「chef’s V 横浜ランドマーク店」(☆彡)
ランドマークの5階が新しくグルメスポットとして生まれ変わろうとしています。
これをアップした時点でまだ全体は未完成でしたが、眺望素晴らしいこの店は05年4月25日から開店しています。
野菜を前面に押し出した美しい料理の数々を楽しめるレストランです。
住所:横浜市西区みなとみらい2-2-1ランドマークタワー5F
電話:045-225-6188
定休:無休
営業:11時~14時半LO/ティータイム14時半~16時半LO/17時~22時LO(土日祝~21時半)
店の外観は白塗りの壁に赤い文字できれい。向かって右側にはガラス張りの厨房があり、さまざまな美しい野菜の料理を作る姿がまた楽しめます。
店内の壁側は広い窓で、ドックヤードガーデンから観覧車まで見え、景観は素晴らしい。
05年5月15日に家内と来訪。
夜景も美しく見えるカウンター席に座ることが出来ました。
18時にはお客も20人くらいに増え、まだ完成していないレストラン街にしては盛況ではないでしょうか。
メニューにコースはなく、アラカルトのみです。
仔鴨胸肉の燻製プラム巻きと焼き葱のビンチョス 820円
仔鴨胸肉の燻製のスライスに赤ワインで煮たプラムを合わせ、白く太い焼き目のついた葱が串できました。甘いプラムをやや癖のある鴨肉のスライスにあわせて食べる。フライにした白髪葱と3cmくらいに切られた万能葱に水菜が下に敷かれています。メインの串はどうかと思うが、見目は良い。これはまねできそうだ。
ジャンボマッシュルームのガーリックオーブン焼き 980円
サニーレタスの上に巨大なマッシュルームのソテー。かさの部分にはソテーした玉ねぎとひき肉が詰められ、上には軽く焼いたプチトマトと揚げたカリカリのローズマリー。マッシュルームはやはりそこがべっとりしているが、ひき肉とあわせるとそこそこに美味しく感じる。付け合せにしかれている紫芋とサツマイモのスライスのフライもパリパリしていて好感が持てる。
茸スープ カプチーノ風 650円
ベージュ色の森の茸のクリーミィなスープ。たっぷりときのこのみじん切りが沈んでいます。カプチーノ風で上には泡。驚きなのがココアパウダーがかけられていることで、効果のほどは少々頭をひねる。なんとなく甘く感じますね。「SAKURA」で先日同じものを食べたので落差がとても感じられる。
サクサクパイで包んだオニオングラタンスープ、リヨン風 780円
白い壺状のスープ皿に黄色いパイ生地のドーム。中を破るとオニオングラタンスープが。とろとろに溶け込んだ野菜がうれしい。パイとスープの一体感があったり、チーズが入っているともっと良いのだが。
香ばしい芽キャベツと桜海老のトマトソース 1100円
トマトベースのスパゲティは湯で具合味共に凡庸。芽キャベツを焼いたは良いがやや焦げが苦味として口に広がる仕上がりで、生の桜海老もトマトソースにその存在を打ち消されてしまっている。もう少し海老の香りを引き出すようにすれば…もったいない皿。
フランス産セップ茸とゴルゴンゾーラのリゾット、西洋葱のフライと共に 1300円
ブルーチーズであるゴルゴンゾーラの物凄い香りが口に広がるリゾット。バルサミコがソースとして使われ、香りの強い白髪葱のフライが加えられて、もう何がなんだかわかりません。強いものに強いものをあわせているのでしょうが、やはりパルミジャーノレッジャーノのリゾットの方が良いなぁと感じました。
霧島豚のあぶり焼きとしゃきしゃき野菜の京湯葉ロール 1200円
霧島豚の炙り焼きは大量の春雨や水菜とともに生春巻きに似せた湯葉の中に包まれ存在感を失っている。ソースは梅とマヨネーズ。菊の花びらが散らされているところはお洒落。
雑穀米入り豆乳ブリュレとバニラアイス 650円
デザートは写真入別メニューのリストからこれを。
15種の雑穀が入るクレームブリュレは豆乳が原料だけあってあっさりとろりと美味しいし、やわらかな雑穀の食感ともあっています。豆乳の物足りなさを雑穀が補完しています。上にはバニラアイス。恐ろしいほど薄切りにして揚げた人参のチップはすごいと思います。甘く煮たみかんが付け合せ。一度食べれば満足なデザートです。
料理が出てくるタイミングはやや遅め。とくに最初の飲み物が出てくるまでに時間がかかりすぎです。
立地を含めた雰囲気と料理のアイディアで☆(一つ星)でした。それ以外はかなり手を入れないと長く続かないかもしれません。とくに作り手の問題は大きいかもしれません。
06年8月9日の来訪。
ランチタイムも台風まっさなかの13時ともなれば窓際は埋まっているものの通路側はガラガラ。
子供連れであることを伝え、6人がけテーブルに座らせていただきました。
ランチメニューは100円ちょいとお手ごろ価格。tegouma
さんが好きそう~♪
霧島豚と季節野菜の網焼き丼 1100円
ぼくが頼んだのはこれ。黒いトレイに白い丼で提供されます。豆腐とわかめとなめこの赤だし付です。
米は10種の雑穀御飯(黒米、胚芽押麦、餅黍、餅粟、餅赤米、胚芽玄米、とうもろこし、はと麦、アマンサラス、キヌア)。ここに網焼きの焼き目のついた霧島豚のロース、エリンギ、南瓜、ししとう、パプリカ、カリフラワ、さつまいもなどがのっていました。この他には新鮮なサニーレタスです。ソースはやや甘めでバルサミコ酢が入っているかも。酸味がありました。ここにスパイシーにレッドペッパー。
季節の野菜のパスタ 1000円
本日は霧島豚とキャベツのペペロンチーノ。とはいっても、豚はどこ?というくらい入っていないなぁ。かわりに目立つのはキャベツとトマト。上にはディル。
ハンバーグプレート chef’Vスタイル 1200円
これは義妹が食べていたので、味見は出来ず。1日限定30食のプレートです。
10種の雑穀御飯に分厚いハンバーグと野菜。煮込んだ野菜などもソースと共に盛られていて迫力があります。今度食べてみようかな?
本日のベジタブルスープ 300円
冷製パンプキンスープでした。パフ・キヌアがクルトン代わりに入っていました。
パティシエ特製ランチデザート 300円
パンプキンスコーンを注文。黄色い南瓜の香りのするスコーン。南瓜の甘み自体はそれほどありません。これに蓮華に蜂蜜がたっぷり。ヨーグルトのアイスにラズベリー、パイナップル、ブラックチェリー。
茶豆のクレームブリュレ 450円
クレームブリュレなのですが、飴の下を探ると粗めでザクザクした茶豆の香り満載のクリーム。上にはさらにクリームチーズと塩茹でした枝豆に薄焼きのクッキーが飾られています。
味見だけしたアップルパイ。かなりの甘さですがそれが美味しい。
総評はちょっとあがって☆彡(一つ星半)に。
周辺の店も出揃い完成しています。
新顔野菜の本もついでに有隣堂で買ってきちゃいました。