不成仏霊とは、霊界に渡ってない、この世に留まっている霊である。

自殺者や、水難事故で亡くなられた方、登山で亡くなられた方、突発的に事故で亡くなられた方は、頓証菩提なので、
普通に病気とか、老衰で亡くなられて、お葬式を出したのに、何故かこの世に留まっている方の霊を不成仏霊と言っている。

自殺者や事故で亡くなられた方も、ある意味不成仏霊なのだが、わかりやすく言ったら、エーテル体の比重が重いか軽いかの違いと言えぱ、わかりやすいだろうか。

もちろん重い霊は、無明地獄に落ちて行くとされてる。

軽い霊は家の中に、留まっていて、わりと大人しくいる場合もあり、未練や執着とかで上がれない霊は、ラップ現象とかの霊現象を起こすこともある。
あくまでも、私個人の経験と、実践してきた場合の話で、他の方は、他の認識と経験があるかもしれない。

この3年間、あちこちで土地鎮めをやらせて頂き、霊現象や霊障で相談に来た方々を、お祓い、縁切り、生霊返し、呪詛返しなどなど、祈祷させていただいてるが、
お葬式を出して、法事、お盆、彼岸のご供養を、ちゃんとお坊さんにやって貰っているのに、私が訪ねていく家の祖先様は、たまに不成仏霊となっている。
お仏壇がない家は、論外と思っていたら、その土地の前の所有者の家の祖先様が、そのまま屋敷仏となって、そこに新しく家を建てた他人様の家の中に留まっているパターンもあった。

なぜ?どうして?と不思議に思っていたのだか、先生に質問したら、昔ながらの土地の因果因縁、古い亊来歴などを、明治以前の修験者たちは、家宅発遣、六道、餓鬼、縺れ仏、無縁仏などを、悉退作法をしていたのだが、それも国の政策で修験道の廃止をせまられ、作法が消滅していき、今の世で、出来る修験者がほとんどいないとのこと。
それを聞いて、世間が変なのはそういう事かと、思います。
消滅しかけてる、作法を復活させて、それを後世に残さないと。

祈祷師養成機関をつくらないと。
と思います。  合掌