この記事は2013年の再アップです。
ある女性からの相談以来の話を書きます。
人間が生きていくということは、本当に難しいものであります。 自分の立場が、脅かされたら誰でも、排除したいし・・ 敵対するものです。
私とても、日常生活において、喜怒哀楽は茶飯事なのですから、仕方ないものだと思います。
こんな言い方は大変辛らつなのですが、人は悩みなくして生きられないのです。
しかし、拝み屋のところに来て相談されたら、こちらはなんとか依頼者さんの希望どおりに、祈祷をしようと頑張ります。 ところが、いつも思うことなのですが、祈祷も立場を変えたら、相手には呪詛となる場合もあるのです。
依頼者さんが、無欲でお互いの立場を考えて、相互関係の修復を考えられての祈祷ならよいのですが、どうも一方的に被害妄想に陥り、その結果を拝み屋に話されるケースがたたあります。
そうなると、拝み屋は一方的な話を聞いて、その依頼者さんの肩をもつようなことになります。
しかし?それが本当に真実なのかはわかりません。 そこで、祈祷をかけると・・相手には呪詛になるのです。
まわりくどい書き方で恐縮ですが、簡単に書けるような事象は少ないです。
男女のもつれ、愛欲とお金のもつれ、そしてだまされたから?関係を絶ってお金をとりもどしたい?そこで拝み屋に拝んで欲しい?
ちょっとお待ちなさい。そこまで関係が深くなってるのは?貴方と相手との間は、かなり親密になってたんじゃないの?しかも・お金をだましとられたって言うけど?貴方もなにかの、見返りを求めてたから・・お金を相手に出したのじゃありません?
この世の中は、セルフディフェンスをしないと、危ないですよ? 男と女が、親密な関係になるのはね? お互いにもくろみがあって、それをお互いが勝手に良いほうに勘違いして、もっと親密になるものでっせ?
これが・・まだ十代の若い子の話ならわかりますが・・貴方?お年はいくつなの?40、50歳になってね?
騙されたなんて・・言っても・・世間は認めませんよ?
取られたと言うお金をあきらめて、絶縁するなら縁切りはできます。
お金を取り戻したいなら、貴方もそれなりに相手の立場を否定しないで、その相手の心をよくつかんで、少しでも相手がお金を稼げるように協力して、お金の回収を望むなら、そのような祈祷をできますよ?
そう言うと、彼女は・・・「それをどうしていいか、わからないから。 相談にきたんです。それを拝んでください。」
あのね?そんな祈祷はできません。 貴方が腹を決めて、二者択一のどっちかを選ばないと、お不動さまも、動けないのですよ。
もう一度貴方の考えを、よ~~く整理して、貴方だけが被害者のような考えは捨てて、考えてから、こちらにおいでください。
そう申し上げたら、彼女は不満そうな顔をして帰られました。
私は、いつも思います。 どのような祈祷であろうが、依頼されたら全力でさせていただきますが、依頼者さんの気持ち(念)が決まらないと、一本の矢が出来ないのです。
拝み屋はその念の矢を、ご本尊さまの弓につがえて、的をめがけて射るのが役目だと。
矢が曲がってたり、柔らかかったりしたら、的に飛んでいかないのです。
男女のからみと、お金の問題は、いつの世でも難解な事象ですね。
さて!またがんばって次!いってみょう~!! 合掌