先週の金曜日に、あるご夫人が相談に来られた。

ある方から紹介されて、我が家に来られたのだ。
私に何か憑き物が付いてませんか?と言ってきた。
そこで、霊視するためのご祈祷を修したが、狐狸のたぐいや、死霊などは見えなかった。
だが、中年の男性が後ろから羽交い締めにしていた。
あーこれは生き霊だ。
その他に、水子さんみたいな黒い影が見えた。
霊視が終わってその事をつげたら、彼女は水子さんはいたが、流産した所のお医者さんが、お墓の土の部分に埋めてあげるようにと言ったので、墓地の土の部分に埋めたと言う。
誰か祈祷者か、僧侶に水子供養はたのんだか?と聞くと何もせずに埋めたとのこと。
誰か男性が、後ろから羽交い締めにしてるのだが、心あたりはあるか?と聞くと、たぶん旦那さんだと言う。
彼女はスピリチュアルに興味持っていて、あちこちの社寺仏閣や霊場を尋ねて御参りして、パワーをいただいてると言う。

私は、生き霊が旦那さんなら、生き霊返しもできないし、水子さんのご供養をしますか?と聞いたら、なんとも思ってないので、その気はないと言う。
それでは私があなたに何をすれば良いのか?聞いたら、軽くお祓いしてついているものを取ってくださいと言う。
憑き物は付いてません。
コールタールみたいな穢れは、あなたの身体についてます。
それを浄め祓いするなら、させていただきますと答えると、それをしてくれと言う。
何か食い違ってるのだが、まぁ紹介してくれた方の顔もあるし、浄め祓いをさせて頂いた。
そして、彼女に自分の修行のため、般若心経を写経するように進めた。
彼女は旦那さんに不満を持ってることや、娘達と旦那さんとが上手く行ってないとか、話すのだ。

拝み屋の所に来るくらいなら、それなりの覚悟と何か困り事の解決のために皆さん来られると思うのだが、まぁ何かを他人のせいにして、自分は正しいと思っているのだろう。
写経を、書いたら我が家に持って来るように伝えて、彼女は帰って行った。
写経を頑張って書いて来るようなら、まだ見込みはある。
せっかくのご縁で来られた方達を、なんとか少しでも佛さまの慈悲に縋れるように、我が使命はあると思っている。
繰り返し来られるようなら、少しづつ教化させていただけるだろう。
報恩に感謝、合掌