御神杖とは、金の杖、長さ九センチくらいで、お箸のような形をしている棒だそうだ。

私は、その御神杖を見たことがない。

知り合いの男性が、その御神杖で人の身体の痛みや、邪気を取ると言っていた。

男性はある事情で、その御神杖を失くしたらしく、今は持ってないと言う。

金で出来てるので、値段も高価で、その御神杖は、大峰山の修験者が祈祷して、神力を込めていると言っていた。

私は形的には、独鈷杵みたいなものかと、彼に見せた。

すると、彼はこれを拝み込んで、神力を入れてくれたら、使えるかも知れないと言う。

そこで独鈷杵を、注文して取寄せた。


長さ約9センチ。アンチモン製の独鈷杵である。

これを2本買って、1ヶ月祈祷して、念を込めてみた。

仏像を、開眼するも、御札を拝み込むのも、念を込めて祈祷するのである。

そして、彼に拝み込んだ独鈷杵を渡して、使って観るように頼んだ。

彼からの電話では、御神杖には追いつかないが、でもかなり良い感じで、痛みを取ったり、邪気を抜くことが出来ると言ってきた。

我々行者は、独鈷杵で封印したり、三鈷杵で開いたり、清めたりするので、彼の使い方もあるのかな?と思います。
 
昨日の土曜日に、午前中お祓いに来られた女性に、この話をして、お祓いの前に、どこか痛いとこはないかと尋ねたら、首筋と肩、腰が痛いと言ったので、私が拝み込んだ、もう一本の独鈷杵で、彼女の首筋と肩を、邪気抜きをして見た。

すると、彼女は痛みがないと言う。

その後のお祓いで、今度は腰の痛みを無くす祈祷をかけたら、彼女はスッキリしたと言っていた。

次に、午後から作法を習いに来た、女性に、御神杖の話をして、どこか痛いとこはないかと尋ねたら、首筋と肩が痛いと言う。

そこで、独鈷杵で、首筋と肩の邪気抜きをしたら、痛みは失くなったと言う。

これは本当に、痛みや邪気を抜けるんだと思うのだが、いやいやまだまだ、試して見ないと信じれない。

自分で拝み込んでいて、半信半疑は自分を疑うようだが、ある程度の方達に試してみて、真偽を問うことにする。

この話しは、まだ結論はくだせないので、ジジイのたわごとと思い、読んでください。   合掌