「九つ井 本店」(☆☆彡)
丘一つを丸々店にした蕎麦屋があります。陶器を焼き、懐石を作り、着実に日々進化を遂げる店。
丘をあがった離れの部屋では囲炉裏焼きや懐石を。丘のふもとの茅葺屋根の民家では絶品の蕎麦や一品料理の数々を楽しむことが出来ます。家族から接待まで、その客層は幅が広く、すべてを受け止めてくれ、子供の頃からの顔なじみの店でもあります。
住所:横浜市栄区田谷町1319
電話:045-851-6121
定休:月曜(祝日のとき火曜)
営業:11時半~23時(日祝~22時)
夏至も近く、夕方18時を過ぎても日が落ちていない時間に見ると、ここの緑が素晴らしいことにあらためて気づきます。
建物は木造の和式の建築。茅葺屋根の落ち着いた田舎風の作りに自家製の陶器のタイルや飾りの数々は緑美しい情景にベストマッチ。どこから写真を取っても絵になります。
11年6月2日夜の来訪。
夜は娘の希望を聞いてこちらに。
ちょうど娘は寝てしまい、座敷席の方でいただくことになりました。
しかし、最後にはちゃんと起きてとろろ御飯をたっぷり食べる。
ぼくはといえば、とろろそばのざるそばとこちらをいただきました。
江戸前穴子の天ぷら 1300円
抹茶塩ではなく、天つゆしかなかったのは残念か。
11年5月8日昼の来訪。
この日は陶郷の陶器市が開かれていました。いつものところにも招き猫などが置かれています。
千恵麿さんに挨拶し、席をどうするか聞かれたところ、表のひさしの下が気持ち良さそうとそちらにしてみました。
オープンエアのスペースで食べるのは初めてです。
桜海老が入るサクサクのかき揚げ。こんな風に積み上げられるのは凄いなぁ。
この時期ならではの気持ちよさです♪
11年3月22日夜の来訪。
少しずつ変化している「九つ井」。この日は母屋の前にこんなものを見つけました♪
車は結構とまっているのでお客は多いはずですが、母屋の方は少ない。先客2組4人だけ。
店主の千恵麿さんもキャンセルが多くて参っているとおっしゃられる。従業員が多いお店は固定して出て行く費用も多いし、食材の用意も大変だと思います。
筍と白魚のかき揚げ 900円
筍はほんの薄切りでちょこっとみたい。白魚はたっぷりとサクサクふんわりに仕上げられていて美味しい!!
天つゆもそれだけで飲んでしまう…。なにせ、抹茶塩でかき揚げは食べてしまうのですから。
北海道厚岸のあさり酒蒸し 1000円
娘がはまぐり?と聞くほどに大きなあさり。とろんとした口当たりであさりが美味しい。上には白髪葱と刻んだ万能葱。出汁も効いた汁まで美味しい。
山菜うどん 1500円
柚子がきいてさっぱりとしつつ程よい出汁のつゆの中に太めの手打ちうどん。山菜は穂先の筍、しめじ、えのき、菜の花、葱、三つ葉、ニンジン、湯葉などでした。季節によっていろいろ変わります。薬味には葱と紅葉おろし。
添えられている漬け物がとてもおいしい。大根の皮のしょうゆ漬けのようなのも。
09年1月13日の来訪。
夜は消化の良いものを。ということでうどんを食べに出る。
ちかくでおいしいうどんというとここになります。
平日夜だからでしょうか。母屋の先客は2組4人だけと空いております。
三色うどん 1900円
三色うどんはとろろ、なめこと大根おろし、錦糸玉子とアナゴです。うどん自体は細い腰のあるもの。
つゆはいつもの濃い目のもの。
揚げ物はついてきます。白と黒のゴマを衣にした牛蒡、あられを衣にした南瓜、餅に海苔を巻いた天婦羅、ブロッコリーの天婦羅、ふんわりした白身で茶色い佃煮のようなものを包んでライスペーパでまいたような天婦羅など面白いものばかり。
そば御膳 3800円
家内の注文。
最初にクリーミーでチーズのような食感のゴマ豆腐。上には山葵と柚子の皮。
箱で来るそれはとても美しい。短時間でこれが出てくるところが驚きです。
黄身酢のかけられた生のたこと花びらを模して外側を赤くした長芋など、手が込んでいておいしいのですからいうことなし。
最後にはしっかりした固めの細いそば。
地鶏竜田揚げ 1000円
生姜を利かせた醤油ダレにしっかり漬け込まれ、ゼラチン質まで美味しい地鶏。
白子茶碗蒸し 1200円
出てくるまでに時間がかかったけど、さすがの熱々。
濃厚な口当たりの白子を中央に添えて。鰹節の香る餡をかけた茶碗蒸し。中の地鶏も白身魚もプリプリ美味しい。
08年9月21日昼の来訪。
昼は大雨。豪雨といってよい降り方のため、当初「海菜寺」を予約してなんて考えていたが、到底無理。髪を切りにいった家内を港南台に迎えにいき、朝比奈から鎌倉へ行く途中のそばやを開拓などと思ったが、彼岸のため大渋滞だ。親父の提案で方向を変えてこちらへ。
いや、ここも待合はマンパンだ。
知った顔なので当初椅子の席になりかけるも、ちょうど空いた座敷に入れていただける。
冷がけそば 1300円
ぼくはこれ。新メニューのようです。
皿の上にそば千切りの茗荷と大葉、そばの芽、素揚げした茄子に削り節。
そのままそばつゆを自分でかけていただくこともできるし、器にそばつゆを入れてもりそばのように食べることもできます。娘に器を譲ったので自分は皿にかけていただく。
ざっくばらんな食べ方で茄子も美味しく良かったです。蕎麦湯もいただけます。
さくら海老かき揚げ 1000円
家内と意見が一致したメニュー。大好きな桜海老です。
揚げ方もサクサクのホロホロ。桜海老の香ばしさもとても素晴らしいものになってています。
抹茶塩と人数分出していただける天汁でいただきます。やはり抹茶塩が美味しい。
山菜雑炊 1400円
親父の注文。
鉄鍋にさっぱり味の雑炊。溶き玉子に山菜と三つ葉・笹がいたネギやニンジンです。
山菜そば 1500円
家内の注文。温かい蕎麦は個人的にそれほど好きではありませんが、暖かいものが食べたかったという家内。
地鶏せいろうどん 1600円
娘のために注文したのはこれ。
うどんはざるで細めのもの。しっかりと腰のある美味しいうどんです。
これにつける暖かい汁には白い部分のネギと表面がとろりとしている地鶏。つみれも入っていました。
07年12月27日の来訪。
この日は仕事収め。終わってから鎌倉へ繰り出そうと考えていたのですが、娘が下痢をしているという。外食するなら手近で和食は家内の頭の中では絶対事項に。家で食べようにも食材は使い切るようにしてしまっていたので外食しかない。文句が出ないのはこちら。
食べたのは帳場もある母屋で。手打ちの場所もある良い古民家です。
雨の予報か年末のためか、すいていました。
あん肝豆腐 900円
オレンジ色とベージュの二層からなるあん肝豆腐はまるでケーキのような外観。豆腐と呼ぶにはちょっとあれな気もしますが、あん肝味が口にゆったり広がります。
白子茶わん蒸し 1000円
白子を乗せた茶わん蒸しで、和風だしの餡をとろりとかけています。茶わん蒸しには鱈らしき白身の魚と鶏肉が入っていました。味が薄味でぼやけているから白子も今ひとつ活かされていなかったような。
熊の産むしり鶏の胡桃胡麻和え 800円
鶏肉と菜の花と椎茸を胡桃と胡麻のペースとで和えたものです。脂身の色も良い鶏は胡麻和えと合わさって美味しい。
天ざるうどん 1900円
蟹は大振りなのがドンと入っていて豪快。雑炊自体はしみじみしただしが出ているのですがうどんの汁の後だと薄味すぎて物足りません。
06年8月30日の来訪。
本日は近隣の同業者の会。
大和の件のためか雨のためか、心なしかガラガラに見えます。
アスパラ豆腐です。アスパラの香りが濃い…。柔らかく口の中でほぐれていく豆腐。上には赤パプリカと茹でたスイートコーン。出汁と共にいただく。口の中の後味で豆腐の味わいがしばらく残る仕上がりには感銘を受ける。ちょいと添えられた紫蘇の花にもささやかな美を感じます。
7つしかありませんが。
寄せたマグロのほぐし身の上に焼いたチーズのスライス。
カニの身とシャクシャクした長芋のゼリー寄せ。
赤いとびこを挟んだ海老。
酢漬けのうど? 上には梅のペースト。
焼きサバの手まり寿司。上には針生姜。
磨り潰した南瓜。南瓜の持つ自然な甘さが際立つ。
塩もみだけした小振りなキュウリ。
炭火は充分に加熱した備長炭を持ってきました。一酸化炭素が出ないくらいに…なのかな。
いつもと同じ串物や焼き物は画像を割愛します。
肉は牛肉、若鶏、鴨と定番。しかし、鴨は煙が出るので、厨房で焼いてきてくれるという風にかわりました。たれた脂で換気がおかしくなるのを危惧しているみたい。
ナスも同じ。田楽のように味噌をつけて食べました。
海鮮は大振りの帆立貝。
それに本日は串に刺されたマツタケです。子ぶりながら香りは抜群です。酢橘を絞って食べます。
サラダはいつものディルの香りの効いたもの。
途中で煮物が出ました。出しであっさり炊いた南瓜、ニンジン、大根などに茗荷を刻んでのせています。
野菜はいつもの玉ねぎとじゃがいも。
口直しはいつもの煮込んだ大根を冷やしシャーベット状にして柑橘系の爽やかさを加えたもの。
最後にそば。これも定番。
デザートは果物です。種無し葡萄、キウィ、パイナップル、なし、桃入りのゼリーです。
もう一つは黒胡麻のアイスを黒胡麻入りの餅で包み、粗く磨り潰した黒胡麻をまぶしてコーティングしたもの。これはすごい。
かわらず上質です。
06年3月18日の記録。
娘と家内が戻ってきて、宇都宮の両親とうちの両親がそろって7人で一席設けました。
6人がけでゆったり座れる離れの部屋でした。
いつもながらの梅酒。ここ梅酒はお酒が飲めないぼくでもいつでも美味しくいただける。小さなお猪口に四角く透明な氷がゴロリと入っていて冷たくすっきり美味しいんです。
付出し)
ゼリーで寄せた春の菜。黄味で彩をつけた白魚、桜花大根、塩漬けの桜の花びらなどで飾り、出汁でまとめる。美しい突き出しです。
前菜)
白く長い陶器の皿に白い桜の花のついた枝。中央にはオレンジ色の人参のゼリーに花びら型の百合根。甘い人参の味わいがストレートにきます。左には焼いたシャクシャクの筍、とんぶりをのせた小さな桜鱒棒寿司、ほっくりとした碗豆茶巾。右には表面が黄色いいか黄味焼、小さく重ね合わせた酢茗荷、竹串に刺した三色花見団子です。
お造り)
氷の上に盛られた刺身の数々。プリプリの蛸と脂ののったトロは当然良いものだとしても、表面を焼いたイサキの香りと味わいのよさは格別。トロより美味いかも。そして、驚いたのは玉葱みたいに見えるもの。かつらむきした大根を玉葱のように重ね合わせて切ったものでした。通常のつまよりも美味しく楽しめます。
本日のお魚料理)
和食器の上に大根、太刀魚、菜の花を重ね合わせ、ソースを回しかけた魚料理。フレンチではないかと見間違いそうな仕上がりですが、素材それぞれは確かに和食。塩胡椒でさっぱり焼いた太刀魚らしい淡白な味。胡椒の香りがきいた一皿でした。
炭火焼き)
近江牛の串焼き、アスパラ、若鶏です。
そば懐石でも炭火で竹串に刺した上質の炭火焼が楽しめるのは幸せでしょう。
アスパラは新鮮で生でもいけます。この日の牛肉はさしの入り方といい肉質といい最高。若鶏も変わらぬ美味しさです。
煮物)
「MORIMOTO XEX」でも使われていたような美麗で淡い桃色の模様の入る器に。
桜花大根、焼つくね、蛸やわらか煮、ふき青煮、南瓜含ませ、桜麩、木の芽の炊き合わせです。
素材はどれも吟味されて和の味わいのよさが滲み出てきます。
酢の物)
くらげ、菜花、かに身、白魚の酢の物。くらげは生くらげのようで、コリコリではなくプルンとした食感。旬の菜の花はあっさりした味わいで、そこにほぐしたカニの身の味が加わります。酢の物とのことですが、酸味は軽やかで非常に好ましい。酢の物は好きではないのですが、これならばいくらでも食べれます。上には姿そのままの白魚が2匹です。絹を縒りまとめたようなやさしい魚ですね。
お碗)
黒い塗り碗に緑色のスープ。アスパラすり流しで、とろみがついていてまるでアスパラのポタージュのよう。青い香りがアスパラらしく、塩味で美味。具には焼いたタラバ蟹の身。ぶぶあられが食感を演出しています。
手打そば)
いつもながらのもりそばです。
長野安曇野産の最高級の蕎麦粉を使った二八そば。一番粉と二番粉を使った白い色の蕎麦です。硬さ、咽喉越しよく、そばつゆもやや辛めで好み。
甘味・水菓子)
杏仁のクリームをのせた剥きリンゴとレモンのシャーベットにキウィ。もうひとつのペーストはどこかで食べたけどなんだかわかりません~。上のリンゴには赤い色がつけられているところが面白いが、肝心な質でとても満足がいきます。
途中、お茶を2回変えて出してくれるなど、離れなのにしっかり接客してくれました。
昔から数え切れないほど伺っておりますが、以下のメニューは05年6月18日のときのものです。
家内の懐妊祝いに駆けつけてきたご両親と夕食に。
肉の嫌いな義母のため鴨肉が出てくる離れの囲炉裏の懐石料理ではなく、宴会用の平屋の方で。めずらしく本日は店主の千恵麿さんがいたので、うまくあまり待たずに平屋の和室に4人の席を設けてくれました。
そば御膳 3800円
6つに仕切られた黒塗りの箱に運ばれてきました。
左上には酢の物。酸味が非常に軽く甘い酢味噌で海苔のゼリー寄せ。コハダと生姜がのっています。
中央上は天ぷら。海老とサツマイモとしし唐と茄子。天つゆは先ほどと同様。
右上には前菜。出汁巻き玉子、鴨肉の燻製、海草の寒天寄せ、そら豆に入った豆腐の和え物。
左下には焼き物。皮をパリッと焼いた鮭の上にアスパラをほぐしたソースをのせて。ヤングコーンと醤油につけた生姜が添えられています。
中央下は松の実の入った錦糸玉子と紫蘇ののる酢飯が俵状に3個。
右下は煮物。冬瓜、南瓜、山芋、梅肉ソースのかけられたいんげんです。
どれも素晴らしい美味しさ。くどくなく上品な味付けなのに物足りなくない。
これにお碗は和風出汁の上品なもの。白身魚と玉子豆腐でしたでしょうか? 寒天のような膜をのせています。
蕎麦は手打ちでこりこりした硬さを持つのど越しの良いもの。つゆは醤油がやや濃い目だが、強いそばに負けない風味とまろやかさがあり、やはり美味い。
最後に揚げ饅頭が供されます。本日は草の香りのする緑色の団子で割ると中は熱々のあんこ。甘さは控えめで口当たり良い。これは家内が大好きなんです。
旬の野菜の天ぷら 1100円
アスパラ、うど、レンコン、えのき、さつまいも、なす、おくら、エリンギなど。
和の味わい深い陶器の皿に盛られた天ぷらは、すでに和食の風情があります。自分のところに窯のあるこの店ならではの出されたときの美しさ。すりおろした生姜が添えられています。天つゆでいただくのですが、これも隙なく美味しいし、天ぷらのさくさく差加減はくどくないのでいくらでも食べられそう。
若鶏の竜田揚げ 1000円
十分に醤油ダレのしみこんだ若鶏は柔らかくやや辛めだが美味しい。ぼくの好きなメニューです。カラリとしていて余計な衣がないのも好み。しし唐の天ぷらと絞るためのレモンがついています。
05年7月27日に会合で伺いました。
これは離れの席目の前の囲炉裏の炭火の写真。
自分で支払いしていませんので、コースはわかりませんが、多分Bコースかと。
1)トマト豆腐
ズッキーニと太目の錦糸玉子がのっていて、温泉玉子のような和風出汁でいただく。トマトというところが面白い。
2)前菜盛り
ほうずきに見えるのは皮を剥いたプチトマト。アナゴの押し寿司、サーモンのガリ巻き、ところてん、昆布、枝豆の和え物など。
3)梅酒
順番が前後していますが、食前酒です。これがこの店で美味しい。角氷が入っていて冷たい。
4)サラダ
ディルなども入った定番のサラダ。さっぱりしょう油ドレッシング。帰りにお土産でもらいました。
5)ジャガイモの串焼き
最初からふかしてあるので軽く焼き目を入れるだけ。バターで食べる。この時期にしてまだ新じゃがで驚くほど黄色い。
6)若鶏の串焼き
生後100日の若鶏だそうです。しっとりとしていて柔らかく美味。
7)茄子の串焼き
これは普通。
8)鮎の塩焼き
串にさして焼いてもってきてくれます。蓼酢付き。ほっくりした身が淡白でよい。
9)ホタテの炭火焼
殻の上で直に焼きますが、出汁醤油が最初からかけられていますし、下処理してあるので食べやすく美味しい。貝柱も紐もぷりぷりです。
10)鴨の串焼き
ミディアムレアでも食べられるという血の滴る鴨肉。焼けたところから食べるのも良いそうです。
11)葱の串焼き
白く太いところをいただく。
12)マグロのたたき
マグロの赤身の表面だけサッと湯通ししたようです。葱やミョウガに紫蘇をのせ、さっぱりいただける。
13)つくねの串焼き
柔らかなつくねには葱も入っています。ふんわりとしています。
14)口直し
レモンのシャーベットかと思いきや、大根をすりおろしてシャーベットにし、レモン果汁と炭酸水を加えたものだそうです。驚きですね。大根らしさなく、口直しとして面白い。
15)ざるそば
手打ちの蕎麦は定番。変わらず美味しい。
16)甘味
丸めた笹の葉に入れられた羊羹。
17)デザート
果物の盛り合わせです。スイカ、メロン、巨峰、マンゴーです。いつもは丸ごとメロンが多いのですが、こういうのもうれしい。
05年8月13日にメーリングリストのミニオフで離れでいただきました。
写真はその離れです。中腹くらいにある8人のための部屋。
驚いたことに扉のないトイレが併設されています。それだけにおい管理に自信があるのですね。
Bコース 10500円
写真は抜粋です。前回のコースとかなり重なっていますので。
1)突き出し
とうもろこしの豆腐みたいな寄せ物。上にのっているのは百合根の反対側に当たる茎の部分だそうで、未体験の美味しさ。まるで花の蕾を食べているような感覚です。
薄いガリでワンタンのように包んだ海老、黒く色づけされたごぼう、中に柑橘系のゼリーの入った卵で出来た玉、枝豆入りのふわふわしっとり固めた玉子、ゴーヤ入りの豆腐、湯葉巻き。
本日は赤味噌がついてきました。
若鶏、葱、つくね、鴨、ジャガイモなどは前回と同じ。
写真は焼く前。丸々太った鮎です。
がっちり塩をつけて炉辺で焼かれています。ほくほくで美味しい。
6)帆立殻焼き
これもいつもと同じ。三陸産でとにかく大きい。しかし、本日は水分が出すぎたのか、だしが薄まっていまひとつの仕上がり。
近所に住む社長、成田さんのお勧めに従い、そばではなくうどんで注文してみました。
ねっちりしていてねばり腰があるうどん。つるりとしたのど越しも良い。
8)デザート1
四角いくずきりの上に餡子と白玉に杏かな? 黒蜜がかけられています。
9)デザート2
フルーツの盛り合わせ。すいか、種無しの巨峰、パイナップル、メロン。種が極力少ないスイカが四角いブロックで。
最後に参加者の写真です。この大きさだとダレが誰やらわかりませんが。この暗さで食べているわけです。