道教の方位方角に関する禁忌を踏まえて成立した陰陽道(おんみようどう)で,方位の神として恐れられたもの。金の性のゆえに金神と称された。《中右記》の1114年(永久2)の記事に,金神を忌み方違(かたたがえ)をする習俗のあったことを記し,《本朝世紀》《百練抄》《玉海》などの文献にも同様の記事がある。南北朝時代の《簠簋(ほき)内伝》には,〈金神は,巨旦大王の精魂なり〉と説き,遊行するものとされ,金神七殺の方として,甲(きのえ)己(つちのと)の年は午未申酉(うまひつじさるとり)の方,乙(きのと)庚(かのえ)の年は辰巳戌亥(たつみいぬい)の方,丙(ひのえ)辛(かのと)の年は子丑寅卯(ねうしとらう)の方,丁(ひのと)壬(みずのえ)の年は寅卯戌亥(とらういぬい)の方,戊(つちのえ)癸(みずのと)の年は子丑申酉(ねうしさるとり)の方にいると記されている。
修験道の作法の中に、金神除けというものがある。
上記の解説の記述のごとく、恐れられた神である。
高島暦などの本年盤を見ると、三年ふさがりとか、大将軍とかが、塞ぐ方位がある。
最近、先生に教えてもらってる作法が、金神除けである。。
今日の教えの中で、「行き遭い金神」の説明があった。
行き遭い金神という神は、他の金神のように動き方が一定でなく、年盤にものらず。
たまたまどこかで出会ったら、出会った者は、急逝するとのこと。
世に言う、コロリ病とか、ポックリ病と言われてる死に方をするそうだ。
防ぎ方もなく、出会いを予測もできないなら、打つ手はない。
他の金神なら、方違えとか、金神除けの作法で除けることも出来るが。
それって。昔はそういう亡くなり方を、医学や科学で解明できなかったからで、今の世なら脳梗塞とか、心筋梗塞とか、死因は説明できるのでは、ないですか?と尋ねてみた。
先生曰く、今の世でも死因不明で亡くなる事はあるんだぞ。それが行き遭い金神にやられたということだ。とおっしゃる。
そういえば、我が家に来られてる、大○君のお隣のご主人が、40才過ぎで朝起こしに行ったら亡くなってて、死因はまったくわからなかったと言ってたことがあった。
まったく打つ手はないんですか?と尋ねたら、容態が急に悪くなって3、4時間は猶予があるので、その時に的確に行き遭い金神除けの作法を修したら助かるらしい・・
それって、他人さまのことでは、間に合わない。
自分が行き遭い金神に出会って容態が急変した時に、自分でやるしかないのでは??
しかし、苦しいなかで、作法が修せるかどうか。
またそこらへんを、先生にお尋ねしようと思う。
先走ってお尋ねすると、お叱りを受ける可能性がある。
合掌