉甘く美味しかったです。
Chice of Entree)Roy's Keiki Pasta with Alfredo Sauce
4種類からの選択でこれを。少し平打ちのパスタです。チーズのクリームソース。上にも刻んだチーズたっぷり。
娘も食べなくなったなぁ。
Dessert)Hawaii Kai Cake + Ice Cream
色とりどりのトッピングが最初から練りこまれた焼き菓子。見た目がアメリカンでまったく美味しくなさそうなのですが、食べると美味しい!! 間にはバニラアイス。生クリームが添えられています。
Iced Tea 2.5ドル
飲み物はぼくがアイスティー。甘いものを想像していたのですが、きちんと甘くない!! れもんがさしてあるだけなので美味しくいただけます。
Gingerale 2.75ドル
家内はジンジャーエール。ライムがさしてありますので絞って美味しい。
Juices 2.75ドル
娘はクランベリージュースです。さっぱりしたのみ口。こちらにもライムがさしてありました。
帰りは2階から1階まで階段ではなくエレベーターを。中に飾りのように椅子が2脚置かれていました。
とても良かったのですが、内容的にはやや物足りなさも覚えました。
真価はやはり自分で行って、注文しないとわからないのかもしれません。
再訪する日は来るでしょうか?