「Concombre(コンコンブル)」(☆)
横浜発 驢馬人の美食な日々-Concombre

 

 渋谷の街にフランスのビストロを再現しているような気持ちよい雰囲気の店があります。

 価格を抑えた庶民的な内容でおいしい料理。気取らず近くに寄ったときに立ち寄れる、まさに普段着のレストランです。
 
住所:渋谷区渋谷1-12-24 707渋谷ビル1F
電話:03-5467-3320
定休:無休
営業:11時半~14時/17時~23時
 

 青山の「レ・クリスタリーヌ」の2号店で、本物のビストロの雰囲気を伝えたいと2001年末に開店したそうです。

 
 駅に物凄く近い路地のようなところに店はありました。

 ビルの1階で石壁を模した店構えに小気味良い赤いひさしと黄色い文字の店名。表の黒板にも窓ガラスにもメニューがびっしりと書かれています。たしかに日本の店にはない海外の雰囲気が出ています。あらためて店構えは重要だと感じる次第。

横浜発 驢馬人の美食な日々-Concombre01


 中も雰囲気はすこぶる良い。古いながらも白い壁に白いビニールのテーブルクロス、朱色の椅子。ダークウッドの棚などの調度品。狭い印象がありますが、そこがこういうお店の良さになっているとぼくは思います。厨房は奥の方で座ると料理を作る作業は見えないが、皆忙しく働いているのはきちんと見えます。
 
 ランチセットは1000円。

横浜発 驢馬人の美食な日々-Concombre02

 5種類から選ぶメインディッシュに、サラダ、パン、ピラフ、デザート、コーヒーまたは紅茶がつきます。全員がこれにしましたが、+500円で2品盛り合わせになりますからそれを。
 

 ぼくが選んだのは以下のものです。
 

横浜発 驢馬人の美食な日々-Concombre03
丸ごとトマトの肉詰めロースト(20個限定) Tomate Farci a la Maison
 マッシュポテトの上にトマト。蓋のように上を切り取って中をくりぬいたところに挽肉と玉葱を詰め込んでローストしています。トマトの酸味と旨味が心地よく肉と合わさり美味しいです。

牛モモ肉のサイコロステーキ粒マスタードソース(+500円) Des de Beuf Sautee a la Moutarde
 まさにサイコロステーキ。脂分の少ない肉で、その分を補うような粒マスタードとバターのソース。付け合せにジャガイモと玉葱のソテー。+500円と考えるとこれは次は頼まないか。

 

横浜発 驢馬人の美食な日々-Concombre04

 デザートはひたひたに漬け込んだパンケーキ。プリンのような仕上がりでキャラメルソースが外側に染み込んでいました。

横浜発 驢馬人の美食な日々-Concombre05
 アルミのカップに入っているピラフは残念な出来。赤い色がついていますが、赤パプリカなのかな? 米はバサバサで口当たり悪く残しました。

横浜発 驢馬人の美食な日々-Concombre06
 サラダは黒オリーブの入るサラダ。味は普通。
 
鶏レバーのパテ 白ポルト酒風味 Pate de Foie de Volaille au Porto Blanc 650円

横浜発 驢馬人の美食な日々-Concombre07
 アラカルトで追加している一皿です。粗塩と胡椒がかけられた鶏レバーのパテにカリカリに焼かれたフランスパン3枚。パテはレバーらしい味わいで濃厚でやや重い。レバーの風味は白レバーでない分か臭みに感じてしまいます。フランスの日常的な食文化なのでしょうが、パンにつけて食べるとほんとに日本食との大きな差を感じました。
 
スペシャルシュークルート アルザス風 Choucroute Speciale 1800円
横浜発 驢馬人の美食な日々-Concombre08

 これはこのお店にいったら食べようと思っていた一皿。一見するとドイツ料理のようで、ソーセージ3本、ベーコン、ばら肉の煮込み、とり腿肉の煮込み、ジャガイモが酢漬けキャベツの上にのっています。アルミの皿で供されるが、非常にシンプルな割りにランチの時間だとだいぶ時間がかかりました。

横浜発 驢馬人の美食な日々-Concombre09

 最後にコーヒー。
 あくまで近所の店、それも行列についてまで…という感じではありません。

 サービスに関してもレストランとは違うなぁと実感する。

 

コンコンブル フレンチ / 渋谷駅神泉駅明治神宮前駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0