「Trattoria Salumeria al Borgo (アルボルゴ)」(☆☆)
http://www.al-borgo.com/
横浜の新興住宅地にも確実にイタリアンの風が吹いていました。
こだわりの食材と確かな調理、居心地良いお店が駅から間近でいただけます。
子連れもOKなので定期的に訪れたい良店です。
住所:横浜市都筑区茅ヶ崎中央52-2ライオンズマンション港北エストラッド
電話:045-949-1557
定休:月曜・第2火曜
営業:11時半~14時半/18時~22時(土日祝17時半~21時)
タイル張りのマンションの1階を結構ごっちゃり装飾しています。柱をつけたような感じで悪くありません。イタリア国旗を掲げ、黒板にはメニュー多数。
2階までの吹き抜けのダイニングは木の梁と塗り壁。イタリアンらしい雰囲気は十分です。
メニューは赤いブロードの張られた定番メニューと並居る黒板メニューから。
厨房にシェフ一人、ホールにサービス心十分の男性一人の体制。
09年9月26日夜の来訪。
18時で先客なし。帰るころに結構いらしていました。
この日、説明のときに提示されたのはきのこです。フランス産の日本初上陸だというカルドンチェッロ、フレッシュのポルチーニ、ジロール茸に秋トリュフが並びます。ポリチーニのコースもあるとのことで、この店の品揃えの良さには驚嘆すら憶えます。
ブラッドオレンジジュース 630円
シチリアの赤いオレンジジュース。酸味がしっかりしていて甘みと旨味も十分で美味しい。
ウィルキンソン ジンジャーエール(辛口) 473円
たっぷり量もあるウィルキンソン。カナダドライがないのがよいかも。
パネッレ
シチリアの郷土料理で、ヒヨコマメを練って焼いたものだそうです。塩気がたっぷりで外側が焼かれているのに中はほんわりと柔らかい。フェンネルシードが入っていて香りもよい。
上に乗っているのは素揚げしたイタリアンパセリです。
自家製のパンはオリーブオイルを使ったフォカッチャ、雑穀の赤ゴマを使ったパン、パルミジャーノを練りこんだグリッシーニです。
イタリア・プーリア産カルドンチェッロのカルパッチョ ルーコラ・ペコリーノチーズ添え 1470円
そのまま生のスライスしたカルドンチェッロとバルサミコをかけて混ぜたルッコラをサラダ仕立てに。
上にはペコリーノチーズのスライスです。最後にエクストラバージンオイルを回しかけて。
このカルドンチェッロ、面白いきのこです。エリンギのようですが、かさはあっさりした椎茸のようで、ホロリと崩れるのは生のマッシュルームみたいで軽やか。
キタッラ エゾ鹿のラグーソース ローズマリー風味 1680円
自家製麺もいろいろ取り揃えられていましたが、ぼくの好きなキタッラを。
イタリアで購入したというキタッラを作るための器具を見せていただけました。
外観は地味な感じ。上には素揚げしたローズマリーです。
実際、そのローズマリーの香りがまずガンときました。エゾ鹿はその煮込まれた肉も大振りなまま入っていたりしてとても美味しい!! 上にはイタリアンの旨味調味料であるチーズを削りかけて。
仏産ノワール・ド・ビゴール豚の溶岩グリル 2520円
肉を見せていただきました。どんぐりを食べて育ったというフランスの豚。赤身の色が濃いですね~。
溶岩の上で焼いたグリルは外側がカリッとして中はロゼという絶妙の焼き具合。塩胡椒でシンプルな味付けが味わいの濃いこの豚肉の魅力を十分に引き出してくれています。
この下には鎌倉野菜。赤と黄色の人参、レッドパープル、金時人参に、ラディッキオ、フェンネル、赤い茎のほうれん草、ひそかにフェンネルシードなども入っています。
パンナコッタ 630円
デザートも自家製。黒板に書かれています。
そして、これも驚きの仕上がり。
中央にはバニラの香りも良いクリーミーなパンナコッタ。横に薄切りで花のようなパイナップルを飾り、プチプチクニクニした食感のバジルシードも添えています。ソースはフランボワーズかな?
カップッチーノ 630円
カプチーノは苦味のあるエスプレッソにたっぷりのミルクフォーム。
焼き菓子も出していただけました。
バターを使って焼いたバーチダーマ、ホロリと崩れる焼加減で真ん中はチョコレートで接続してあります。
右はポレンタの粉を焼いたお菓子のザネッティ、固めでザクザクした食感に干し葡萄の爽やかな香りがします。
手前はナッツが入る固い焼き菓子で定番的なビスコッティ。
このクオリティで子連れOKなのですから、いつか家族で再訪したいと思います。
Trattoria Salumeria al Borgo (イタリアン / センター南、センター北)
★★★★☆ 4.0