本館ではすでに完結してしまった『永遠のラビリンス』
こちらではいつ終わるのかなぁ~。
進めずに申し訳ありません。(^_^;)
「どうするの?」
俺が聞きてェよ!的な鋭い目つき。
花沢類の吸い込まれそうな瞳が残虐に見えるのは中身が道明寺のなせる業。
見た目が道明寺の花沢類はのんびりと長椅子に寝転んで読みかけの本を読んでいる。
まるで、そこには花沢類がいる様な柔わらかな雰囲気が包み込む。
こんな穏やかな表情の道明寺見たことない。
道明寺の場合、刺々しい、エネルギー全開で生きてるからなぁ。
確かに私の好きな道明寺じゃない。
そしてその雰囲気は私の初恋の花沢類そのもの。
「なに、俺見て赤くなったんだ」
花沢類の声に道明寺の口調。
「花沢類は、そんなしゃべり方しないでしょう!」
「あっ!」
鼻先に突き刺された花沢類の顔。
その近さには慣れてない。
甲羅があればその中にもぐりこませたいカメの気分を味合ってる。
「類を見ても赤くなるんだな」
「そんなに近く顔を合わせたことあまりないんだからしょうがないでしょう」
「あんまりってことは、少しはあったってことか」
「おまえらキスした仲だしなッ!」
それは高校時代あんたが私をフッタ後でしょう!
私たちの中ではもう決着がついたことで、思い出しもしないわよ。
それにちょっと触れたくらいのキス。
道明寺とはもっとすごいのしてるでしょうがぁーーー。
言葉にするには恥ずかしすぎる。
久し振りにそばでアップで見た花沢類の唇。
道明寺が変なことを言い出すからリアルに感じるその感触。
あれは、たぶんキスに入らない。
はずで・・・
って!
なにするのよ!
私に近づいてくる道明寺・・・
じゃなかった花沢類の顔!
キスする気じゃ・・・ッ
ぎゃーーー!このバカ!
何考えてる!
手に触れたものを思わず横から振りかぶった。
「ウッ・・・」
脇腹を抑え込んだまま膝から落ちる花沢類。
手が掴んでいたものは暖炉の炭を掴む長い棒のようなもの。
すごく握りやすくて振りやすかった鉄製の棒。
「牧野、俺は司みたいに丈夫じゃないからお手柔らかに頼む」
確かに・・・
普段なら唸り声を上げて立ち上がるはずの健康優良児が身動き一つしない。
「道明寺?」
「どうみょうじーーーッ」
道明寺の名を呼びながら花沢類を揺り動かす。
気を失ってる・・・
そこまでひどい強打?
何時もの調子でやっちゃダメだった。
道明寺じゃなく花沢類の身体だもの。
「ごめんなさい!!」
目の前の道明寺の姿の花沢類に必死に頭を下げた。
拍手コメント返礼
あずきまめ様
残酷な瞳の花沢類。
小栗君ならしっかり演じてくれそうな気がします。
つくしちゃん、かなり動揺中?
あの花沢類を司と同等に扱って殴っちゃだめですよね。(笑)
あばら骨大丈夫かしら?
nene様
実際にはつくしちゃんは類君は殴れないと思います。
中身が司でも見た目は類君ですからねェ。
殴りそうになって止まるんじゃないかな?
今回は別館なので遊んでます~。
ツックー 様
司ならこのくらいやらなきゃ効き目がないとか・・・
やっぱり猛獣♪
野獣な類君、どう変わるんでしょうか?
見ものかも~♪