ようこそRITZのアジトへ。



みなさんおはこんばんちは当温室の使用人のRITZですw

ここしばらくは鉢物にばかり手をかけていたので、夏場のダメージを引きずるウォーターフォールの方の現状をブログでお伝えしていませんでした。

 

ですので今回は、年末年始にウォーターフォールのメンテがてら撮影したpic中心にお送りしたいと思います。

いつもはラップの天板と、アクリルの前板でミストを閉じ込めています。
なので普段はガス室状態でなんだかさっぱりわからない空間だったりするのですが…w

メンテの際にはこのように取っ払ってしまいます。




どうでしょう、なかなかマブい仕上りではないでしょうかw

 

本当は常時オープンにしたいところなのですが、渓流植物のであることと、美しい状態を維持しやすい環境(湿度)を試行錯誤した結果今の環境に落ち着きました。

ビバのミストシステムが使えれば文句なしにオープンなんですがねw


過去記事:ウォーターフォール×ノ×ホンキ

どうにもこのレイアウトを組む際に使いたかったのが枝垂れムラウィことマパニアカウダータ。

去年の5月にTBさんとLAさんの両方でカリマンタン産のマパニアがリリースされ、それぞれ極細のTB便×1、細葉のLA便×2、広葉LA便×1を入手していました。

 

本レイアウトはこのマパニアを砕石積みの崖に配置するところから始まりました。

今ではそれぞれ頭が3~4に分かれているので、今年の夏前には株分けしたいところですね




でも、あくまで主役はブセファランドラ。


夏に蒸れて悲惨な目にもあいましたが、根茎さえあればどうとでもなるもんです。
ひもQ状態までハゲあがったナンガタマンも芽をたくさん吹いてだいぶ生い茂ってきました。



後ワンポイント欲しいな~と思った矢先、いい感じのブセが再リリースとの情報が…w

年明け元旦のAZさんの籠にて、
アリダルムsp 
"Jupiter"とブセ sp"kopi-susu"をゲットし、年始の抱負にたがわぬスタートを切ったのでした。


記事を書いている本日朝、早速花が3つ上がっていました。

新芽の色がコーヒー牛乳色でなかなか雰囲気の良いブセですね。


その他、養生個体のKishii達も調子は上々のようでよく花を上げるようになりました。


バライスブに至っては現地画像そのままにのびのび育ってますw


惜しむらくは水耕栽培的に育成していたクリプトたちを抽水させたところ、ほぼ溶けてしまったことw

何とも水際がさみしいw



この覗き込みのアングルで水面付近にクリプトが(ヌーリーとかストリオ)わさわさしてたらサイコ―なんだけど…w



ブセばっかりのレイアウトとはいえ、葉の形状やサイズでリズムをつけ、各種色合いやステムの赤で目線を引くポイントを設けているのが肝だったりします。

ただ、そんなまじまじと眺めて悦に浸れるのはサトイモスキーなごく一部の変態さんでしょうし、単にコレクションしている人たちから見たら管理できるの?タグ落ちしちゃわない?と心配されてしまったりw



ところで、怪しげな1枚の写真
使用人の手から発せられるナニカでこいつらは育っています。
成分は、企業秘密です。(no't nigirippe)



ブセにハマり倒して久しい今、コケ対策や増やすにはどうしたらいいか~もっといろんな種を集めたい!という目的から
何をどうすればストレスなく導入できるか、この種はどの環境に置くのが最も美しいのか~そしてベストな見頃は何時なのか!そんなことに主題が移ってきています。

半年ぐらい養生すると、Kishiiのような大型種でも普通に安定します。
もちろん日本人採集者さんたちの手でリリースされる株と個人輸入等で入荷する株では状態に差があります。
ワイルドの導入時にちょこちょこ手を掛けないとあっという間にドロドロになっちゃうことも茶飯事なんでw

アグラオネマなんかでも言えることなんでしょうけど…まぁ溶けたりなんだりはサトイモ科にはつきものだということで…

水中、抽水、水上と3パターンで1年以上実験してみたのですが、いずれにせよ小型化は避けられないようでした。

さすがに太陽光での育成まではしていないので、そのうち鉢物に仕立てて、窓辺育成に挑戦してみようかなと思っています。



1時期、根がすっぱりと無くなっている便のものをつかまされた(付き合いであえて買いました)事がありましたが、芋すら無い、葉の付け根+数本の根wではさすがに復活はできませんでした。

上の写真のモノは、かなり葉の溶けが進んでいるものの、白い根がバンバン出始めてからは溶けもなくなりました。

普通のブセには無い癖があるものの、このワイルドな出で立ちにはロマンが溢れていますね。

縮景レイアウトであっても、草体にはあくまでポテンシャル通りを発揮してもらいたいのがわがままなところ。
萎縮、いじめて小型化させるのはあくまでテクニック。

望まない小型化は育成失敗なのです
これを叶えるにはこちらが環境をがんばって整えてあげなくちゃいけないわけで…w

そんなわけで今日も使用人はあくせくとメンテにいそしむのでした。

~fin~

久しぶりの更新で忘れられてると思いますがぽちっと…ぽちっと……