本館4月4日UPのSP物語

そのつながりのお話です♪



千葉:「報告書、先輩が書いてください」

相葉:「お前に譲る」

バインダーを互いに押し付ける攻防戦。


千葉:「譲ってもらえるなら俺が喜ぶものにしてくださいよ」

相葉:「不番者を捕まえたのお前だろう?」

千葉:「捕えろって指示したのは先輩ですよ」

    「ここは現場リーダーの先輩が書くの筋じゃないですか」


相葉:「いつも報告書くのは交代で書いてるだろうがぁ」

    「昨日は俺が書いたから千葉の番だろう」


千葉:「昨日は先輩のコンビは俺じゃなかったじゃないですか」


・・・

・・・・・・・


・・・・・・・・


沈黙の中二人の間を行き来したバインダーの動きが止まる。



相葉:「今回は一緒に考えるか・・・」

千葉:「三人よれば文殊の知恵ですね」

相葉:「俺とお前二人で一人足らないけどな・・・」



相葉:「日時   〇月〇日」

    「時間  10時~14時」

    「担当・・・相葉と千葉」


千葉:「先輩・・・ペン先が震えてませんか?」


相葉:「この後のこと考えたら自然にそうなる・・・」

千葉:「先輩がそうなら代表を捉えた僕はどうなるんですか!」

    「あの汚い汚れたコンクリートの壁に代表の顔を押しつけたんですよ」


相葉:「よく気絶しなかったよな」

千葉:「慰めになってませんから」

    

グシャッ

丸めた白い紙が床に転がる。


相葉:「警備対象者、異常なく送迎車に乗車」

    「ここは嘘じゃない」


千葉:「この間の白いとこどう埋めます?」

相葉:「異常なしでいい・・・だろう・・・」

千葉:「ですね・・・」


千葉:「あのあと、代表とつくし様どこ行ったんでしょう?」

相葉:「警備必要なしって言われたからな」



千葉・相葉:「はーあ」

同時に漏れる深いため息。 


                                           お粗末でした。