学生だけなく社員と話していると良く聞くフレーズ

「自分、学校の成績悪かったんで」
「大学出てないんで」

残念ながら?、学校の成績と頭が良いか悪いか、もっといえば仕事が出来るか出来ないかは関係ないんです。

ざっくり言ってしまえば、学校の成績=暗記力、仕事の成果=実行力です。どれだけ知識があっても実行出来なきゃダメなんです。
一流大学を卒業すると一流企業へ行きやすいというのはあります。大学名で判断する会社は多いので(ちなみに、当社のエントリーシートには卒業or在学校を書く欄がないので、大学名では判断していません)学業の良し悪しが、仕事の良し悪しに見えてしまうのかもしれませんね。

学生のみなさん、データ分析っていうと、数学が得意な人やエクセルが得意な人がやるものってイメージないですか?
文系の人はデータ分析なんてできるはずないって思っていませんか?全然違いますよ!
企業で使うデータ分析なんかは、算数で充分です。

<顧客数データ>
100-1=99
100+1=101

もうこれで数字とのにらめっこはおしまいです。ただ学生と大きく違うのは、この後です。
大切なのは、1名のお客様を失った理由であり、1名のお客様が増えた理由です。
1名のお客様を失った理由をつかめないと、99はたちまち70になり50になります。逆に1名のお客様が増えた理由を展開できたら120にも150にもなります。
数字から理由を探り、そして改善していく。それが社会人です。

そして、もうひとつ加えると学生はテストの社会ですよね。だからテスト前につめこんでテストでいい点を取ればそれで良しとされます。
でも社会人になったらテストなんてないですよ(もちろん検定などはありますが)
一夜漬けでなんとかなる世界じゃありません。毎日の積み重ねが重要なんです。この先面接の話もしていきますが、多くの学生が面接、いや就職活動自体をテストだと思い込み、まったく見当違いな準備をしています。

まず学校の成績が悪いからなんて理由で自信を無くさないでくださいね。あなたにはあなたの得意分野が必ずあります。嘘じゃないです。アピールできるものが必ずあります。
次回はそのアピールポイントの見つけ方をお話ししますね。