「イル カランドリーノ 東京」(☆彡)
http://www.ilcalandrino.jp/
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 グルメビルである新丸ビル の7階に登場したミシュラン三ツ星マッシミリアーノ・アライモ氏の海外初進出店。

 オリーブオイルの青い香りがとても印象に残った店で、コストパフォーマンスに優れているとも料理が格別美味いとも思いませんでしたが、かといって悪くない店だという中途半端な印象。

 平日夜でも激混みの新丸ビルレストラン街ですいているのが少々気になります。
 
住所:千代田区丸の内1-5-1新丸の内ビルディング7F
電話:03-5918-6551
定休:無休
営業:11時~14時半/18時~22時(日祝~21時半)/ティータイム15時~17時半
 
 石壁に照明が当てられた店名が浮かび上がっているのが見えます。入り口はこの近くかと思いきや、回りこんだ場所に小さく空いていました。

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 ダイニングは壁がガラスで中がよく見えますし、入り口の扉もガラス。20時半でさして混んでいないことが伺えましたので、予約なしで入りました。
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 光沢のあるフローリングの床に赤っぽいベージュ色の壁、白い天井。ダイニングの照明は吊り下げられた白い松ぼっくりのよう。ダイニングは茶色いボックスの席も用意されていますが、個室もあるようです。
 照明のついた樹木が立ち並ぶテラスに面した窓際にもテーブル席があり、そこに面するように立ち飲みカウンターと厨房があります。上を見上げれば飾り棚になっていてモダンで美しい。

 

08年3月5日夜の来訪。

 夕方16時過ぎに出発し、東大病院で4日に手術を受けた親友のところへ。
 夕食は一人で新丸ビルでとろうとこちらへ。

 
ブラッドオレンジジュース 900円
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 飲み物はノンアルコールを何かと言ったら、ブラッドオレンジをあげられました。
 氷なしでお願いすると、量が少ないですね。濃厚で細かな実も入るブラッドオレンジでした。ガラスのコップはイタリア製でしょうか、親指を押し当てたようなくぼみが側面についています。お土産を購入するためにヴェネツィアで立ち寄った小さなガラス工房を思い出しました。
 
Piccola degustazione 5000円
 一番安いコースを。もっと上でも良かったのですが、一人なのでパパッと終わらせたかったのです。
 
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 パンは3種。表面が固く白いパン、フォカッチャ、カレー風味のグリッシーニでした。オリーブオイルは皿に流しいれてくれます。青い果実味のとても強いものです。
 パンが美味い!…とはいきませんね。結果残しましたし。ミシュラン三ツ星のシェフの店とはちょっと思えない。
 
軽い前菜 ”チケッティ”を3種類どうぞ Degustazione di 3 cicchetti
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 白いトレイのような皿に3つの小さな前菜です。
 右のグラスから。滑らかなゼリーの上に温かいインゲン豆のソース。トマトのゼリーはホールトマトでできているのでしょうか。濃厚な酸味に旨味が良い感じ。ほんのちょいとオリーブオイルをたらしています。
 中央はじっくり炒めた玉ねぎとラディッキオのようです。上には刻んだイベリコ豚の生ハムかな?
 左のガラスの小皿は海老のムースの周りにナスを巻き、サフランのソースを置いたもの。これもカレーの香りがします。

 
スパゲッティ・アッラ・カルボナーラ ”イル カランドリーノ” Spaghetti alla carbonara all' olio del Calandrino
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 カルボナーラはスパゲッティーで。卵とパルミジャーノとオリーブオイルのみで生クリームを使っていないとのことでしたが、なんともクリーミー。卵の味わいも素晴らしいが、オリーブオイルの香りがするカルボナーラは初めてですね。上にかかっているのが黒胡椒ではなく、八角というのも面白いか。スパイシーさはないけど、香りが変わってよいかも。これにあわせているのは前菜でも出たイベリコ豚の生ハムのようです。
 
若鶏のフリット 香り豊かなサラダを添えて Pollo frotto con insalata aromatica
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 噛むと肉の断面から肉汁がにじむほどジューシーに仕上がった若鶏のフリット。塩気はちょいときつめで、リコリス(甘草)のパウダーもかけられているためか甘い。中央には葉野菜とスプラウトのサラダ。
 
チョコレート2種のクレミーノ ヘーゼルナッツとアーモンドのプラリネ ラム酒のグラニテ添え コーヒーの薫りと共に Cremino ai due cioccolati con pralinato di mandorle, nocciole, caffe e rhum
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 細長いグラスに5層の模様を描くデザート。下から、ラムのグラニテ、ヘーゼルナッツのムース、カカオのソース、ホワイトチョコレートのソース、エスプレッソの泡です。一度に下までスプーンをつきたて食べるように言われますが確かにそれが正解。甘みや苦味が渾然一体となって口を楽しませてくれます。ただ、ラムのグラニテはアルコール分が抜けきっていなかったので、食後頭痛がひどくて参りました。
 
食後のお飲み物 Haiti xxxxx espresso oppure Selezioned te
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 エスプレッソはクレーマがとても厚く、苦味が素晴らしい出来栄え。
 
 総評は☆彡(一つ星半)です。5000円ならばこんなものかな?