「海菜寺」(☆☆)
http://box.lizz.jp/unaji/
鎌倉は稲村ガ崎の海を眺めながらゆったりと食事できる高台のお店。
江ノ電の線路に面した入り口はなんとも鎌倉の味わいがあり、いただける食事も鎌倉野菜や厳選食材を中心とした創作的和食です。
テレビ・雑誌への露出も多いので有名ですが、時期がずれていると意外に空いていますので、ねらい目かも。
住所:鎌倉市稲村ガ崎3-7-11
電話:0467-22-1416
定休:水曜
営業:12時~18時(金土日~21時18時以降要予約)
お店の近くの駐車場は鎌倉方面からだと非常にわかりにくい。江の島からだと店名が書いてあるのが見えますので普通に停められます。そこから江ノ電の方にあがり、店の入り口へ。
本当に江ノ電の線路に面した場所です。
緑の長い暖簾がかかる昔風の軒のある木の門をくぐり、粗野なコンクリートの階段を上がる。
極小の稲が植わる田んぼのある踊り場がお宅の建つ土地。
ここから階段を上がって2階がお店です。
中に入って半階分階段を上がってようやくダイニングに。
海側は大きく開放されていて、ウッドデッキになっています。そちらも良いのですが、ちょうどテーブルや椅子にはペンキ塗りたての張り紙がしてありましたし、窓際のテーブルでいただきました。
テーブルの上に飾られているのは花ではなく、なんと赤い唐辛子。
テラスに出るとダイニングはシンプルなトタンの箱のようにみえます。
08年10月5日昼の来訪。
この日、ラー博から帰ってきて、なんと家内と娘に親父まで連れて昼食に出る。
電話をすると13時でお願いしたかったところ、入れ替えがあるとのことを言われ、12時半の予約でした。結局遅れましたけど、予約以外の時間外のお客がほとんどで関係ないみたいでした。季節はずれが良かったか。
柚子煎茶 630円
煎茶に柚の皮が入っている耐熱ガラスの急須に。
茉莉花茶 630円
こちらも耐熱ガラスのセットで。
烏龍茶 630円
ジンジャーエールはウィルキンソンですが、ドライの方なので甘くて辛くありません。いつも思うけど、逆じゃないのかなぁ。
鎌倉野菜のしゃぶしゃぶ御膳 5460円
魚と肉を選択できるので、家内と親父がそれぞれを選ぶ。
栗渋皮煮、百合根金団 銀杏、くるみ
左奥の一皿。渋皮ごと茹でた栗の表面に百合根の金団と胡桃で衣のように包んだ料理。上に銀杏を添えています。
里芋月見団子 うずら卵、吹墨ゆかり
左手前の一皿。鶉のゆで卵をつぶした里芋で包み、ゆかりを纏わせ、エディブルフラワーの花びらで飾ったもの。
焼茄子香り旬菜巻 春菊、菊花、糸賀喜
右手前の一皿。焼茄子で巻いた春菊などの野菜の上に糸のような鰹節をもってあります。
サーモンとアボガド博多寄せ ハスの実、いくら柚庵、星秋葵
右奥の一皿。スモークサーモンとアボガドのテリーヌの上にオクラとイクラを。
寿司2種)
せいろで出されます。笹の葉で包まれた2種の寿司。
穴子のちまき寿司と釜揚げしらすの稲荷です。
稲荷は手毬寿司のようなサイズ。半分を油揚げで覆い、釜揚げしらすを混ぜ込んだご飯。
穴子のちまき寿司は柔らかな穴子と一緒に握りこんだ寿司。どちらも笹の香りよく美味しい。
鎌倉野菜のしゃぶしゃぶ)
お肉の方はざるの上にたっぷり11品目以上の鎌倉野菜と極和牛と名づけられているさしの入りも良い和牛肉が4枚。甘い味噌でいただきます。
魚には金目鯛と焼き目の入った帆立貝柱。大根おろしに醤油でいただく。
ミニのコンロに陶器の浅めの鍋。スープは特製の味噌スープ。
焦げないように泡が出てきたら火力を落とし、野菜や肉・魚をしゃぶしゃぶしていただく。肉は4秒くらい。魚は表面が白くなるくらいで。
野菜がたっぷりで女性はうれしいと思います。家内は一人で全部食べきりました。
ただ、味噌のスープが薄い感じがしてちょっと物足りない。調味料を十分足していただかないといけないみたいです。
半田そうめん
稲庭うどんかと思うような太いそうめん。半田そうめんといって徳島の手延べそうめんだそうです。
これを味噌のスープでいただく。
デザート)紅茶のパンナコッタ
ロイヤルミルクティーのパンナコッタでした。驚くほどフルフルのかすかに固形よりというくらいに仕上げたパンナコッタはちょっと甘めのロイヤルミルクティー味で上質。上にはさっぱりした生クリーム。
子供のためにお子様用のメニューを注文していました。娘は寝ているので、結局デザートになるまでおきず、しかたなくぼくが食べることに。
前菜は焼き茄子の代わりに玉子焼きとハンバーグが。このハンバーグ、大人が食べても満足する肉質。
これにご飯とカエル模様のおわんに油揚げと豆腐の味噌汁。
総評は☆☆(二つ星)です。
コストパフォーマンスがもう一つに感じるのはスープの味によるのかな。リピートするのは難しいかも。