代官山、恵比寿の美容室 RITZのトップスタイリストの小川です。
今日はくせ毛のへのアプローチ法。
くせをどうやって扱いやすくするかがテーマです。
今日のモデルは・・・
うちの奥さん。
うちの奥さん、何を隠そうかなりヘビーなくせ毛です。
beforeの画像はこれでもくるくるドライヤーで一生懸命クセを伸ばした状態。
くるくるドライヤーを使ってもご覧のとおりのクセ毛です。
毛先には数年前にかけたストレートパーマが残ってるはずなのですが、
それでもうねってしまいますし、毛先のダメージも相当です。
美容師の奥さんだけあって、今まではありとあらゆるトリートメントを駆使し、
なんとかクセをごまかそうとしてきました。
髪と同じ成分のトリートメント、髪の表面をつるつるにする（コーティングする）トリートメント、
オーガニックやらクセ毛にいいといわれるものを色々試しましたが、
結局髪がベタッと重たくなってしまったり、そのわりに毛先のパサつきや広がりは収まらなかったり・・・・
くるくるドライヤー無しでは外にも出られない状態でした。
そこでたどり着いたのが、
逆転の発想。マイナスのケア。
つまり髪に栄養分を足したり、コーティングしてごまかすのではなく、
髪を素髪の状態（すっぴん髪）に戻し、髪を本来の状態に戻してあげるということです。
なぜなら、髪の毛は死滅細胞といって死んでいる細胞です。
今の科学ではどんなトリートメントや髪をつるつるにするコーティングをしても
ダメージが治ることはないのです。
つまり、痛んでないように見せるため、トリートメントでごまかすということしかできないのが現状です。
このコーティングする成分は市販のシャンプーやトリートメントはもちろん、
サロンで取り扱っているものにも大概含まれています。
これはお肌でいえばファンデーションを塗っているのと同じことです。
一次的に肌はキレイに見えますが、そのまま寝たりすると当然お肌にはよくないですよね。
皆さん寝る前には洗顔してすっぴんで寝ると思います。
そして、洗顔後にお肌がつっぱるので化粧水や乳液をつけますよね？
コーティング剤の入ったトリートメントは、洗顔後にまたファンデーションを塗るようなものです。
なので余分なものの入っていない、化粧水や乳液のようなトリートメントに変える必要があります。
そこで僕が奥さんに勧めたのが、
ハホニコから出してるクリットシャンプー。
と、
RITZモイストトリートメント
色々試した結果、この組み合わせがベストでした。
クリットシャンプーは頭皮と髪のことを考えてつくられたシャンプーで、毛穴の汚れや髪についている余分なものを落としてくれます。
コーティングを落とすと最初はきしんだように感じるかもしれません。
これは洗顔後のお肌がつっぱったように感じるのと似ています。
なので化粧水や乳液をつけるようにRITZモイストトリートメントを毛先にもみ込むようにつけ、ケアします。
このトリートメントはコーティング成分を一切含まず、髪の中にしみ込ませるようなトリートメントです。
もちろんこれでダメージが治ることはないですが、素髪になることによって、ペタッとならなくなったり、
髪が扱いやすく、まとまりがよくなってきます。
うちの奥さんも今までで一番いいといっています。
髪1本、1本がばらける感じで手触りもいい、とのことです。
で、昨年出産したこともあり、何とか扱いやすい髪のなる様にということで、
ひとまず痛んだ毛先をばっさりカットすることに。
やはり本当の意味でダメージをなくすにはカットするしかないので、
しばれる長さは残し、極力カットだけでクセを抑えるようにカット。
↓すると・・・
なんとか見れる感じに！
カットでボリュームをコントロールしているのもありますが、
毛先のまとまりがよくなってます。
ただ、やはりかなりハードなクセなので、
これでもまだ乾かしだけではボリュームが出てしまします。
なのでこれは自分でくるくるドライヤーをしたときの画像。
before→after
どちらもくるくるドライヤーは使ってますが、かなり改善されてきました！
でもまだ自分でブローしないといけない状態。
ここからさらにセットが楽な髪型を目指します。
続く
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