もう一つのデラックス風は・・・
実はこんなお話でした♪
「えっ!ギャ――ッ ワーーーッ」
ほぼ絶叫。
ジェートコースターに乗ってもこれ以上の声は発せないって思う。
机と椅子を蹴散らして床におさえつけられてる道明寺。
その上に乗っかる重量級は無差別級。
流石の道明寺もこの体重差では身動きが取れないらしかた。
「なにするの」
道明寺がつぶされる!!!
巨体は私の力を難なくその肉のボリュウムで跳ね返した。
「うるさいわね。いつも独り占めしてるんだからたまにはいいじゃない」
「やっぱり傍で見るとかわいいッ。食べちゃいたい」
「司君♪」
えっ・・・
あッ・・・
肉まんの様な頬に道明寺の顔がのめり込んでいく。
道明寺が襲われている・・・。
道明寺は気を失っていた方がいいかもしれない。
「どけ! デブ! ブス!」
苦しいそうな息遣いから聞こえる声はまだ気力十分。
でも・・・この人男なんだけど・・・。
ブスって通じるの?
道明寺を膝の間で挟んで道明寺の両肩に手を付く姿勢。
あのまま寝技に持ち込まれたらどうしようもできない。
「こんなところで最期までは襲わないから、ネッ」
ネッって言われてウンって道明寺が答えるはずがない。
「道明寺ッ」
二人の間にできたスペースに腕を滑らせて道明寺の首に抱きついた。
「・・・牧野、うれしいけど・・・くるし・・っ」
あっ・・・
でも今は離れるとやばいでしょうッ。
「もうちょっと我慢して」
そして無理やり身体を小さな隙間に埋め込むように身体を密着させる。
道明寺と重なる鼓動。
まじりあってどちらの心音なのかわからなくなる。
何があっても一緒だからッ。
「あんたたち、なに二人でいちゃついてるのよ」
気が付くと身体に乗っかっていた重みははずれてて、真上から腰に手を当てたままの巨体が私たちを見つめてた。
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