三宮に住む、修験の行者さんと不思議な話をしてきた事を書きます。


ある方から紹介されて、時折お話をする仲になった行者さんだが、日常はペットショップのオーナーさんである。


年齢も、私と同じくらいで、関西の男性らしく、ボケとツッコミを自前でやりながら、話す方である^^

その方の名前はOさん。    彼が、姫路まで来ると、電話があり、私は出掛けて行った。

Oさん『あんな、琉さん、俺たちペットショップやってて、ペット協会の役員やってる者は、いろんな理由で、いたしかたなくペットを殺さないとあかんのよ』

Oさん『俺は、縁あって行者やってるから、そういうペットの供養も、障りがあった動物霊も、なんとか供養や、お祓いで、それなりに暮らしているんだが、仲間は悲惨な事に、なる事もあるんや。』

話を聞いて行くと、ペット協会の会員さん(ペットショップの業者)達は、どうも、動物霊に悩まされたり、霊障に苦しめられてる方たちが多いらしい。

なんで、動物を殺すのかは、よく分からないし、本人も詳しく語らないので、聞かなかったが、行政からみなどで、いろいろあるらしいのだ。

Oさん『今まで出会ったなかで、一番不思議なのはな。。 十二単衣を着て、顔は犬のブルドッグみたいでな。。顔に歌舞伎役者みたいな、隈どりしてんねん。』

私『それは、犬の妖怪、魔物なの?』   

Oさん『たぶん犬の魔物か、妖怪だと思う。』

私『その魔物は、調伏出来たの?』    Oさん『いやぁ、それがな。。どうにもならんかったんや』

私『それで、どうなったん?頼まれた祈祷やったんか?』

Oさん『う~ん、頼まれたお祓いやったんやが、さっぱり手ごたえなくて、お祓いにも、調伏にもならんかったんや。でな。。依頼者は、亡くなったんや。』

私『あらま。。そりゃ、大変やったんやな。』

Oさんの祈祷や、お祓いを見たことないので、実力はわからないのだが、拝み屋として、そんな話を聞くと、人ごとには思えないし、世の中と言うか、魔界には、いろんな魑魅魍魎は確かに存在する。

私も、修行中に、そんな魔物と言うか妖怪と言うか、歌舞伎役者みたいな、隈どりした妖怪には出くわした事があった。

そいつとは、たぶん、引き分けになったと思ってる。かなり凄い奴であった。

この続きは、また書きます。