2010年7月の読書のまとめ | 遊んで働くアラフィフ母のブログ

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本のこと、旅のこと、日常のことなどを綴ります

7月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:5675ページ

ふたりの距離の概算ふたりの距離の概算
何故新入生は入部をしなかったのか?マラソン大会を先に出発した奉太郎が、ゆっくりと走りながら、里志、後発の摩耶花、千反田に話を確かめ、最終的に謎の元・大日向と語りながらなぞ解きをする。ホータローも古典部2年目になり省エネ生活から変化して、人と向き合いだしてきたなぁ等々。それにしても、こやつ頭いいよね。そして題名が心憎い!
読了日:07月02日 著者:米澤 穂信
ハードボイルド・エッグ (双葉文庫)ハードボイルド・エッグ (双葉文庫)
読み始めはテンポがもたついて進まなかったけれど、事件がだんだん大きくなってドンドン面白くなる。そして、ハードボイルドもどきの主人公のモノローグとそれに反するダメさ加減、綾さんの絶妙の切り返しとテンポ、素敵な探偵コンビだった。外し加減のウィットに富んだチャンドラーかぶれもまた良し。ラストはホロリと。
読了日:07月03日 著者:荻原 浩
バイバイ、ブラックバードバイバイ、ブラックバード
ちょっと前の伊坂作品に戻った感じで、好み度UP。短編連作で、しかも太宰作品にインスパイアされたとなると、やっぱり文体が軽快でも“死”がちらついて、重い面や深い感じがかいまみれる。5股男の主人公・星野くんも、“バス”の使い繭美ちゃんもいい距離感、やりとりだなぁ、そしていい味。面白かった。
読了日:07月04日 著者:伊坂 幸太郎
「バイバイ、ブラックバード」をより楽しむために「バイバイ、ブラックバード」をより楽しむために
本編読む前に読みかけ、いや、と思い直して中断。個人的には、本編を読んで、余韻を味わってるうちに、この本読んで伊坂さんの考えをかみしめ、太宰の「グッドバイ」で違いを味わう。が良かった。
読了日:07月04日 著者:
女40歳からの「不調」を感じたら読む本 (静山社文庫)女40歳からの「不調」を感じたら読む本 (静山社文庫)
東洋医学視点の身体のメンテについて丁寧に書かれています。元々興味があったので少々内容が物足りないかな?
読了日:07月04日 著者:木村 容子
クジラの彼 (角川文庫)クジラの彼 (角川文庫)
単行本で読んだのですが、表紙も好きだし文庫化されたということで購入。やっぱり良いです、ベタ甘小説。自衛隊三部作を読んだ後なので、やはり「クジラの彼」と「有能な彼女」の海本の前後日譚は特に良かった。
読了日:07月05日 著者:有川 浩
和菓子のアン和菓子のアン
和菓子やという舞台設定の発想がツボでした。そしてポッチャリ系のアンちゃんやオトメンやら男前店長やらの登場人物も非常に生き生きと動いています。日常の謎というのは下手したら退屈に感じてしまますが、和菓子の世界をしっかり織り込みつつのミステリ。想像以上に楽しめました。
読了日:07月06日 著者:坂木 司
GOSICK(5) ―ゴシック・ベルゼブブの頭蓋― (富士見ミステリー文庫)GOSICK(5) ―ゴシック・ベルゼブブの頭蓋― (富士見ミステリー文庫)
シリーズものっていうのは、はまるとドンドン愛着がわいてきますよね。一弥もヴィクトリカもいい感じの関係になってきたけれど、今後周りに巻き込まれどうなるのか心配。
読了日:07月08日 著者:桜庭 一樹
GOSICK〈6〉ゴシック・仮面舞踏会の夜 (富士見ミステリー文庫)GOSICK〈6〉ゴシック・仮面舞踏会の夜 (富士見ミステリー文庫)
ご多分にもれず、これで終わり???というのが感想です。この続きを書いてくれ~~~
読了日:07月09日 著者:桜庭 一樹
Story Seller〈2〉 (新潮文庫)Story Seller〈2〉 (新潮文庫)
このシリーズ、1作目に続き非常に良いです。どの作家さんのも非常にレベルが高い。佐藤さんと本多さんは読んでない作家さんですが、他の作品にも食指が動きます。米澤さんがちょっと?だったかな。
読了日:07月12日 著者:
マンボウ最後の大バクチマンボウ最後の大バクチ
中高生のころはまっていたマンボウ先生。お久しぶりでしたが、相変わらずエッセイの文章が無茶苦茶で、そして発想がハチャメチャで楽しめました。次なる躁病期に新しいものお待ちしています。
読了日:07月12日 著者:北 杜夫
ジェネラル・ルージュの伝説 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C か 1-9)ジェネラル・ルージュの伝説 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C か 1-9)
速水もいいけど、猫田さんもいいわぁ。何にせよ海堂ワールドはお気に入りです。今回はジェネラルに関する短編、物語の連なりができて満足です。そして、「海堂尊物語」では海堂さんAIに傾倒してらっしゃる姿が押しつけがまし位描かれていて、そこもスゴイなぁ。
読了日:07月12日 著者:海堂 尊
大阪人、地球に迷う (集英社文庫)大阪人、地球に迷う (集英社文庫)
読了日:07月16日 著者:わかぎ ゑふ
カンナ 飛鳥の光臨 (講談社ノベルス)カンナ 飛鳥の光臨 (講談社ノベルス)
忍者やら聖徳太子やら大化の改新やら結構ツボです。そして、相変わらずツジツマ合わせて終わってくれませんでしたが、これは続きを読めという高田メッセージということでしょうきっと。やっぱりこのシリーズもはまりそう。
読了日:07月19日 著者:高田 崇史
ダーティ・ワークダーティ・ワーク
連なっているようで連なっていないような短編たち。とっても冷めているようで、あったかい感じ。やっぱり好きなのです、絲山さんの世界は。
読了日:07月20日 著者:絲山 秋子
カンナ 天草の神兵 (講談社ノベルス)カンナ 天草の神兵 (講談社ノベルス)
歴史を遡って、ってところでは面白かったし、シリーズものとして忍者の子孫たちがどうなっていくのか?ってのも面白いんだけど。やっぱり蘊蓄が足りない!!
読了日:07月23日 著者:高田 崇史
深淵のガランス (文春文庫)深淵のガランス (文春文庫)
花師に絵画修復師、そして何とも影のある佐月がいいですねぇ。善じいや明花さんなんていう登場人物も魅力的。やっぱり北森さんの作りだす空気と人物像は非常に魅力的です。
読了日:07月24日 著者:北森 鴻
苦しいけれど、離れられない 共依存・からめとる愛苦しいけれど、離れられない 共依存・からめとる愛
「風味絶佳」やら「冬ソナ」も含め、色んな身近な例を出して、共依存についての考えを語る。共依存って何だろう、、、また考えさせられた。しかし、こういう問題って境界がアイマイなので、本当に難しい。
読了日:07月27日 著者:信田 さよ子
ワーキング・ホリデー (文春文庫)ワーキング・ホリデー (文春文庫)
いきなり現れた小学生の息子、驚きながら夏休みの間一緒に過ごすことになるホストの大和。宅配便の配達者に職を変え、生活する夏の日々。良き主夫の息子と元ヤンとの生活って、、、父子関係もですが、オーナーのジャスミンやらボスやら、小学生の友達やら、職場の同僚やら、いい人だらけなのもどうかと思うけど、やっぱりいいんです。あったかくて、ちょっと切ないお話でした。
読了日:07月27日 著者:坂木 司
踊る大捜査線に学ぶ組織論入門踊る大捜査線に学ぶ組織論入門
踊る大捜査線好きにはたまらない、踊る~を組織論で紐解く本書。そして、組織論を少しかじったものには、具体例で挙げられてくるので、身近に感じて自分の身に置き換えて考えることができました。
読了日:07月29日 著者:金井 壽宏,田柳 恵美子

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