晴れだと思っていた週末、どうやら天気がくずれるらしいと聞きました。


今年は本当に雨の日が多いです。


豊富に水があるのはとてもいいことですが、


週末はすっきりと晴れてほしいと思ってしまいます。


今日は待ちに待った金曜日です。


私の働いているところでは、


毎週金曜日がカジュアルデーです。


ジーンズで出勤し、ランチはパブでビールを飲みまくりますので、金曜日の午後は仕事をしない人がほとんどです。


仕事が終われば、社内でまたビール。


「Thank God It's Friday」というフレーズの意味をかみしめつつ、会社を後にします。


その足で友人たちと合流し、次のパブへ・・・


夜の街へと消えていく金曜日の私の姿は、日本のサラリーマンオヤジもまっつぁおなのであります。


しかし、本音を言えば、私はオーストラリアのパブなんかより、日本の大衆酒場の方が、百万倍好きです。


もつ煮や刺し身、煮こごりなどをアテに、瓶ビールを飲みたいのです。


こればかりはメルボルンでは体験することは無理ですので、なるべく考えないようにしながら、金曜日をやり過ごしています。


(もしメルボルンの「大衆酒場」をご存知でしたら、ぜひ教えてください。毎日通います)



さて、ここからが本題です。


ビクトリア州でスピード違反の罰金を取られそうになったら、素直に払うしかないのか?という話です。


答えは、「条件を満たしていれば、払う必要はない」です。

皆さんは、Official Warningという、素敵なシステムをご存知でしょうか?


恥ずかしながら、メルボルンに越してきて間もないころ、私の元にスピード違反のレターが郵便で届きました。


マニュアル車の運転練習中にパニックになり、60キロゾーンを暴走したときのことです。


確か、150ドルほどの罰金だったと思います。


落ち込む私に追い討ちをかけるかのように、夫が家族親戚中に私のスピード違反の件をおもしろおかしく言いふらしたところ、夫の妹が、「払わなくてもいいんじゃない?」 と。


そんな彼女は警察官です。


かなり信憑性があったので調べたところ、「Internal Review of Infringements」と「 Official Warning」というシステムが存在することを知り、おかげさまで罰金を払わずに済みました。


Official Warningというのは


スピード違反時の事情を「Internal Review of Infringements」に手紙を書き、


同情を誘い、「スピード違反」から


「スピード違反したけど、反省しているようだし、今回は厳重注意のみ」


に変更してもらうことです。


簡単に言うと、警察に手紙を書き、一回だけスピード違反を許してもらうことです。


同日に複数のスピード違反をしてしまった場合や、気づかずに同じ場所で毎日スピード違反をしてしまっていた場合も、条件を満たせば、許してもらえる可能性があるようです。


以下の条件を満たしている場合、Internal Review of Infringementsに手紙さえ書けば、確実にOfficial Wariningを発行してもらえます。


1)過去2年間、一度もスピード違反および

その他の道路交通法違反(飲酒運転、信号無視など)をしていない。かつ


2)過去2年、Official Warningを受け取っていない。 かつ


3)有効な運転免許証を保持している。かつ


4)今回のスピード違反は、時速10キロ以内の違反である。 かつ


5)自分が今回スピード違反したことを認めた場合、


「どうして今回違反してしまったのか、どう反省しているのか」を書面にして以下のあて先に送りつけると、

数日後にOfficial Warningが郵送で届き、めでたくスピード違反の事実が取り消されます。


Officer in Charge

Traffic Camera Office

GPO Box 1916

Melbourne 3001


私の場合、

なれないマニュアル車の運転でパニックをおこしていた

標識を見逃していた

夜に運転することはめったになく通常の精神状態でなかった

普段はスピードリミットの時速5キロ下で運転している模範的なドライバーである

深く反省しており、一生同じ過ちは起こさないと決意した

などなど、大げさに手紙を書きました。


みなさん、スピード違反の罰金を払う前に、ぜひご確認を。


もしかしたら、罰金を払わずにすむかもしれません。


ちなみに、焦って罰金を払ってしまった場合は、もう後の祭りです。


ちなみに、駐車違反は違反のうちにカウントされないようです。


ちゃっかり者のメルボルン人たちの間でも、ほとんど知られていない(らしい)システムですが、確実にスピード違反がチャラになるとのことです。


メルボルンに来たばかりの方や、2年間交通違反で捕まったことのない方は、利用されてはいかがでしょうか。



詳しくは、Victoria Poiceのウェブページに情報が載っていますので、興味があれば、ぜひご覧ください。


http://www.police.vic.gov.au/content.asp?Document_ID=10369


二年おとなしくしていれば、マイナーなスピード違反なら許してもらえる、メルボルンの話でした。



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