決意の値上げ | RioTube

決意の値上げ

2店舗目オープン時に飲み物だけ薄ら値上げしましたが。

 

今回クレープと一部飲み物の値上げをします。

 

 

そして今日は超ガチのブログです。

こちら側の気持ちを正直に書いてます。

その点ご理解よろしくお願いします。

 

 

そもそもこれまでの僕の考えをまとめると。

 

1.飲み物は100%、クレープは生地、クリーム、野菜、果物あたりが100%、その他のトッピングや調味料全てひっくるめて見ても9割位の材料を常時オーガニックで揃えている点。

(僕が知る限りここまでオーガニック率の高いレストランはまずありません。“100%オーガニック”と言っているジュース屋なども含め。)

 

2.にも関わらず競合店より安い値段で提供している。

 

3.生地から中身まですべてをカスタマイズという新しいスタイルを確立したパイオニアという自負。

 

以上の点を踏まえ、カスタムで2、3個のトッピングとかで$4〜5ドルとかのクレープだと比較的小さめであるものの、僕の中でそもそもアメリカの不必要にデカく下品で重いデザートとは真逆の上品で軽い、食べたあとにもっと欲しいと感じるようなそんな日本のスナックサイズのデザートを紹介するつもりで始めた物なのでそれでよくて。

それでもアメリカ的なデザートクレープ(食べたあとにもうクレープを見たくないような)を欲しい人はトッピングをエクストラで足して$6〜7とかになって他店のような$7〜8ドルのクレープのようなサイズにすれば良いと、それでみんなにフェアだと思っていたので、好みによって小さく安く、もしくは大きくしてそれなりな金額というこのシステムは全ての人にフェアであると考えていたのですが

 

それがどうやら僕の考えがあまりに受け入れてもらえなかったようで、

トッピングをケチって4〜5ドルとかのクレープを購入しておきながらサイズを求めるという信じられないわがままを披露されまくる羽目に。

他店の7〜8ドルとかのクレープとサイズを比べて「小さい」というネガティブレビューになるという悔しすぎる自体。

 

僕としては「え、でも5ドルしか払ってないじゃん、大きくしたいならエクストラで足せばいいじゃん」とか

「ていうかそもそも4、5ドルのデザート大人二人でシェアしてどれだけ食べれると思ってるの??」としか言いようが無い。

 

金額の違いを無視して”小さい”のネガティブレビューでまとめられることのストレスと悔しさをずっと抱えてきました。

 

しかし彼らはいつも言うように極度のsuperficialなので他店より値段が安かったというprosは “サイズが小さい、シェアしたらほとんど食べれなかった” というconsで完全にかき消され、もちろんオーガニックなんて点は触れる人も居ない。

 

これに対して、「みんなずるいよ、ノンオーガニックの値段も全然違うクレープとサイズ比べて小さいという点だけ拾ってネガティブレビューにしてしまうなんて」

 

 

ずーーーーーーっとこの同じネタでイライラし続けるのも疲れました。

 

ただ1つ気付いたのはとにかく彼らは“エクストラ”で払うということに非常に嫌悪感を感じていること。

 

「クリームもチョコソースもエクストラだった!有り得ない!」とかYelpで言われたけど、僕としては「いや、で最終的に幾ら払ったの?」ていう結果論なんですけど、彼らは表面論、「○○ドル払ってトッピングがいくつ付いてくる」という方が安く感じるらしい。

ただこの“付いてくる”という点、結果論から見たら“強制的にトッピング代を払わされて付けさせられてる”なんですけどね。

 

でもわからなくもないなと思うのは最近のグルーポン。

以前は“元々$100が$50ドル!”て感じだったんですが、最近は“$100が$65!更に今日だけのエクストラ20%OFFクーポンが使えます!”

てな手口。

表示額から更にという要素が”エクストラな割引を得ている“と錯覚させて購買意欲に繋げるという。

 

でこれがうまいこといってるから最近のグルーポンは基本の割引額を緩めにし、毎日のようにこの“スペシャルコードを入力して20%オフ!”という“エクストラサービス”をオファーしまくってるのだろう。

 

で、この方程式を当てはめるとウチの“エクストラ払ってあれやこれを足してね”は嫌がられるし、ついトッピングをケチろうと頑張ってくる点も理解出来る。

 

 

なので、

 

「いやでも最終的にそのクレープ幾らだったの?」ていう結果論で納得させることは諦め、

 

クレープを50セント値上げして少しだけ多めに盛ることに決めました。

 

ここで気をつけなければいけないのは元々僕が最も重点を置いてる“薄い生地とトッピングのバランス”という1点と、そして多めに盛ると言っても50セント分多く盛ってしまったら高騰してる人件費、食費、レントなどのコストをカバーするという一番の目的を果たさなくなってしまうので、“薄らだけ多く盛る”というその2点は気をつけなければならない。

 

で、ここ暫く自分でいくつかのクレープをこのエクストラ盛りで食べてみてるのですが、少し中身を増やすだけで大分実際料が変わってくることを実感。

 

なので今まで5ドルだった小さいクレープ(僕はデザートとしてはこれが最適なサイズだと思ってましたが)が今後$5.50で以前より大きめな感じ(結構しっかり目な量)になるという、この7年間の営業で最大の変更です。

 

一番の目的はもちろんコストの高騰をカバーするためという他店同様の理由、そして僕の場合今回書いたようにもう1つの要素が重なり、今回の決断を決めました。

 

個人的にはデザートクレープが6ドル越えになってくるなんて本当に嫌なのですが、アメリカが、そしてお客様がそう求めてるようなので、仕方が無い。

2年で2ドルミニマムウェイジが上がっただけで既にこんなに物価が上がっちゃって、今後another5ドル上げていくなら更なる急高騰が予期されるので北欧諸国みたいなことになっちゃいそうだけど、僕は関係無いしもう知りません。

アメリカが求める状況になっていけばいいんじゃないでしょうか。

 

 

ここ2〜3週間でビバリーヒルズ店から新料金導入開始します。

 

ポスターやメニューなど全て変更しなければいけないので大変ですが1つずつやっていきます。

 

並びのアイスクリーム屋も最近値上げしたし、逆側のネイルサロンは潰れちゃったし。

僕も手遅れになる前に対処しなければ。

 

今日も1日お疲れ様です!

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