THE HEAVY METAL！！！

あれは１９８４年のある日、成田空港で
こどものわたしはある人ごみを見つけた。
黄色い声援とプラカードを手にした人達に
囲まれているのは一体何

気になったわたしは、
「ママ、見てきても良い？」
「すぐに戻ってらっしゃい。」
「カメラちょうだい。」
大人達の隙間にもぐり込んで
ぐいぐいと中に入って行き、
一番前に出るとそこには
当時人気絶頂のアイドルLAメタルバンド、
「RATT」のメンバー達が
わたしは彼らの「ROUND&ROUND」
という曲が大好きだったので
大感激！「わーい，ラットだ！」
風貌はステージから飛び出てきたかのような
そのまんまの衣装、
RATTもノリにのっているときだから
すんごいオーラを放っていた
「ちょっと、こ、こわいかも、、、。」
区切られたフェンスの一番前とはいえ
その距離５m。
持ってるカメラを握りしめ、
写真を撮る事も忘れて見入っていると
メンバー達がニコニコしながら
こっちを指差して何かしゃべってる。
そのときの私の格好は
黒のカットソーにゼブラ柄のミニスカート、
レギングスにレッグウォーマー。
LAロック少女こども版。
あれRATTのギターの人が
「こっちおいで」ってやってる
わたしは怖いながらも
コソコソとフェンスの向こう側に行った。
名前はいくつこれからどこに行くの
RATTにインタビューされたわたしは
緊張しながらどぎまぎ答えた。
一緒に写真とる「y,yes....」
メンバーに囲まれて
一緒に写真とってもらって
またコソコソと
ママのところに戻って行った。
「ママ、RATTだったよ！」（興奮気味）
「へー、良かったわね！」（あまり分かってない）
そのときの写真がこれ
って出したいところだけど
クラスのRATT'NROLL男子に自慢して
そのまま写真をあげちゃったから手元にはないの。

ってな感じでヘビーメタル
私には良い思い出がいっぱい。
antique flower heavy metal Teeは
１９世紀アンティークの
フラワーデザインでハートを描き、
幸せの小鳥を飛ばせてみました。
なのに、HEAVY METAL
こういうバランスが好き