この記事は2013年の再アップです。
二月のはじめに、アルバイト仲間の運転手が、若い運転手と話してた。
Hさん「昔の曲をパソコンやスマートホンから引っ張れるかな?」
若者 「はぁ・・どんな曲なんです?」
Hさん 「エミージャクソンの涙の太陽っていう曲なんだ。」
若者 「う~~む。最近の曲ならサイトからダウンロードできますが?いつの時代の曲ですか?」
Hさん 「たしか・・・俺が中学か・・高校生のころかなぁ?」
若者 「うへぇ? そんな古い時代の曲は無理ですよ。」
Hさん 「そぅか・・・古い曲はできないのかぁ・・・」
その運転手は、私より一級上のはず。 昭和27年うまれだったはず。
そこに私や、同い年から2,3級上の運転手が4人ほどいたのである。
エミージャクソンは覚えてないが、安西マリアがその歌は、歌ってかなりヒットしたはずだった。
同年代の運転手が、ワイワイガヤガヤその歌のことで、かなり盛り上がって話をしてた。
そこで、私がHさんに提案した。
私「1970年代くらいのかなり古い曲を洋楽から邦楽まで、集めた奴がいてね。 それを外付けハードにダビングしてるから、それから捜してみたら?明日持ってきてやるよ」
Hさん 「ほぉおお?それは凄い。 是非貸してくれ。頼むよ」
ってことになって、翌日彼に渡したのだ。
彼に渡したハードには、たしか8ギガのUSBメモリーに入りきらなかったくらいの曲がわんさか入ってる。
このハードは、神奈川にいる、友人がサイバージョッキィーをするために、
フィアル別に、整理してまとめてたものを、恋さんがゴっソリとダビングしてくれ、それをまた私にダビングしてくれたものである。
ところが、私はそういう作業がまったくの苦手だ。
なにか欲しいものがあると、恋さんに頼んでUSBメモリーにいれてもらい、それをFMに飛ばして車で聞いている。
8ギガのUSBメモリーに入ってる曲をずっと聴いたことがある。
トラックのFMに飛ばして、約一週間くらい聞き続けたが、聞きはじめの曲にもどることがなく、ついには、ファイル別にすっとばして、聞きたい曲をきいていたが、もどかしいので、CDに焼いてもらって聞いているのだ(笑)
そのハードを彼に貸したのだが、三日くらいして訊ねて見た。
すると彼は・・「パソコンから、引っ張り出して曲を調べてみたが・・まだ半分も調べれてないんだ、すまないが、もう少し借りてていいかな?」
私 「あぁ・・急がないから大丈夫だよ。よかったら、あのハードをそっくりダビングしてもいいぞ?」と彼にいいました。
それから一週間がすぎたころ。 彼から答えがきた。
H氏「まことにすまないが、あの曲は見つからなかったんだ。 ハードは、そっくりダビングさせてもらったよ、ありがとう。」
そこで、貸したハードは返ってきたのだが・・なんともキレの悪い話になってしまった。
こうなったら!!困ったときの 「恋さん」頼みしかなぁ~~い!!!
さっそく恋さんに頼んで曲をさがしてもらった。
さすが恋さん。。。 どうやったのかわからないが、二日後に我が家のパソコンにメールを送ってくれた。
メールを開くと、「エミージャクソン 涙の太陽」と書いて、ファイルを送ってくれた。
さっそくダウンロードしたら、我がパソコンから、あの曲が流れてきた!!
調べたら、1965年の曲で、イギリス人とのクォーターの日本人女性が歌ったらしい。エミージャクソン「深津エミ」
さて・・これをどうやってH氏にわたそうか?またまた恋さんに電話して聞いた。
USBメモリーに入れて渡すのが一番簡単な方法だと言う。
電話しながら、あ~だ、こ~だとやって、ついにダビング成功~~~。
翌日、H氏に、USBメモリーを渡したら、彼は満面の笑顔で喜んだ。
しかし。。その笑顔。。いやスキンヘッドのいかついおっちゃんが、1965年の「涙の太陽」を受け取って満面の笑顔。。。。
似合わないんだよな・・・(笑)
でも、昔なつかしい曲は、なかなか聴きたくても手に入らないのが、現状だ。
レコード持ってても、再生するためのオーディオがない。 しかも針がない。
今の世は、若者には天国みたいな時代だが、我々おっちゃんが、青春を思い出す曲は、押入れの中や、廃盤になってる事が多いのだ。
過ぎ去った過去は、思い出は、どの人の心にも忘れられずに生きている。
懐かしい音楽、映画など・・たまには聴いてみることが、心の浄化につながるのかもしれないと思う。