2つ前の投稿『バッカスの悪戯』 等、ブログを始めたのが3月だからでしょうか、寒さにまつわる投稿が多いですね(あとはコレ とか)。


そんなわけで、機を逸する前に、もう少しばかり寒さと自分に関する話を。


とりあえず、僕は寒さに弱い。


風邪の引きやすさに関しては東洋一とさえ言われているほどである(主に僕の脳内で)


そんな僕にとっては信じられない出来事が、古の雅を今に伝えし古都、京都にて、数年前に起こってしまったのである。
幸いにして自分はその現場にはいなかったのだが、もし目の前に居合わせたとすれば、あまりの衝撃に卒倒していたかもしれない。



その日、雪の降りしきる京都の街を、とあるサークルに所属する3人の男が歩いていた。


1人は当時大学2年生の男性N君で、サークルの代表者。


もう1人は当時大学院1年生の男性Jさん。この時期、憲法学者を目指して驀進中であり、既に只者ではないアカデミックな風格を漂わせていた。


そして最後の1人、当時大学1年生の男性A君。いってみればサークルにおけるペーペーであり、そしてこの物語の主人公となる男である…


…さて、先ほども述べた通り、この日の京都では雪が降っていた。


当たり前の話だが、道行く人は皆、厚着をしている…している…はずだったのだが、1人だけ、本来そこにあってはならない異分子が存在していたのである。


お察しの通り、その異分子とは当時1年生のA君。


なんと彼は、身を切り裂かんばかりの寒風、というか雪が吹きすさぶ中、なんと半袖のシャツ1枚だけで華の古都・京都を闊歩していたのだ!


残りの二人がどれだけ注意したところで、A君は『だって暑いじゃないですか』と、のたまうばかりで、その歩みを止めようとはしない。


んなわけあるか!


そして、おきまりのように突き刺さる、雪よりも冷たい周りからの視線に耐えかねた残りの2人は、サークルの代表者としての地位も、研究者としてのプライドもかなぐり捨てて、サークル的カースト制度の最下層に位置するA君に、上着を着るよう頼み込むほかなかったと、後に涙ながらに語った。


どうやらJさんは、憲法よりも先に、人間それ自体について、まだまだ研究しなければならないことがあるようである。


…と、そんなわけで…どんなわけだ?…とにかく、今夜のライブでお会いできる皆様、精一杯やりますので、どうぞよろしくお願い致します!




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