さて、ここらで幼い時はどんなことやってたか。
今は拝み屋になってるから、宗教的な話や、不思議な体験を書いてるが。
少年時代は、悪ガキだった。 今は、不良中年だけど^^
まず、猫の話から書こう。
父親の実家に、夏休みになると預けられていた。 祖母と祖父と、父の弟夫婦と、その子供(従兄たち)の、大人数の家庭だった。
小学校2年くらいだったと思う。 夏休みになって父の実家に、約一カ月預けられて、俺は悠々自適な、夏休みを満喫しながら、イタズラばっかりしていた。
実家に猫がいた。 猫の名前は忘れたが、まだ、生後一年もたってない、中猫だった。
白い猫だったが、いつも家の外で遊んでるので、かなり薄汚れた猫だった。
その猫は、えらそ~~に、ヒゲをピンってはやしてて(あたりまえなんだが。)
俺は、どうも、そのヒゲが気に入らない^^ っで、俺がたまに、遊んでやろうとすると、 そいつは(猫) プイ!っとよそ向いて、立ち去ってしまう。
ある日、おじさんがお酒飲んでて、そのツマミに、スルメを食ってた。
そのスルメを、ちょろまかして、猫をおびき寄せたのだ^^
猫は、スルメが欲しいから、近寄って来た(シメシメ^^)
っで、猫が、スルメに食いつきそうになった時、捕まえてヒゲを、ハサミで切ってやった^^(丁寧に両方を根元から切った^^)
猫は、スルメを咥えたまま、走って行ったのだ^^
俺は、してやったりと、微笑んで見送った。
夜中になって、猫が歩き回っている。 あちら、こちらで、コツン、コツンと
頭をぶつけて歩いていたらしい。 猫はヒゲがないと、暗闇で頭をぶつけるらしい^^
俺は、夜中に、ばあちゃんに、叩き起こされた!『●●~~!おまえじゃろうが~?こんなこと、するやつはおまえしか、おらん!』
俺は寝ぼけて、なんのことやら、わからないが、そこは。。悪ガキなので、『なんも知らん~。やってないぃ~~』 と、しらばっくれる。
とにかく、いろいろ、イタズラしてるから、本人は、どのことやら、わからないのだ^^
次の朝起きたら、ばあちゃんは、めっちゃ怒ってて、『●●!おまえはな~ほんまに、ロクなことせんやつじゃ。。猫のヒゲ切ったら、夜中にあちこち、ぶつけて、ネズミを、獲れなくなるんじゃ!おまえが、ネズミ捕ってこい!それまで、飯抜きじゃ~~!』 っと、言った。
俺は (ほぉ?そうなんじゃ?あのヒゲは、ネズミ捕る時に、必要なもんじゃったんか。 へぇ~~?) 納得したのだ。
しかし。。朝飯は抜き。。 だんだん腹が減って、ひもじくなる。。
悪ガキと言えど、小学校2年の子供に、ネズミなんて捕れるわけがない。。
しばし、考えた。裏の倉庫に、そう言えば『ネズミ捕り』が、あったはず。。
ネズミ捕りって言うのは、金網で拵えた、ネズミの捕獲用のワナ^^
昔は、米や、味噌や、醤油や、保存の効く食料を、保管する倉庫が、どの家にもあった。(農家だけかもしれないが。)
そこには、ネズミが、わんさか居て、『ネズミ捕り』も、いくつか仕掛けてあったのだ。
倉庫の中を、あちこちさがして、『ワナ』を点検した^^
うまいことに、一個のワナに、ネズミがおった^^(すでに、ネズミは毒の食べ物を食って、御臨終)
そこで!中のネズミの死骸を取り出して、そいつを家の中に持って入って、
猫の餌が入ってる茶碗の中に、入れておいた^^
お昼が近付いてきたので、ばあちゃんは農作業から帰ってきた。
俺『おかえりぃ~、ばあちゃん、あんな?猫がネズミを捕ってきたよ!』
ばあちゃん『あらまぁ~~。ほんに、ネズミを捕ってきとるがなぁ^^』
俺『そうじゃろ?ネズミを捕ってきてるじゃろ?』
ばあちゃん『ほんまじゃなぁ^^ ●●?これ、どっから持ってきたん?』
俺『いゃ。。猫がどっかから、獲ってきたんじゃろ?俺は見つけただけ。。』
ばあちゃん『こりゃ~大人はだまされんぞぉ~!』
俺『いいや!これは、猫が捕ってきたんじゃ~!』
てなこと言っても、ばあちゃんは、お見通し。。
俺は飯抜きの上に。。今度は縁側の柱にくくられて、無残な姿^^;;
しかし!悪ガキには、根性っちゅうもんがある!そのまま、柱にくくられても、謝らない。
そのうち、家族がみんな帰って来て、お昼御飯を食べてる。。
従兄たちが、柱にくくりつけられた俺を見て、笑ってた。
(くそぉ~~いい考えだったのになぁ。。なんで?ばあちゃんには、わかったん?)
そこに、じいちゃんが、やって来て、『●●おめぇは、ほんまにロクなことせんやっちゃのぉ。 そのまま、飯食わせてもらえんかったら、死ぬど?いいんか?』 『ワシなら、そこで謝って勘弁してもらうで?素直に謝ったら、じいちゃんが、ばあちゃんに言って、こらえてもろうたるから、はよう謝れ。』
俺『じいちゃん?わいなぁ?ヒゲを切ったら、猫がネズミ捕れんようになるから、おまえ、ネズミを捕ってこい、いわれたから、獲ってきたんや、ほんでな?飯食いたいから、猫が捕ってきたように、したんじゃけど。なんで?ばあちゃんは、わかったんかな?』 ここが、まだ、幼いガキなのだ^^
じぃちゃん『ほぉ~そこまで、考えたんか^^まぁええわい、謝って飯食わせてもらえ^^』
ってなことになって、ばあちゃんに謝って、解き放ち^^
昼飯を食ったら、もう元気いっぱいや~~!さて。。次は何をしたろうかな。。
どうにもならん、悪ガキであったのだ^^